稲福沙織 大学院卒業 2015年

 早いもので、大学院入学からあっという間に4年間が過ぎようとしております。私は主に糖尿病網膜症の糖鎖について研究しておりました。当初は、あまりにも壮大で眼科では未知のテーマに気後れしておりましたが、様々な学会で発表させていただくうちに、多くの方が興味を持って下さる分野であることが実感できたのは大きな自信となりました。

 また、 2015年10月からの留学に間に合わせるために3年半で卒業しなければならなかったのですが、なかなか論文のreviseが戻って来ず卒業できないかもしれない…と、心が折れそうになったこともありました。その時に石田教授に言われた「最後まで諦めない!」の一言はとても心に残っており、諦めずにreviseを返した結果、無事にacceptされ卒業、留学に漕ぎ着けることができ、諦めないことの大切さを身をもって学びました。

 最後に研究に際して終始ご支援、ご指導くださいました石田晋教授を始め、直接ご指導いただいた野田航介准教授、研究委員会の先生方、お忙しい中検体を採取して下さった臨床の先生方、多くの助言、励ましを下さいました研究室のスタッフの皆様に深く感謝致します。