臨床指導医育成プログラム体験談(眼形成)

 
水門 由佳

 

2018年度から眼形成トレーニングプログラムに入らせて頂いています。指導医の石嶋漢先生は2018年度をもって退局し、医大前中川眼科に就職されましたが、2019年度も木曜日に大学病院で指導をしてくださっています。また、涙道外来の山本哲平先生、董陽子先生、眼腫瘍外来の加瀬諭先生にもご指導を頂き、眼瞼下垂・皮膚弛緩症・内反症などの眼瞼疾患、眼瞼・眼窩腫瘍、涙道の治療について、学んでいます。


例えば、「内反症」や「眼瞼下垂」と一括りにされる疾患でも、その原因や病態ごとに術式は異なり、術式選択から説明の仕方、実際の手術、フォローア ップの仕方について、直接ご指導頂けるのは大変貴重と感じています。石嶋先生は医学的にも、患者さんとの関係性という意味でも、安全でトラブルの少ない手術を指導してくださっています。

 

今後も研修を続け、より適切な治療ができるようになりたいと存じます。石嶋先生はもちろんのこと、多くの先生方にご配慮頂き、この研修が成り立 っております。この場をお借りし、御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

指導医から一言:石嶋 漢

物事をごまかさず、真っ直ぐ進む先生に、厳しいことを言った事もありますね。それでも研鑽を積み、自主的に様々な病院に見学に行き、新しい技を磨く姿は胸を打つものがありました。焦る必要はありません。先生は石嶋が先生の年代にはしていなかったことを既にしています。中村泰久Dr.、野田実香Dr.、石嶋と続く流れを受け継ぐだけでなく、更に大学院に進み、自ら次の未来を切り開こうとしている先生に心からのエールを贈ります。