臨床指導医育成プログラム体験談(網膜硝子体)

 
品川 真有子

 

4月に大学病院へ戻ってから、清水先生、齋藤(理)先生をはじめ、網膜グループの先生方のご指導どを経験させて頂いています。
術者となってから、ご指導下さる先生方の手術に入ると、器具を持つ角度や、手術の最初から最後までの手順をどのように組み立てているのかなど、今まで助手で入っていた時には気づいていなかった術者の視点で考える事が増えました。毎回とても学ぶことが多いです。
大学病院では、私達に手術の機会がまわってくるのは主に臨時手術ですが、日常の診療以外にも、沢山の仕事を抱えお忙しくされている中で、夜遅くまで一緒に手術に入ってご指導下さる先生方には本当に感謝しております。


大学へ戻る前は、空知にいた期間が長かったのですが、硝子体手術を受けるために札幌まで行けないので……と手術をためらう患者様も多くいました。地元で手術が受けられるような環境ができたらと思います。


硝子体術者としての道のりはまだまだ始まったばかりですので、一つ一つステップアップできるように頑張るのみです。どうぞこれからもご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

指導医から一言:清水 啓史

先生とは眼科医としての年数が近く、かつては同じ病棟係として働いていただけに、先生の指導者として語るのは変な感じがしますが、言わせて貰います。
先生はおそらく元々繊細に動く手を持っていますし、やってやろうという気概、勇気も感じます。色々な病院での経験が生きているのか、硝子体手術もやり方を説明すると最初から何でもできちゃって驚くばかりです。あとは症例を重ね、色々とコツや戦略を掴んでいって欲しいと思います。