野崎 真世

2014年4月より神経眼科の一員となりました。現在、新明先生のご指導のもと、MRI 画像やVEP、OCT をはじめとした検査結果の評価方法や神経眼科疾患の診断と治療について勉強させて頂いています。

神経眼科の分野は診断を間違えると大きな視機能損失をきたす可能性があり、専門医師の診断と治療が急がれます。

 今年は両視神経炎疑いで紹介受診され、視交叉部付近に血管腫が発見された症例を経験しました。脳神経外科の先生方が見事に血管腫を摘出して下さり、驚くほど視力、視野が改善しました。また、23歳男性の抗アクアポリン4抗体陽性症例(NMO)や小児の視神経炎など、年齢も性別も多様な視神経炎の方々の治療に携わることができ、大変勉強になると感じています。

今後、麻痺性斜視の治療にもさらに積極的に取り組んでいきたいと思っております。地道にコツコツ頑張っていきたいと思いますので、ご指導の程、宜しくお願いいたします。

指導医から一言:新明康弘

野崎医師は、今年度から神経眼科指導医育成プログラムに参加していますが、得意の小児斜視手術の技術を生かし、麻痺性斜視で活躍しています。回旋性斜視に対する垂直筋の水平移動術や外転神経麻痺に対する上下直筋のタッキング(西田法)など新しい手術にも積極的に取り組んでいます。国際学会にも2度演題を発表するなど、アカデミックにも活動しています。
その行動にマヨいはありません!