大口眼科クリニック

院長 大口 剛司

2021年5月8日、北2条西28丁目エストラーダ円山2階の医療モールに「大口眼科クリニック」を開院させていだきました。 大学勤務時代は角膜などのオキュラーサーフェス疾患、緑内障を専門としてきました。その節はたくさんの患者さんをご紹介いただきありがとうございました。また同門の先生方におかれましては、開院してからも引き続きご紹介いただき、この場をお借りし感謝申し上げます。開院してまず感じたのは、「世の中には何とドライアイ、緑内障患者さんが多いことか!」でした。 大学時代はシェーグレン症候群、GVHD、スチ ーブンスジョンソン症候群など重症ドライアイ患者さんが多かったですが、クリニックにはあまりいません。いわゆるBUT(涙液層破砕時間)短縮型ドライアイの方が多く、これは失明することはありませんが、QOLが著しく低下している患者さんがいます。大学時代はなかなか一人の患者さんと時間をとって向き合うことができませんでしたが、TFOT (tear film oriented therapy、眼表面の層別治療)の概念に基づきオーダーメイド治療を心掛けております。緑内障に関してはOCTの威力を実感し、改めて早期発見・早期治療の大切さを痛感しております。 ここ円山地区は子供たちがとても多く、斜視、弱視の子がある程度の頻度で来院されるので、小児眼科をまた一から勉強しております。また近年の「The myopia boom、近視ブーム」も相まっており、低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジーを導入し、地域のニーズに応えられるようにしております。大学時代は石田教授をはじめ、諸先生方には本当にお世話になりました。おかげ様で培った経験を活かし、自信を持って開院することができました。 これからも地域医療に貢献できるよう頑張っていきますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 


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