ドライアイ外来 Dry Eye

 

【責任医師】田川義晃

【担当医師】岩田大樹、木嶋理紀、菊地香澄、金谷莉奈、西村萌美

2019年ドライアイ外来が新設されてから早いもので2年以上が経過致しました。開設からまだ2年あまりですが、同門の先生方をはじめとして、学内の先生方や他科の先生方からも多くのご紹介を頂き日々忙しく過ごさせて頂き大変感謝しております。

 

血液内科からはGVHDに伴うドライアイ、第二内科膠原病グループからはシェーグレン症候群の患者さんを中心に院内からも多数のご紹介を頂いております。

 

また、同門の先生方をはじめとして学内の先生方からも、他覚所見に不釣り合いな自覚症状を有するアイペインの患者さんを紹介して頂く機会が増えております。具体的には、いわゆるBUT短縮型ドライアイや術後にドライアイ症状が遷延するような術後遷延性眼痛、眼瞼けいれんと診断できるような患者さんです。2021年度の冬から、そのようなアイペイン患者さんを対象として鎮痛薬であるオピオイドの点眼を行うという特定臨床研究が実施される予定ですが、今後もアイペイン患者に対する新規創薬へ向けた治験や特定臨床研究が行われる見込みです。

 

同門の先生方の勤務される病院やクリニックでも、特に白内障手術は問題なかったはずなのに術後に強いドライアイ症状を訴えている患者さんなどいらっしゃるのではないでしょうか?もし、お困りの患者さんがおられましたら、ぜひともご紹介、ご相談頂けますと幸いです。先生方からのご紹介をお待ちしておりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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生体共焦点顕微鏡により、ドライアイ外来で角膜知覚神経を撮像した写真。
ドライアイでは、健常者と比較して角膜知覚神経の密度低下がみとめられる。