ドライアイ外来 Dry Eye

 

【責任医師】田川 義晃

【担当医師】 担当医師:大口 剛司、岩田 大樹、木嶋 理紀、金谷 莉奈

 

BUT短縮型ドライアイ

開瞼直後に既に涙液層が円形に破綻しているspot break typeのドライアイ。涙液層の不安定性が存在している。

涙液減少型ドライアイ

涙液量の低下がみられ、patchy patternの点状表層角膜症がみられるシェーグレン症候群に伴う涙液減少型ドライアイ。

2019年ドライアイ外来が新設されてから早いもので1年以上が経過致しました。 2020年4月からは外来改革に伴って毎週金曜日午前にドライアイ外来を開かせて頂いています。開設からまだ1年あまりですが、同門の先生方をはじめとして、学内の先生方や他科の先生方からも多くのご紹介を頂き日々忙しく過ごさせて頂き大変感謝しております。


学内や他科の先生方からはドライアイ外来の名前の通りシェーグレン症候群やGVHDに伴うドライアイの患者さんを中心に多数ご紹介頂いております。シェーグレン症候群については第二内科膠原病グループの先生方にお世話になっていますし、最近では血液内科の先生方からは骨髄移植前からスクリーニングを含めたご依頼を頂いているため、発症の経過を追うという貴重な経験をさせて頂いております。従来はかなり重症なドライアイを呈してからしか診る機会がなかったGVHDドライアイですが、発症初期からの介入が有効な可能性もあるのでは?と考えています。
一方で、同門の先生方からは術後に遷延するような術後遷延性眼痛あるいは眼瞼けいれんといえるような患者さんをご紹介頂く機会が増えております。近年注目が集まりつつある、いわゆるアイペインの患者さんたちです。診断基準の改定以後はドライアイと線引きすることがますます難しくなっているところではありますが、お陰様でそのような患者さんのデータが蓄積されることで診断や治療にもある程度の方向性が打ち出せるのではないかと考え始めています。アイペイン自体は、まだまだ新しい領域かと思いますが、今後もニーズが減ることはないだろうと考えていますので、来年度以降はぜひとも蓄積されたデータを成果にしていきたいと思います。


必ずしもドライアイという枠に捉われず、眼痛をはじめ他覚所見からは推定が困難な眼の異常を訴えている方がいらっしゃいましたら、ぜひともご紹介、ご相談頂けますと幸いです。先生方からのご紹介をお待ちしております。今後ともよろしくお願い申し上げます。