眼形成手術外来 Oculoplastic Surgery

【責任医師】石嶋漢

【担当医師】水門由佳、西村萌美

 眼形成外来は石嶋 漢、水門 由佳医師の2名体制で行っております。対応疾患は眼瞼下垂、内反症、流涙症、外反症、結膜弛緩、義眼床形成、腫瘍などで、毎週木曜午前外来、午後手術で診療しております。木曜午後の日帰り手術だけでなく、入院での手術、全身麻酔下での手術も行っております。

 目の外側の疾患であれば対応可能と存じますのでお困りの症例などご相談頂けますと幸いです。 眼瞼下垂は頻度の高い退行性だけでなく、神経原性や、筋原性、先天性なども診療しております。眼瞼下垂を訴える症例の中には、皮膚弛緩や眉毛下垂、腫瘍などの偽眼瞼下垂もみられます。瞳孔異常や眼球運動制限などを確認し、必要に応じてMRIなどの画像診断や採血等を行い、正しく診断をし、適切で安全な治療を提案するように努めています。

 内反症についても、眼表面の評価をし、病態を考えた上で、術式を決定しています。

 腫瘍では、病理検査を行った症例の1%は悪性です。例えば、霰粒腫と思われる中にも、脂腺癌が混ざっていることが知られています。ご紹介いただいた患者さんは多くの場合当日の切除を行い病理検査に提出します。初回の切除のみで比較的良好な経過をたどる症例も多いのも外眼部の腫瘍の特徴です。

 トラブルになりやすい疾患やその相談も、ご紹介いただければ可能な限り迅速に対応させて頂きます。

 今後とも眼形成手術外来を宜しくお願い致します。

上涙小管炎です。菌石の排出に涙小管切開を行うこともあります。

外反症です。瞼の支持組織の緩みが原因のため外科手術を行います。腫瘍で外反を呈することもあります。

右の眼瞼下垂です。瞳孔の左右差を確認し手術適応を判断します。