黄斑外来 Medical Retina and Macula 

 

【責任医師】安藤亮

【担当医師】齋藤 理幸、福津 佳苗、清野 修平、谷向 哲矢、成田 真央、三田村 瑞穂

 

 

 2025年度の黄斑外来は、齋藤、董、清野(有)、清野(修)、三田村、谷向、若林、成田、安藤が担当しております。3月で加瀬先生が抜けたことで、網脈絡膜腫瘍を対応することが増えました。思っていた以上に患者数もいて、慣れない疾患への対応に四苦八苦しております。患者さんを診察する度に、これまで対応してくださっていた加瀬先生への感謝の気持ちが沸き上がります。

 12月には網膜グループ全員が網膜硝子体学会に参加しました。「みんなで学会に行こう」をキーワードに医員の先生みんなが頑張ってくれたのは嬉しかったです。その中で、久しぶりにPDTトリプル療法(以前から北大で行っている新生血管型加齢黄斑変性への光線力学療法)の5年成績を谷向先生にまとめてもらい、黄斑萎縮の発生率は既報と同程度で、複数回PDTを用いたことや脈絡膜が薄いことは影響していませんでした(これがステロイドを併用している効果なのかどうかは分かりませんが)。ここ数年で第2世代抗VEGF薬が多く出現し、PDTトリプルを行うことはかなり減りましたが、今回の結果から治療選択肢としてまだ持っていて良いと感じました。

 現在、網膜色素上皮裂孔(RPE tear)に対するヒトiPS細胞由来網膜色素上皮細胞の治験に参加しています。いずれはRPE障害を生じる多くの疾患に対しての治療手段となり得るもので、その第1歩として北大としても協力していきたいと考えております。発症9か月以内のRPE tearの患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひ黄斑外来へご紹介ください。

 引き続き、メディカルレチナとして多くの網膜疾患について対応して参ります。ご指導ご鞭撻、温かいご支援のほどお願い申し上げます。

↑↑RPE tearの1例。円形にRPEが欠損し(青矢頭)、脈絡膜血管がよく透見されている。OCTではRPEの欠損部(黄矢印)の脈絡膜は他よりも高信号となり、欠損部右側にロールして隆起したRPEがみられる。↑↑