緑内障外来 Glaucoma
【責任医師】木嶋 理紀
【担当医師】菊地香澄、金谷莉奈、新海晃弘、山本拓、陳 進輝、青柳麻衣子、宇野友絵

緑内障外来は、常勤医に加え、ベテランの非常勤医師である青柳 麻衣子先生や宇野 友絵先生、さらには大学院生である菊地先生と山本先生にもお手伝いいただき、充実した診療体制をとっております。また、2020年の4月からスタートした時間外労働をなくするための外来改革の効果も、徐々に出始めています。従来の緑内障外来は水曜午後でしたが、水曜午前・午後の一日体制へと変わり、さらに、不定期の金曜午前外来(陳のみ)も加わりました。このことにより、待ち時間が以前よりも短くなって、患者さんにも好評を博しております。
臨床面では、コロナ禍である2021年度も手術待ちを少しでも改善できるよう、入院・手術制限期間中も極力ペースを落とさないよう手術を行いました。2021年度の入院を要する緑内障手術件数も470件(うちトリプル102件)と、日本トップクラスの手術件数を誇っております。チューブシャント手術は、通常の前房型に加え、より角膜障害の少ない毛様溝への挿入を積極的に行っております。従来の緑内障手術に加え、北大オリジナルのスーチャートラベクロトミー変法などの流出路再建術やチューブシャント手術、さらに経強膜的マイクロパルス毛様体光凝固術などの安全性の高いレーザー手術が加わったことで、これまででは対応の難しかった小児緑内障や難治性緑内障への対応もできるようになりました。
研究面は引き続き新明先生が実務を担当し、基礎研究プロジェクトは、東京都神経科学総合研究所・部門長の原田 高幸先生の協力を得て行っております。また、臨床研究は木嶋先生を中心に、金谷先生や新海先生にも行ってもらっております。
これからも、緑内障治療はもちろんのこと、緑内障研究をも含めた最先端の医療を皆様に御提供できるよう邁進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
経強膜的マイクロパルス毛様体光凝固術