斜視・小児眼科外来 Strabismus and Pediatric Ophthalmology 

 

【責任医師】安藤亮

【担当医師】中村佳代子、水内 一臣、鈴木佳代、柴田有紀子、福津佳苗

 

 

いつも患者さんをご紹介いただき、誠にありがとうございます。

 

斜視・小児眼科外来は2019年度も火曜日の午後に診療を行っております。医師は安藤亮、水内一臣先生、柴田有紀子先生、大学院生の鈴木佳代先生と福津佳苗先生、非常勤の中村佳代子先生の6名です。小児・成人の斜視をはじめ、眼瞼下垂や眼振、先天性角膜疾患などによる弱視の治療や先天白内障の診療などを行っております。2019年春には先天白内障が立て続けに4~5名受診される珍事もありました。

 

外来では待ち時間の長さが近年の問題で、ORTの協力の下、今年から検査の開始時間を早めるようにしました。斜視手術は安藤が大学と時計台記念病院で、鈴木佳代先生が大学で行っておりますが、2018年度は48件(うち時計台記念病院で4件)と40件を超え、これは斜視外来最多ではないかと思います。鈴木佳代先生が三面六臂の大活躍でした。2019年度は半年で22件(同11件)でした(神経眼科での斜視手術を除く)。斜視手術の短縮法では、筋を切除せずタッキングするplicationも始めました。のちのち上下斜視の手術を行う可能性のある症例では前眼部虚血を回避できるため有効です。

 

今年の第44回日本小児眼科学会総会では、ORTの廣岡さんがOCTを用いた固視検査について発表しました。41例の視力良好例を対象に調査したところ、中心固視ときちんと判定できたのは昔からあるビズスコープでは87.8%でしたが、OCTでは92.7%とビズスコープと同等の検出力があることがわかりました。客観的に評価できるという意義が大きく、今後はこれを元に発展させた研究を行って参ります。

 

紹介元の先生方には屈折検査や眼鏡合わせ、術後の経過観察などをお願いすることもありますが、いつもご協力いただき誠にありがとうございます。今後とも、当外来をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

水平垂直の画像両方で中心窩のellipsoid zoneの隆起(foveal bulge)がみられた場合に中心固視と評価した。左の症例はビズスコープはまぶしがりできなかったが、OCTで判断できた。右の症例(8歳)は矯正視力1.0だが、ビスズコープでもOCTでも固視不良で中心固視と判断することはできなかった。