斜視・小児眼科外来 Strabismus and Pediatric Ophthalmology
【責任医師】安藤 亮
【担当医師】福津 佳苗、清野 有紀子、千葉 麻夕子、庄子 尚子
いつも患者さんをご紹介いただき、誠にありがとうございます。 2022年度に引き続き、2023年度の斜視・小児眼科外来は火曜日午前・午後(午前は主に新患)と木曜午後(隔週)に行っております。常勤医師は安藤 亮、福津 佳苗先生で、2023年からは秦先生が加わりました。物腰の柔らかい秦先生はすぐに外来に馴染んでくれました。7月までは非常勤医師の中村 佳代子先生が来てくださいました。8月からは産休育休だった清野 有紀子先生が戻ってきてくれ、とても心強いです。また、5月までは回明堂の門 郁先生が、6月からはKKRの庄子 尚子先生が隔週で火曜午前を手伝ってくれ、小児手術で手薄になる外来を助けてくれています。
斜視手術は2022年度が47件、2023年度は半年で22件でした(神経眼科での斜視手術を除く)。小児白内障手術は2022年度が9件、2022年度は半年で3件でした。年々患者数が増えていますが、全身麻酔枠は以前から変わらず、角膜や眼瞼、網膜と分けるため手術待ちがかなり長期間となっています。そのため、現在は札幌北辰病院や函館中央病院でも手術をさせていただき対応しております。
2023年からは小児眼科学会で庄子先生がポスター発表、弱視斜視学会では廣岡さんが口演発表、臨床眼科学会では千葉先生がポスター発表、地方会では角田先生が口演発表をしてくれました。特に弱視斜視学会で口演発表するというのは自分が北大眼科に来てから初めてのことでとても嬉しかったですし、別稿で廣岡さんが書いてくれていますが、賞を取ったことは望外の喜びでした。また、自分も小児眼科学会のランチョンセミナーでお話しできたことはとても光栄でした。
今後とも、当外来をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
斜視鈎で確保した外直筋。
筋の半分は厚みが正常(青)、半分は菲薄であった(黄)。当科の小児間欠性外斜視の手術例のうち51%でこのような状態が見られた。