北海道メディカルアカデミー
北海道メディカルアカデミーに参加して
南場研一
8月28日(木)北海道標津郡中標津町トーヨーグランドホテルにおいてに第1回メディカルアカデミーが開催されました。陳進輝先生の座長により6つの講演がおこなわれました。道外からも多くの先生にお集まりいただき、網膜硝子体、緑内障、ぶどう膜炎、ドラッグデリバリーと多岐にわたる講演内容で、さらに生化学の先生による細胞の老化についての講演もあり、診療科を超えての講演を聴くことが出来ました。また、演者と聴講者との距離が近い会場でしたので、忌憚のないディスカッションがおこなわれ活気ある講演会となりました。
8月29日(金)エクスカーション1日目:
-知床半島の先端にてカラフトマス釣り-
早朝にホテルを出発し、知床半島の付け根にある羅臼町を通り抜け、知床半島の先端を目指します。車で行くことが出来るのは相泊までで、相泊からはチャーターした船で海からカラフトマスが登る川の河口を目指します。知床半島は2005年に世界遺産に登録されましたが、さすが世界遺産、船からみる海岸線はまさに絶景、海岸ギリギリまで山が迫り出し、数々の滝が海へ流れ落ちています。さて、河口へ到着すると各自カラフトマスを狙って投げ釣り開始です。この日は晴天で風もなく最高の天気でしたが、残念ながら魚影が薄く、当たりもなかなかありません。5年前に同じ場所に来たときには、ほんの数メートルの川幅の河に、所狭しとカラフトマスが折り重なるように河を遡っていくすばらしい光景を目撃しているだけに、ちょっと残念でした。誰もが今日はダメかなと諦めかけていたときに、阿部先生にヒット!見事なカラフトマスをつり上げました。おめでとうございます。つり上げたカラフトマスは剥製にされたとお聞きしましたが、いかがでしたでしょうか。その後は当たりが少ないため河を移動したのですが、そこでは中西先生、そして何と濱中先生の奥様が続けてつり上げました!
8月30日(土)エクスカーション2日目:
道東の山中にてヤマメ・オショロコマ釣り皆さんご存じでしたでしょうか。陳先生はグルメ(および緑内障)だけではなく、釣りのエキスパートでもあるのです。事前に陳先生が入念な下調べをした上で、大漁が約束されているポイントに連れて行ってくれます。
上流より釣り下る陳先生グループと、下流から釣り上るグループと二手に分かれましたが、我々、下流から釣り上るグループは、沢の数々の難所を通って登って行かなければなりません。中標津町で開業されている粂田先生に沢を先導していただき、ヤマメ・オショロコマを釣りながら沢を登っていきます(基本、キャッチアンドリリースです)。すばらしい山渓を楽しみながら釣り進んでいくのですが、沢を移動するのは結構大変です。ウエーダーという腰まで浸かっても大丈夫な胴長をはいて、途中川を渡ったり、川沿いの岩を登ったりしなければなりません。川の流れに負けて流されそうになったり、岩から転げ落ちそうになったり(実際、滝壺に落ちて水没した方もいました)と、スリル満点、、、というよりも、命の危険を感じます。また、道東の山の中ですから当然ヒグマと遭遇する可能性もありますので、鈴を鳴らし、できるだけ孤立しないようにしなければなりません。釣りのスタイルは個々それぞれで、エサ釣り、ルアー釣り、フライ釣り、テンカラ釣りと様々です。それぞれ大満足の釣りざんまいとなりました。
来年も再び中標津でお会いしましょう。