兄弟寿し
新潟市の中心部にあるカウンター8席だけの人気寿司店。店内に入ると、和が漂う白木のカウンター席があり、42才という若き店主が出迎えてくれた。この店は一斉スタートの1日2回転。この日は1月の真冬だったが、店内は床暖房なのか足下はとても暖かかった。
まずは、店主の軽妙な挨拶があり、コースがスタート。アルコール類はビールから焼酎、日本酒まで一通り揃っているが、地元新潟の日本酒がお勧めだ。中でも「加茂錦」が傑出しており、とくに「BRILLIANCE 出羽燦々」とこの店のオリジナル「兄弟寿司HONMA EDITION」が素晴らしかった。
コースは、握りとつまみが交互に出てくるスタイルで、素材はどれも一級品。シャリは硬めながら、酢が柔らかくて万人受けするタイプ。雰囲気も含めて、銀座の寿司店と遜色ない充実ぶりで、2時間15分という時間があっという間に過ぎ去っていった。(2024年10月追加)
https://www.instagram.com/kyodaisushi_niigata/?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ%3D%3D
https://omakase.in/ja/r/bi912043
新潟市中央区東堀通8番1427-2
電話番号:025-224-9581
定休日:日曜(不定休あり)
営業時間:17時半スタートと20時半スタートの2部制
予算:お任せコース22000円
アクセス:JR新潟駅西口から駅前通りを進み、萬代橋、ホテルオークラ新潟、第四北越銀行を過ぎ、ゆうちょ銀行新潟中店のある小路を右折する。広い新堀通り(右にホテル クラウンヒルズ新潟)を過ぎてさらに進むと右側にある。JR新潟駅から約2㎞
最寄りのランドマーク:第四北越銀行新潟支店、ゆうちょ銀行新潟中店
お勧めポイント:地方の域を超えた東京レベルの素晴らしい店
一軒家のココです 店内に入ると、和が漂う白木のカウンター席があり、42才という若き店主が出迎えてくれた ドリンクメニュー1 ドリンクメニュー2 最初に注文したのは、地元の酒蔵・八海山が造る地ビール・ライディーン 最初に出てきたのは、新潟県五泉市のブランド里芋「きぬおとめの唐揚げ」 次にいただいたのは、佐渡の銘酒「北雪 大吟醸YK35」。もちろん、美味しい! 握りの1貫目は「新潟の真鯛の昆布締めの握り」 握り2貫目は「佐渡の生鯖の握り」。アニサキス対策としてマイナス60度で冷凍にしてあるそうだが、食感は身がしっかりとした生鯖だ つまみの2品目は「真穴子の塩焼き」。大振りなので骨切りがされている。泥臭さは一切なく良質の穴子だが、やや火が入りすぎていてパサつく 握り3貫目は「甘エビ」。いつもは3本づけらしいが、今回は大振りなので2本とのこと。歯切れといい、甘みといい、最高レベルの南蛮海老だ 握り4貫目は、南蛮海老を食べて育っているという「佐渡産ノドグロの炙り」。かなり大きな個体らしく、南蛮海老の味噌を挟んでいる。とてもジューシーで身がみずみずしく、非常に脂がのっている つまみの3品目は「アオサと梅の茶碗蒸し」。アオサの香りが最高で、アオサがこれほど茶碗蒸しに合うとは、ちょっと意外だ 職人さんが、4日熟成した11キロの佐渡の寒ブリを捌くパフォーマンをしてくれたこの店のオリジナル「加茂錦 兄弟寿司HONMA EDITION」 捌いた後の寒ブリ 握り5貫目は「新潟産サワラの藁炙り」。サワラが柔らかくネットリとりとして香り良し 握り6貫目は、先ほど捌いてくれた「佐渡の寒ブリ」。微かにブリの香りがするが、本マグロの大トロと間違えてしまうくらいとろける つまみ4品目は「佐渡産真鱈の白子の塩焼き」。これは普通 「加茂錦」人気のシリーズ「荷札酒」。これは備前雄町米を使った純米大吟醸生酒 「加茂錦」人気のシリーズ「荷札酒」。これは渡船弐号米を使った純米大吟醸「短稈渡船 無濾過 仲汲み」 加茂錦「BRILLIANCE 出羽燦々」。特にお勧め! 握り7貫目は「新潟産コウイカ」。塩と生姜でいただくというのはかなり珍しい。歯切れ良く美味しい 握り8貫目は小西商店の「北方領土産バフンウニ」。オフシーズンであるこの時期のバフンウニとしては悪くなく、三河湾焼海苔の香りも最高 つまみ5品目は「糸魚川の雌ハタハタの塩焼き」。中骨が抜いてあり、干しているので味わい深い 握り9貫目は「本鮪トロの漬け」。醤油にスルメイカの肝を入れてコクを増しているという。漬けがかなり浅めなので言われなければ分からないが、確かに味わいに深みが増している 握り10貫目は「新潟産釣り真鰺」。擦ったネギが挟んでおり、鮮度も含めて美味しい つまみ6品目は、魚沼の牛木きのこ園のブランド椎茸「天恵菇(てんけいこ)の塩焼き」。ブランド椎茸というわりには北海道の「王様椎茸」ほどではない 箸休めの「大根漬け」。柚子の香りがいい 握り11貫目は「コウバコガニの手巻き」 内子、外子、蟹の身、全てを味わうことができて最高!!しかし、有明産焼き海苔は三河湾ほど香らなかったのが残念 「アラの味噌汁」。具材は一切入っていないが、魚のアラの旨味満点 握り12貫目は「穴キュウ」。新潟ならではのクルミが入った太巻き。玉子焼きだけでなく、大根漬けが入っているのも独特 締めの「玉子焼き」。江戸前風の海老が入った玉子焼きで、食感はふんわりとスフレのよう。甘み、香り、塩味のバランスが良い。そしてコースの最後は、村上産の紅茶で終了となった