栃木県

餃子舗 宇都宮みんみん 駅東口店

 宇都宮餃子では誰もが知る人気チェーン店。現在、本店も含めると16店舗がある。栃木県では「ぎょうざ専門店 正嗣」と並び人気がある。「ぎょうざ専門店 正嗣」も「餃子舗 宇都宮みんみん」もどちらも小ぶりな餃子である。どちらかというと、「ぎょうざ専門店 正嗣」の方が味がサッパリした感じで、地元客に人気であるようだ。しかし、僕は「ぎょうざ専門店 正嗣」よりも「餃子舗 宇都宮みんみん」の方が好み。ネギの風味が餃子に深みを与えていて好みなのである。
 両店とも基本メニューは「焼餃子(しゃおちゃおず)」と「水餃子(しゅいじゃおず)」、そして「揚餃子(やんちゃおず)」の3つ。「ぎょうざ専門店 正嗣」と同様に、「水餃子」は茹で汁の中に入っているだけで味が付いていない。なので、焼き餃子のようにタレに漬けて食べるか、直に湯の中に醤油や酢、ラー油を入れて食べるのである。「焼餃子」は、外が羽根付き餃子のようにカリッと焼かれていて、中はジューシーで1番のお勧め。1人3人前は軽くいけるほど美味しい。一方、「揚餃子」はジューシー感がなくお勧めではない。餃子以外の食べ物としては「ライス」と限定50食の「炸醤麺(ジャジャメン)」がある。ちなみに、宇都宮駅付近はこの「駅東口店」とJR宇都宮駅西口・パセオ3階に「ホテル アール・メッツ店」があり、「ホテル アール・メッツ店」の方が平日は21時までやっているので便利。ちなみに、下記のウェブサイトからこの店の冷凍餃子が購入可能だ。(2013年9月追加)
http://www.minmin.co.jp/store/products/list.php

宇都宮市宮みらい1-13  
電話番号:028-651-6810
定休日:木曜
営業時間:10時~20時
予算:焼餃子(6個)240円
アクセス:駅の東口を降りるとすぐ。JR宇都宮駅と直結。
最寄りのランドマーク:JR宇都宮駅
お勧めポイント:チェーン店でありながら美味しい宇都宮餃子の店

川蝉

 今年で38年目を迎える食べログで人気の鰻店。1階と2階に客席があり、1階にはカウンター席6つと4名用のテーブル席が1つ、そして2階には2つの個室がある。個室は3名以上であれば使用できる。メニューを見ると、鰻の他にその日入荷した様々な魚貝の刺身、さらに焼魚やちょっとした酒のアテも揃っている。なので、まずは酒の肴に一杯やって、最後の締めに鰻を食べるといった居酒屋的な使い方もできる。
 鰻は焼き上がるまで30分以上かかるため、まずはビールで一杯やって待つことに。メニューを見ると、メニューには鰻重以外の価格表示がない。また、鰻の他にその日入荷した様々な魚貝の刺身、「刺身」は内陸にある宇都宮とは思えないくらい鮮度が良く美味しい。また、白焼きもフックラとしていて焼き方も見事。鰻の泥臭さも一切感じられない逸品であった。但し、「刺身」も「白焼き」もワサビが擦りたての本わさびでなかったのが残念。「鰻重」の蒲焼きは皮目がカリッと香ばしく焼かれ、身はフワッとしていて美味しい。さらに、栃木県産の米も艶々に炊きあげられ、「肝吸い」も悪くなかった。但し、タレが甘めなので、どちらかというと僕好みではなかった。これでタレがサッパリとした辛口であれば、更に評価を高くしても良いかも。
 それにしても、親父さんもお母さんも非常に親しみやすく、家族的でアットホームな雰囲気がいい。また、前述のように店内は席数がかなり少ないため、予約ですぐに満杯となってしまう。しかも、予約は基本的に1巡目のみを受け付けているため、かなり前から予約していなければ予約は困難かもしれない。しかし、もしもどうしても当日に訪れたいなら、一巡目が帰る20時~20時半頃に電話をすれば入れるかも。ちなみに、小学生以下の子供は入店できないのでご注意を。(2013年9月追加)

宇都宮市大通り5丁目1−9  
電話番号:028-625-5483
定休日:日曜・祝日
営業時間:【月曜~金曜】11時半~13時半、17時~22時、【土曜】17時~22時
予算:鰻重(松)3465円、(竹)2835円
アクセス:JR宇都宮駅西口を出て大通りを進む。宮の橋を渡り、300mほど進むと「宇都宮記念病院総合検診センター」が見えるので、手前の小路を右折する。150m 進むと右側に見える。JR宇都宮駅西口から徒歩10分。
最寄りのランドマーク:宇都宮記念病院総合検診センター
お勧めポイント:居酒屋的な使い方もできる素晴らしい鰻店

佐野ラーメン


栃木県佐野市のご当地ラーメンである。青竹の棒を使い、それに体重をかけるようにして生地を伸ばして打つ。基本的には中太の縮れた平麺であるが、店によっては中細麺のことも。スープはオーソドックスな澄んだ醤油味で、鶏ガラや豚骨を使用している。まるで中華そばのようなサッパリとした醤油ラーメンで、このようなラーメンは佐野市だけでなく、栃木市など北関東でも見られる。

青竹手打ちラーメン 日向屋

 佐野市郊外にある人気のラーメン店。周りには田んぼが広がり、店の前にはのどかな田園風景が広がる。土曜日の今回は開店10分前に到着。しかしながら、駐車場は既に満杯(店の前の駐車場以外にも隣に駐車場がある)。さらに、店の前には20人くらいの行列が出来ていた。開店時間となったが一向に開店する気配がない。常連客によるといつも10~15分くらい遅れて開店するらしい。なので、この店は開店前に並ぶのではなく、3回転目くらいの開店1時間後12時くらいがベストかも。 
 店内は入ると、右奥にオープンキッチンとカウンター席が、右手前にテーブル席が、さらに左側には小上がりがある。メニューは醤油味の「ラーメン」のみととてもシンプル。他にトッピングが異なるだけの「チャーシューメン」や「ニンニクラーメン」、「メンマラーメン」、「ワカメラーメン」、「コーンラーメン」があるだけだ。客の2組に1組くらいの割合でラーメンと一緒に「餃子」も注文していたので、僕もそれに倣って「餃子」と「ラーメン(+煮卵をトッピング)」を注文。
 先ず餃子が出てきたが、かなり大ぶりの餃子である。同じ栃木県の「宇都宮餃子」を見慣れた僕にとっては、「佐野餃子」はかなり大きく感じられる。中の餡は歯ごたえを残したキャベツがメインで、「宇都宮餃子」同様サッパリとした感じだ。「ラーメン」は色が薄く澄んでおり、醤油ラーメンというよりは塩ラーメンに近いかも。スープを啜ると鶏の旨味が広がり、スープだけで評価すると全国的に見ても最高レベルの味。思わず、仙台の名店 「中華そば 嘉一(→ その他日本の旨い店・宮城県の頁を参照)」 を彷彿させるようなラーメンである。麺は佐野ラーメンの麺にしてはやや細めの中細縮れ麺。そのせいか、麺は“給食の麺?”と感じるくらいコシがない。にもかかわらず、“麺を固めに”とリクエストしている客は見当たらない。バラ肉と使ったチャーシューはトロっとして美味しいので、「チャーシューメン」の方が良いかも知れない。また、実家が野菜農家なのだろうか?レジ前には“ご自由にお持ち帰りください”と書かれた袋入りのキュウリやナスなどが置かれていた。(2013年7月追加)

栃木県佐野市免鳥町548-7  
電話番号:0283-22-4620
定休日:水曜 
営業時間:11時~14時半、17時~20時半 
予算:ラーメン550円、チャーシューメン800円 
アクセス:東武佐野線、JR両毛線佐野駅から3㎞。 
最寄りのランドマーク:セイジョー免鳥店、免鳥町交差点 
お勧めポイント:全国的に見ても最高レベルのスープが味わえる

創作和料理 みつわ 宇都宮店

 宇都宮の中心部にある日本料理の店。元は別の場所にあったが最近この場所に移転してきたらしく、店内は広々として清潔感が漂う。靴を脱いで上がると、右側にはオープンキッチンのカウンター席が、左奥には個室がある。日本料理店というよりはどちらかといえば現代的な居酒屋のようなインテリアだが、ある意味オシャレな雰囲気でもある。
 この日は接待だったため、食べたコースの値段は不明だが、いろいろな海鮮素材を使った料理が出てきた。しかも、内陸の宇都宮であるにも関わらず「礼文のウニ」など、どれも全国から取り寄せた厳選された素晴らしいものだった。先ずは「マグロの漬けの握り寿司」からスタート。「鱧と初松茸のお吸い物」や「アワビのステーキ肝ソース」などどれも美味しい。さらに、最後のご飯に至るまで十分満足いくものであった。生ビールはプレミアムモルツで、地元名産の「大谷石」のコースターがこれまたいい。また、日本酒は種類こそ少ないものの、「磯自慢の大吟醸」や「純米大吟醸 スーパーくどき上手」、「特別純米中取り原酒 山和」など、コクや香りを十分感じられる素晴らしいセレクトだった。この満足度から考えても、間違いなく栃木県の最高レベルにある日本料理店であろう。(2013年7月追加)

宇都宮市西2-6-13  
電話番号:028-632-0707
定休日:日曜・祝日 
営業時間:11時半~13時、17時半~22時 
予算:【ランチ】2100円~(季節のおまかせコース10000円)、【ディナー】季節のおまかせコース10000円から 
アクセス:東武宇都宮駅を出て日光街道を左(南方向)へ進む。「原眼科病院」を過ぎ、「松ヶ峰1丁目交差点」を右折。4本目の「材木町通り」を左折すると左側。東武宇都宮駅から徒歩10分。 
最寄りのランドマーク:もみじ通りと材木町通りの交差点付近 
お勧めポイント:海鮮素材を使った美味しい日本料理店