石川県

天ぷら 小泉

 ミシュランガイド2021で2つ星を獲得した人気の天ぷら店。店は片町の大通から少し入った住宅街にある一軒家で、隣には同じくミシュランガイド2つ星の有名フレンチ店がある。入口を抜けると手前に個室があり、奥には白木のカウンター席もある。カウンター内にいた坊主頭の店主は、恰幅が良い割りには若く見える。初の今回は、19800円のおまかせコースで注文。飲み物のメニューはなく、グラスワインは白のみ(この日はマコン・ヴィラージュ)。店主は日本酒に造詣が深いようで、日本酒の品揃えはいろいろあるようだ。
 突き出しとして出てきた1品目は、「ズワイガニの抱き身と菊、春菊、大根」。蟹の香りに野菜の食感がマッチしている。2品目の「アオリイカと氷見の寒鰤の刺身」。アオリイカは塩とスダチでいただく。寒鰤は辛味大根と醤油でいただいたが、かなり脂がのっていたので、地元の柚子南蛮を加えて食べた方がより美味しかった。3品目は、「生湯葉とコウバコガニのべっ甲餡がけ」。生湯葉はクリーム様にトロトロで、これにコウバコガニの内子や外子、さらに蟹味噌が加わって最高の一品となった。
 ここからは天ぷらとなる。天つゆはやや甘めで、胡麻油の香りがしない関西風の天ぷらだ。スタートは「ハタハタ」から。魚からのスタートとは珍しい。大根おろしと天汁でいただいたが、ハタハタ特有の身の食感が良かった。天ぷら2品目の「天然ホタテ」は、レモンと塩でいただく。塩単独で食べるよりもレモンを少し絞った方がより甘味が感じられた。3品目は「ムカゴの天ぷら」。ネットリと香りが強いので、こちらは塩よりも天つゆの方が良かった。4品目は「加賀蓮根」。皮と身の両方が出されたが、やっぱり身の方がシャキシャキして美味しい。口直しは、「皮を湯引きしたミニトマトとクレソン、らっきょう」。天ぷらの6品目は、「海苔の天ぷら 生ウニのせ」。塩をかけて食べると海苔のサクサク感とバフンウニのネットリトロトロした食感が絶妙。7品目は、「ズワイガニの蟹味噌のせ」。凝縮した蟹の旨味が爆発で、これは今日一番の美味しさだった。8品目は、「雲子(真鱈の白子;タチ)の大葉まき」。外がサクッと、中がトロッとしていていい。9品目となる「能登の原木椎茸」は、衣がほとんどないせいか油が染みてしまい油っぽい。また、閉じ込められているはずの椎茸エキスのジューシーさもなく、失敗作と言っても良いくらいの出来。10品目は「能登牡蠣」。レモンと塩でいただいたが、ふっくらとクリーミー。11品目の「サワラ」は、醤油と浅葱でそのままいただく。味は濃いめだが、火の通りが素晴らしく、これは本当に美味しい!!12品目は「七尾の牛蒡」。出汁で煮込んで味が染みているので、そのままいただく。13品目の「穴子」は天つゆで食べてみたが、やっぱり天つゆが甘いので、レモンを絞って塩で食べた方が良かった。
 いつになったら天ぷらの王道である車海老が出てくるのかな?と思っていたら、ご飯物となってしまった。ご飯物は、「天茶」、「天丼」、「ばら天丼」の中から選ぶことができるが、今回は「天茶」をチョイス。具材は海老のかき揚げで、出汁ではなく煎茶と塩による天茶だった。これが妙に油っぽく感じられたので、天丼の方が良かったのかも。そして、水菓子の「岐阜の富有柿とシャインマスカット」でコースが終了となった。
 天ぷら自体は良かったが、天つゆが甘めなことと胡麻油が香らない点や、車海老が出てこなかったことなどは、海老好きの僕的にとってはマイナス評価となった。(2022年12月取材/2023年9月追加)
https://tempura-koizumi.jp

金沢市池田町4番丁34 
電話番号:076-223-0023
定休日:日曜(不定休あり)
営業時間:12時〜、18時〜20時
予算:【ランチ】おまかせコース13200円、【ディナー】おまかせコース14300円と19800円
アクセス:JR金沢駅の鼓門を出て、金沢駅通りを近江町市場方向へ向かう。金沢エムザ(mZA)のある交差点を右折し、百万石通りを香林坊方面へ向かう。みずほ銀行、東横イン、大和・香林坊店、スターバックスコーヒーの入っている香林坊東急スクエアを過ぎ、北國銀行のある片町交差点を左折して犀川大通りを進む。2つ目の大工町交差点の信号を右折して進む。有料パーキングの間の小路を左折して進むと右側にある。JR金沢駅から約1.7㎞
最寄りのランドマーク:金沢エムザ(mZA)、大和・香林坊店、香林坊東急スクエア、犀川大通り、大工町交差点
お勧めポイント:金沢ナンバーワンの天ぷら店

店は片町の大通から少し入った住宅街にある一軒家で、隣には同じくミシュランガイド2つ星の有名フレンチ店があります ココです! 入口を抜けると手前に個室があり、奥には白木のカウンター席も。カウンター内にいた坊主頭の店主は、恰幅が良い割りには若く見える(後ろ姿) 初の今回は、19800円のおまかせコースで注文。突き出しとして出てきた1品目は、「ズワイガニの抱き身と菊、春菊、大根」。蟹の香りに野菜の食感がマッチしている 2品目は「アオリイカと氷見の寒鰤の刺身」 アオリイカは塩とスダチでいただく。寒鰤は辛味大根と醤油でいただいたが、かなり脂がのっていたので、地元の柚子南蛮を加えて食べた方がより美味しかった
3品目は、「生湯葉とコウバコガニのべっ甲餡がけ」 コウバコガニの身はもちろん 下に入っている生湯葉はクリーム様にトロトロで、これにコウバコガニの内子や外子、さらに蟹味噌が加わって最高の一品 飲み物のメニューはなく、グラスワインは白のみ(この日はマコン・ヴィラージュ)。店主は日本酒に造詣が深いようで、日本酒の品揃えはいろいろあるようだ ここからは天ぷらとなる。天つゆはやや甘めで、胡麻油の香りがしない関西風の天ぷら スタートは「ハタハタ」から。魚からのスタートとは珍しい。大根おろしと天汁でいただいたが、ハタハタ特有の身の食感が良かった 天ぷら2品目の「天然ホタテ」は、レモンと塩でいただく。塩単独で食べるよりもレモンを少し絞った方がより甘味が感じられた 3品目は「ムカゴの天ぷら」。ネットリと香りが強いので、こちらは塩よりも天つゆの方が良かった 4品目は「加賀蓮根」。皮と身の両方が出されたが、やっぱり身の方がシャキシャキして美味しい 口直しは、「皮を湯引きしたミニトマトとクレソン、らっきょう 天ぷらの6品目は、「海苔の天ぷら 生ウニのせ」。塩をかけて食べると海苔のサクサク感とバフンウニのネットリトロトロした食感が絶妙 7品目は、「ズワイガニの蟹味噌のせ」。凝縮した蟹の旨味が爆発で、これは今日一番の美味しさだった 8品目は、「雲子(真鱈の白子;タチ)の大葉まき」。外がサクッと、中がトロッとしていていい9品目となる「能登の原木椎茸」は、衣がほとんどないせいか油が染みてしまい油っぽい。また、閉じ込められているはずの椎茸エキスのジューシーさもなく、失敗作と言っても良いくらいの出来 10品目は「能登牡蠣」。レモンと塩でいただいたが、ふっくらとクリーミー 11品目の「サワラ」は、醤油と浅葱でそのままいただく。味は濃いめだが、火の通りが素晴らしく、これは本当に美味しい!! 12品目は「七尾の牛蒡」。出汁で煮込んで味が染みているので、そのままいただく 13品目の「穴子」は天つゆで食べてみたが、やっぱり天つゆが甘いので、レモンを絞って塩で食べた方が良かった いつになったら天ぷらの王道である車海老が出てくるのかな?と思っていたら、ご飯物となってしまった。ご飯物は、「天茶」、「天丼」、「ばら天丼」の中から選ぶことができるが、今回は「天茶」をチョイス 具材は海老のかき揚げで、出汁ではなく煎茶と塩による天茶だった。これが妙に油っぽく感じられたので、天丼の方が良かったのかも そして、水菓子の「岐阜の富有柿とシャインマスカット」でコースが終了となった

金のシュークリーム

 JR金沢駅構内の金沢百番街にある「ル ミュゼ ドゥ アッシュ 百番街店」が販売する人気のシュークリーム。この店は有名パティシエ・辻口博啓(つじぐちひろのぶ)が石川県内に展開するスイーツ店の1つ。この「金のシュークリーム」の他、「YUKIZURI雪吊り(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」や「オリジナル バウム(金のバウム・大麦バウム)」なども販売している。
 このシュークリームは加賀百万石をイメージしているのか?シュークリームの表面にはなんと!金箔がトッピングされているのだ。味に関係しない金箔など無駄という考え方もあるが、とにかくお土産としてのインパクトはあるのだ。
 パイやバゲットの表面を彷彿とさせるシュー皮はまさにクロッカンシューで、サクサク、カリカリ、ザクザクなどいったいろいろな食感を楽しめる。また、ハチミツ入りのカスタードクリームも甘さ控えめかつ滑らかで、実に美味しい。同じフロア内にある「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ フレ(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」が販売する「ミュゼ」と一緒に購入して、列車内で是非食べてみては。(2022年12月取材/2023年9月追加)

金沢市木ノ新保町1-1 JR金沢駅 金沢百番街あんと内  
電話番号:076-234-1660
定休日:無休
営業時間:8時半〜20時
予算:金のシュークリーム351円
アクセス:JR金沢駅構内
最寄りのランドマーク:JR金沢駅
お勧めポイント:JR金沢駅内で有名パティシエ・辻口博啓のケーキが購入できる

JR金沢駅構内の金沢百番街「あんと」の中にあります ココです! これが「金のシュークリーム」。表面にはなんと!金箔がトッピングされている パイやバゲットの表面を彷彿とさせるシュー皮はまさにクロッカンシューで、サクサク、カリカリ、ザクザクなどいったいろいろな食感を楽しめる ハチミツ入りのカスタードクリームも甘さ控えめかつ滑らかで、実に美味しい

ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ フレ

 JR金沢駅構内にある金沢百番街は、金沢土産の専門店が集まる「あんと」とコンビニなどが入る「あんと西」、そしてファッション・雑貨・カフェの「Rinto」という3つのエリアに分かれている。この「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ フレ」は、石川県立美術館内にあるカフェ「ル・ミュゼ・ドウ・アッシュKANAZAWA(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」と同じく、有名パティシエ・辻口博啓(つじぐちひろのぶ)によるスイーツのテイクアウト店である。同じフロア内には、「YUKIZURI雪吊り(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」「金のシュークリーム(→ その他日本の旨い店・金沢市を参照)」、「オリジナル バウム(金のバウム・大麦バウム)」などを販売する「ル ミュゼ ドゥ アッシュ 百番街店」も入っており、いずれの店も朝から営業しているので、列車に乗る前に金沢土産を購入する際にとても重宝する。
 店名のFrais(フレ)とは、フランス語で“新鮮”を意味し、この店では旬の新鮮な果実を用いたスイーツを販売している。僕のイチオシは、何と言っても店名にもなっている「ミュゼ」。とろけるようにミルキーなチョコムースと、中心のレモングラスが香るハチミツクリームとの相性が絶妙。甘さも程よく、チョコレートケーキとしてはほぼ100点満点の出来だ。その他のお勧めとしては、「セゾン・ド・ガトー」や「ピスターシュ」、「クラシック・ショコラ」など。「セゾン・ド・ガトー」とは、いわゆる季節のショートケーキ(この時はイチゴ)のことで、とにかく生クリームが洗練されていて秀逸。また、スポンジも玉子の風味がして美味しいが、きめ細やかさに欠けるのがちょっと残念。「ピスターシュ」は、濃厚で重層感のあるピスタチオの存在感が抜群で、ケーキ「オペラ」のピスタチオ版といった感じ。上に散らしたピスタチオやクランチ、フランボワーズジャムなども素晴らしいアクセントになっている。「クラシック・ショコラ」は、濃厚なカカオの香りが最高で、ドライな生地の食感と生クリームとの相性もいい。(2022年12月取材/2023年9月追加)

金沢市木ノ新保町1-1 JR金沢駅 金沢百番街あんと内  
電話番号:076-234-1660
定休日:無休
営業時間:8時半〜20時
予算:ミュゼ594円
アクセス:JR金沢駅構内
最寄りのランドマーク:JR金沢駅
お勧めポイント:JR金沢駅内で有名パティシエ・辻口博啓のケーキが購入できる

JR金沢駅構内にある金沢百番街の「あんと」の中にあります 「あんと」のフロア内には、金沢土産の専門店が集まっています この店の僕の一押しは、店名を冠した「ミュゼ」。「ミュゼ」の詳しい説明イラスト これが実際の「ミュゼ」 とろけるようにミルキーなチョコムースと、中心のレモングラスが香るハチミツクリームとの相性が絶妙。甘さも程よく、チョコレートケーキとしてはほぼ100点満点の出来 「ピスターシュ」は、濃厚で重層感のあるピスタチオの存在感が抜群で、ケーキ「オペラ」のピスタチオ版といった感じ。上に散らしたピスタチオやクランチ、フランボワーズジャムなども素晴らしいアクセントになっている 「クラシック・ショコラ」は、濃厚なカカオの香りが最高で、ドライな生地の食感と生クリームとの相性もいい 「ルージュエノワール」。フランボワーズのソースとオペラを圧縮したような食感のアールグレイチョコケーキのバランスは良い。しかし、お勧めというほどではない 「フロマージュ クラッシック青山椒」。滑らかでコクがあり、塩味を感じる。柑橘系の様な青山椒とキャラメルが、味わいをかなり複雑にしている。評価が分かれる品 「セラヴィ」。ホワイトチョコムースはミルク感がなく、ラズベリーチョコムースともマッチしていない 「セラヴィ」の解説イラスト 実際の「セラヴィ」の断面 「モンブラン」。運ぶ途中で崩れてしまったのでそのまま試食。生クリームたっぷりな割に、栗の風味が弱い 「モンブラン」の下のベースはメレンゲなのでサクサク 「アンフレーズ」 イチゴのソースが強過ぎで、イチゴのムースも硬め。中心に入っている小豆とも合わない 「能登ミルクプリン」。そもそも食感が硬めで、僕好みではない。ミルクキャラメルクリーム、生クリーム、プリン、カラメルの4層仕立ての割には深みに欠ける

乙女寿司

 金沢の繁華街にある知る人ぞ知る有名寿司店。店内に入ると、白木でなく民芸居酒屋のようなカウンター席があり、照明はやや暗め。この時は未だコロナ禍と言うことで、客席もカウンター内もパーティションで仕切られていた。カウンター席は7席で、奥には小上がりもある。店内は暖房が十分ではなく、足元は冷え冷えとしていた。
 まず注文したのは地ビール「奥能登ビール 日本海倶楽部ヴァイツエン」。味は特に秀でているところがなかった。また、日本酒はほぼ地酒である。
 先ず出てきたのは、「平目とボタン海老の刺身」。平目の弾力が素晴らしく、ボタン海老も新鮮そのもの。2品目は、「ブリとバイ貝の刺身」。氷見の寒ブリについては言うまでもないが、北陸産のバイ貝は歯応えと甘味あって実に美味しい。3品目は「コウバコガニ(香箱蟹)」。セイコガニ(セコ蟹)とも呼ばれるが、この雪の降る時期にわざわざやってきた理由は、これを食べたかったからである。この日はあいにくの悪天候だったが、内子外子ともに味が濃厚で、今回旅一番のコウバコガニだった。食べた後に甲羅の中に日本酒を注いでくれ、甲羅酒としてもいただく。4品目は焼き物で、「ノドグロの味噌漬け」。非常に脂がのっており、焼き方素晴らしくジューシー。5品目は、「雲子の擦り流し」。雲子とは北海道でいうタチ(真鱈の白子)のこと。塩味もピッタリで、飲んだ後に香る白子の旨味や余韻も良かった。
 ここからは握りとなる。シャリの大きさはやや小ぶりで、酢飯は酸味、塩味ともに控えめで食べやすい。先ず出てきたのは「甘エビ」。金沢に来て良かったと思える最高レベルの甘エビだ。また、一貫2匹づけなので、フワッと歯切れの良い食感もいい。握り2貫目は、地物の「クエ」。弾力といい脂ののりといい、とにかく抜群。3貫目は、「メジマグロ」。メジマグロとは本マグロの幼魚であるが、サッパリとしていてほどほど脂がのっていた。4貫目は、「赤イカ」。隠し包丁が施されているので歯切れが良く、甘味あって美味しい。それ故に煎った白胡麻の香りは不要と感じられた。5貫目は、「本マグロのトロ」。この時期としては個体が小さいのか?脂ののりも味の深みもイマイチだった。6貫目は、「コハダ」。酢の締め具合が浅くも深くもなく、丁度良かった。7貫目は、地物の「真鯵」。弾力があって新鮮そのもの。天候の悪い日にこれだけの青魚を仕入れることができるとは驚きだ。8貫目は、「ズワイガニ」。香りから、茹でてそれほど時間が経ってないことが分かる。いくらでも食べられるくらい美味しい。この後、「能登の天然岩海苔の味噌汁」が出て、9貫目は「ノドグロの炙り」。口に入れた瞬間に消えてしまうくらい脂があってとろける。凄い!の一言。10貫目は北海道浜中産の「バフンウニ」。この時期のバフンウニとしては秀逸。そして11貫目の「穴子」で終了となった。「穴子」は山椒の葉が香り、臭みなくふんわりと柔らかだった。どの素材も素晴らしく、間違いなく、金沢のトップレベルの寿司店である。(2022年12月取材/2023年9月追加)

金沢市木倉町4-10   
電話番号:076-231-7447
定休日:水曜、日曜・祝日
営業時間:12時〜14時、17時〜19時半
予算:お任せで20000円くらい
アクセス:JR金沢駅の鼓門を出て、金沢駅通りを近江町市場方向へ向かう。金沢エムザ(mZA)のある交差点を右折し、百万石通りを香林坊方面へ向かう。みずほ銀行、東横イン、大和・香林坊店、スターバックスコーヒーの入っている香林坊東急スクエアを過ぎ、北國銀行のある片町交差点を右折して中央通りを進む。パーキングのある2つ目の交差点をさらに右折して進むと突き当たり。JR金沢駅から約1.5㎞
最寄りのランドマーク:金沢エムザ(mZA)、大和・香林坊店、香林坊東急スクエア
お勧めポイント:金沢トップレベルの寿司店

茶色いビルと駐車場の間の・・・ 小路を抜けると・・・ 店があります 店内に入ると、白木でなく民芸居酒屋のようなカウンター席があり、照明はやや暗め。この時は未だコロナ禍と言うことで、客席もカウンター内もパーティションで仕切られていた。カウンター席は7席で、奥には小上がりもある 飲み物のメニュー 日本酒は石川の地酒 ワインリスト(白ワイン) ワインリスト(赤とスパークリングワイン)まず注文したのは地ビール「奥能登ビール 日本海倶楽部ヴァイツエン」。味は特に秀でているところがなかった 先ず出てきたのは、「平目とボタン海老の刺身」。平目の弾力が素晴らしく、ボタン海老も新鮮そのもの
2品目は、「ブリとバイ貝の刺身」。氷見の寒ブリについては言うまでもないが、北陸産のバイ貝は歯応えと甘味あって実に美味しい 3品目は「コウバコガニ(香箱蟹)」 セイコガニ(セコ蟹)とも呼ばれるが、この雪の降る時期にわざわざやってきた理由は、これを食べたかったからである。この日はあいにくの悪天候だったが、内子外子ともに味が濃厚で、今回旅一番のコウバコガニだった 4品目は焼き物で、「ノドグロの味噌漬け」。非常に脂がのっており、焼き方素晴らしくジューシー食べた後に甲羅の中に日本酒を注いでくれ、甲羅酒としてもいただく 5品目は、「雲子の擦り流し」。雲子とは北海道でいうタチ(真鱈の白子)のこと。塩味もピッタリで、飲んだ後に香る白子の旨味や余韻も良かった ここからは握りとなる。シャリの大きさはやや小ぶりで、酢飯は酸味、塩味ともに控えめで食べやすい。先ず出てきたのは「甘エビ」。金沢に来て良かったと思える最高レベルの甘エビだ 握り2貫目は、地物の「クエ」。弾力といい脂ののりといい、とにかく抜群3貫目は、「メジマグロ」。メジマグロとは本マグロの幼魚であるが、サッパリとしていてほどほど脂がのっていた 4貫目は、「赤イカ」。隠し包丁が施されているので歯切れが良く、甘味あって美味しい。それ故に煎った白胡麻の香りは不要と感じられた 5貫目は、「本マグロのトロ」。この時期としては個体が小さいのか?脂ののりも味の深みもイマイチだった 6貫目は、「コハダ」。酢の締め具合が浅くも深くもなく、丁度良かった 7貫目は、地物の「真鯵」。弾力があって新鮮そのもの。天候の悪い日にこれだけの青魚を仕入れることができるとは驚きだ 8貫目は、「ズワイガニ」。香りから、茹でてそれほど時間が経ってないことが分かる。いくらでも食べられるくらい美味しい この後、「能登の天然岩海苔の味噌汁」が出たが、これはごく普通 9貫目は「ノドグロの炙り」。口に入れた瞬間に消えてしまうくらい脂があってとろける。凄い!の一言 10貫目は北海道浜中産の「バフンウニ」。この時期のバフンウニとしては秀逸 そして11貫目の「穴子」で終了となった。「穴子」は山椒の葉が香り、臭みなくふんわりと柔らかだった

金沢 棒乃菓寮

 JR金沢駅で人気のお土産。金沢発祥といわれる焙煎された香ばしい棒ほうじ茶を使用した加賀棒茶のサンドクッキーである。
 袋を開けるとメープルのような香りがして、食感がパリッとおかきっぽい。でいながら、コーンフレークを使用しているためか、噛むとザクザクとした全粒粉ビスケットのような食感が面白い。おかきやウエハース、全粒粉ビスケットを足して3で割ったような独特の和洋折衷の食感。中のきなこクリームは甘さ控えめで、円やかで良くできている。JR金沢駅で買える日持ちする土産としてお勧めである。ちなみに、楽天市場などからも購入が可能できる。(20239月追加)

予算:820円(6個入)

YUKIZURI雪吊り

 ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ(→ その他日本の旨い店・石川県金沢市を参照)は、パティシエ界で有名な辻口博啓(つじぐちひろのぶ)が展開するスイーツ店。辻口の実家は元々石川県七尾市にあった和菓子店「紅谷」であったことから、和の素材に対する思いが強く、これまで「和ラスク(→ 銀座グルメバイブル・お土産の頁を参照)」などといった和洋折衷の商品を発売してきた。このYUKIZURI(雪吊り)もその延長線にある商品であり、ふるさと兼六園の雪吊りの縄をイメージして作られたお菓子である。現在のところ、プレーンに当たる「YUKIZURI」の他、抹茶風味の「YUKIZURI福井」、ショコラ味の「YUKIZURI富山」、さつまいも五郎島金時と金箔を組み合わせた「YUKIZURI金箔」、柚子風味の「YUKIZURIゆず」が発売されている。
 いずれの商品にも共通しているのは、表面にかけられた白い砂糖菓子とパイやビスケットが混じったような独特の食感。とくに、「YUKIZURI」は、大豆とアーモンドによる硬めのパイのような食感に加えて、シンプルなバター、小麦、玉子などの風味が感じられる。それほど甘くなく、ほんのりとした梅の酸味がアクセントになっているのもいい。この他に「YUKIZURI」の特徴はそのままに、抹茶の香りが前面に出ている「YUKIZURI福井」もお勧めできる。
 JR金沢駅などの各お土産店の他、ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ直営店やオンラインショップでも購入できる。(202年1月追加)
https://le-musee-de-h.jp/sweets/yukizuri.html

予算:「YUKIZURI」6本783円、10本1296円、22本2592円

1.左から「YUKIZURI福井」、「YUKIZURI富山」、「YUKIZURI」、「YUKIZURIゆず」。各6本入り 2.プレーンにあたる最もシンプルな「YUKIZURI」12本入り 3.箱の中はこの様に個別包装されています 4.「YUKIZURI」は、大豆とアーモンドによる硬めのパイのような食感に加えて、シンプルなバター、小麦、玉子などの風味が感じられる 5.それほど甘くなく、ほんのりとした梅の酸味がアクセントになっているのもいい 6.「YUKIZURI」の特徴はそのままに、抹茶の香りが前面に出ている「YUKIZURI福井」 7.柚子風味の「YUKIZURIゆず」は、味のバランスが悪い 8.ショコラ味の「YUKIZURI富山」は、カカオの味が強すぎて「YUKIZURI」の繊細な味を台無しにしている

甘納豆かわむら

 甘納豆は古くからある伝統的な食べ物であるが、実際のところ、滅多に食べる機会がない。北海道のローカルフードとして知られる“甘納豆入り赤飯”や、日本料理店などで“煮豆”を食べる機会はあっても、甘納豆を食べることはないのである。これまで僕が食べて美味しいと思った甘納豆は、山形 「老舗 長榮堂(→ その他日本の旨い店・山形県の頁を参照)」 と「山田屋 ふうき豆本舗」の“富貴豆(青えんどう豆の甘納豆)”くらい。
 今回、金沢の川口先生が贈ってくれた「甘納豆かわむら」の甘納豆は、とてもバラエティに富んでいて、これまで食べた甘納豆のベストと言っても良いくらい洗練された味わいだった。また、味だけではなく、パッケージも洒落ている。今回は、頂いた甘納豆を全種類一気に開けて医局員や秘書たちと食べ比べてみた。実は、甘納豆というジャンルの品を、これほど一気に食べ比べてみたのは初めて。その結果、僕の選ぶベストアイテムは、小さな壺に入った「豆壺(まめつぼ)」だった。小豆の他、白く大ぶりの“白花豆(白インゲン豆)”と茶色い“金時豆(赤インゲン豆)”が入っている。とりわけ、白花豆はフックラしていながら深いコクがあって素晴らしい。素朴でありながら、豆の美味しさがストレートに伝わってくる。
 次に良かったのは「大浜の黒豆」。少しシワがあるドライタイプなので、他の豆と異なり、食感もしっかりとしている。噛んでいるうちに、タンニンの深くリッチな味わいが口の中を包みこむ。その他のお勧めは、「能登大納言」と「大粒隠元 白花美人」、そして唯一甘納豆ではない「糖菓子 いよかん」。「能登大納言」は、小豆の香りが濃縮されていて美味しい。名古屋名物の小倉トーストとして、バタートーストの上に載せて食べても最高であろう。「大粒隠元 白花美人」は、最も大きな白インゲン豆で、こちらも食感がしっかりとしている。白系の豆とは思えないくらいのコクがあり良かった。「糖菓子 いよかん」は、柔らかな苦みといよかん特有のフレッシュな香りが秀逸で、オレンジピールよりも絶対に美味しいと思う。ちなみに、本店以外で販売している店舗はないようで、ネットでの購入もできない。来店できない場合には、唯一電話かファックスでの購入が可能。(2013年1月追加)

金沢市野町2-24-7  
電話番号:076-282-7000
定休日:第1火曜(祝日の場合には営業、夏季休業と正月休業有り) 
営業時間:平日9時半~18時、日曜・祝日9時半~17時 
予算:豆壺1200円、大浜の黒豆300円、糖菓子 いよかん250円 
アクセス:JR金沢駅から北陸鉄道バス野町駅行きで15分、広小路下車すぐ。タクシーで行くのがベストかも。 
最寄りのランドマーク:にし茶屋街、野町広小路交差点 
お勧めポイント:これまで僕が食べた甘納豆のベスト

金沢 味 五郎八(ごろはち)

 香林坊にある人気居酒屋。客層は地元客が多いようだが、僕らのような観光客もチラホラ見受けられる。1階にはカウンターとテーブル席、2階には座敷がある。夏の日本海の「岩牡蛎」や加賀野菜を代表する「金時草(きんじそう)の酢の物」、「鴨の治部煮」、「ホタルイカの沖漬け」、「げそ酒盗石焼き」、冬の「本マグロやブリの刺身」、地物の「バイ貝の刺身」などの美味しいメニューが目白押しである。特に、「ノドグロの姿焼き」はシットリとした身にタップリとのった脂が最高だった。名物の「ぶり旨か味噌」は日本酒のあてに良かったし、「海鮮ライスコロッケ」はビールのお供としてもグット。また、刺身に本わさびを使用するなど、居酒屋としてはかなり良心的で、評価は堂々の1つ星である。但し、二代目なのか?若い店主の素っ気ない対応や店員をしかる態度には、思わず評価を下げようかと思ったが、老練な板長の対応がとても良かったので、ここは目をつむろう。日本酒は淡麗なものしかなく、「遊穂」、「大慶」など地酒にこだわっているようだ。(2012年10月追加)

金沢市木倉町3-3  
電話番号:076-222-5680
営業時間:17時半~23時20分(火曜~土曜)、 17時~22時50分(土日)
定休日:月曜
予算:刺身盛り合わせ(6点盛)1680円、ぶり旨か味噌580円、金時草の酢の物480円、海鮮ライスコロッケ480円、飲み放題1600円(90分)、2100円(120分)
アクセス:香林坊にあるKOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテルから通りを南に進み、サンクスを過ぎた信号を右折。次の通りで少し道が右へずれるが直進するとすぐ右側。KOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテルより徒歩3分 
最寄りのランドマーク:KOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテル 
おすすめポイント:加賀野菜や地物の新鮮魚介が味わえる人気居酒屋

鮨処 みや(旧店名:あいじ)

 大通りから少し入った小路にある寿司店。若く坊主頭の店主と女将さんの2人だけでやっている。開店してから7年目を迎えるそうだが、最近改装したのかとても清潔感がある。小上がりや個室などはなく、カウンター席が僅か7~9席のみ。寿司はやや小ぶりで、ネタとシャリのバランスがとてもいい。昆布締めやヒカリものなど、仕事を施されたネタも多く、餡かけの蒸し寿司なども美味しい。基本的に夜のみの営業であるため、昼は予約があるときだけ営業する。昼は握り寿司12貫だけの1コースで、つまみと寿司が頂けるのは夜のみ。中心部の片町にありながら、極めてコストパフォーマンスの良い店である。(2012年10月追加)

金沢市片町2-30-2 片町ペントハウス1階  
電話番号:076-234-3733
営業時間:17時~23時 
定休日:日曜 
予算:昼(予約のみ)5000円、夜(おまかせ)7000円~ 
アクセス:香林坊にある「KOHRINBO109」、「金沢エクセル東急ホテル」から通りを南に進み、「サンクス」、「松屋」を過ぎ、「8番らーめん」を過ぎた進入禁止の小路を右折。150mほど直進するとすぐ右側。KOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテルより徒歩5分 
最寄りのランドマーク:KOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテル 
お勧めポイント:コストパフォーマンス抜群の優良寿司店

ル・ミュゼ・ドウ・アッシュ
       KANAZAWA

 石川県立美術館内にあるカリスマ・パティシエ辻口氏のスイーツ店。店内は天井が高く鏡を多用しているため、実際よりも広く感じられる。また、外に面したガラス窓も大きく開放的で、金沢城内の木々を見渡せる素晴らしいロケーションである。黒を基調とした店内にはショップの他、イートインスペースのカフェや日本茶を供するモダンな茶室スペースも備えている。茶室スペースでは、宇治玉露+炒り立てほうじ茶とオリジナルスイーツのコース(通称:コンセプトG)を頂ける。ケーキは名古屋版で紹介した 「フォルテシモ アッシュ(→ 名古屋版スイーツの頁を参照)」 とかなりかぶるところがあるが、この店の限定品も幾つか見受けられた。「フォルテシモ アッシュ」に比べると、この店の方が味付けが若干甘めで、販売しているアイテム数も少ない。「フォルテシモ アッシュ」でも紹介した苺のショートケーキ「セゾンドガトー」は、ピュアな生クリームが素晴らしく、まるで東京「ホテル ニューオータニ」内にある「SATSUKI」のスーパーショートケーキのよう。こちらの方がスポンジのきめが細かく、スーパーショートケーキよりもいい感じだ。この日は苺でなく桃を使用していた。「ルビーロマン フレ」は、1房1万円以上もする高級ぶどう「ルビーロマン」を使用したオリジナルムースケーキ。近江町市場で一粒280円で売っていたことを考えると、かなりお得感のあるケーキだ。さらに、能登ミルクを使用した「のとミルク杏仁」や「のとミルクプリン」などのこの店オリジナルのスイーツもある。加えて、「マンゴープリン」もトロけるような美味しさだった。(2012年10月追加) 

金沢市出羽町2-1 石川県立美術館内  
電話番号:076-204-6100
営業時間:10時~18時半 
定休日:無休 
予算:セゾンドガトー500円、のとミルク杏仁450円、マンゴープリン480円、コンセプトGは11時~17時までの1時間毎のコース3000円 
アクセス:アクセス:香林坊にある「KOHRINBO109」、「金沢エクセル東急ホテル」から信号を渡り、広い通りを「金沢市役所」、「金沢21世紀美術館」方面に進む。更に、左に兼六園の石垣を見ながら直進すると右側にある。KOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテルより徒歩15分。 
最寄りのランドマーク:石川県立美術館 
お勧めポイント:カリスマ・パティシエ辻口氏のスイーツ店

つぼみ

 金沢市役所裏にある食べログで人気の甘味処。土壁と木を使ったインテリアは、古さと新しさが融合した落ち着いた雰囲気である。春と秋には川沿いの窓が開け放たれ、川のせせらぎが聞こえて心地良い。お勧めは「かき氷」。氷の削り方が薄くまるで泡雪のようで、僕の理想とするかき氷である。このタイプのかき氷は、どうしてもシロップを掛けるとすぐにドロドロに溶けてしまうため、この店は自分でシロップを掛けながら食べる。この日頂いた「生イチジクのかき氷」と「抹茶のかき氷」はいずれも美味しかった。また、「本蕨もち」や「本葛もち」は、国産の蕨根と葛根を用いて作られるが、他店に比べると幾分弾力がある。どちらも美味しいが、どちらかと言えば、黒蜜が付いた「本蕨もち」の方が僕好み。また、「アイスグリーンティー」に付いてきたイチジク羊羹も美味しかった。今回頂かなかったが、この店の「本葛きり」も旨いらしい。何れのメニューにもほうじ茶である加賀棒茶が付く。近くにある「カフェ&ブラッスリー ポール・ボキューズ」でランチを食べた帰りか「金沢21世紀美術館」に行った際に寄ることをお勧めしたい。(2012年10月追加)

金沢市柿木畠3-1(金沢21世紀美術館そば)  
電話番号:076-232-3388
営業時間:11時~19時 
定休日:水曜 
予算:かき氷(生いちぢく、生黄桃、抹茶あずき)840円、本蕨もち890円、アイスグリーンティー680円 
アクセス:アクセス:香林坊にある「KOHRINBO109」、「金沢エクセル東急ホテル」から信号を渡り、広い通りを「金沢市役所」、「金沢21世紀美術館」方面に進む。茶色の「金沢市役所」と「金沢21世紀美術館(角にお多福軒がある)」の間の通りへ右折し、川を過ぎたらすぐ右折すると右側にある。KOHRINBO109、金沢エクセル東急ホテルより徒歩10分。 
最寄りのランドマーク:金沢市役所、金沢21世紀美術館 
お勧めポイント:金沢で人気の本格的和風甘味処

一献(いっこん)

 若い店主と女将の2人でやっているカウンター8席だけの小さな店。客層は地元客以外に、僕らと同じ観光客もちらほら。料理はシンプルな盛つけながら全般的に美味しい。しかし、店主1人で作っているせいか、塩味や火の通し方に多少ブレがみられる。コースで必ず出されるというイワシのすり身はフワッとしていて絶品。また、今回刺身として出された本マグロの大トロとしめ鯖の2品はいずれも美味しかった。さらに、最後の締めの土鍋御飯(今回はサンマの土鍋御飯)や手作りの上生菓子も良かった。なお、21時半以降は単品料理も楽しめる。お酒は日本酒やワインの他、梅酒なども置いている。コストパフォーマンス的にはとても良く、店主は若くてかなり勉強熱心なだけに、今後の成長が期待できそうだ。(2012年10月追加)

金沢市片町1-4-4  
電話番号:076-263-2121
営業時間:18時~23時半 
定休日:日曜 
予算:コース8000円~ 
アクセス:香林坊にある「大和デパート」より通りを南に進み、マクドナルドを過ぎ、「カラオケ・コートダジュール」を過ぎた角を左折。直進するとすぐ左側。「大和デパート」より徒歩4分。
最寄りのランドマーク:大和デパート、カラオケ・コートダジュール 
お勧めポイント:若い店主が作る期待の日本料理店

鮨 志の助

 市街地から少し離れた住宅街にある寿司店。若い店主と女将の2人で店を切り盛りしている。店内に入ると心地よい木の香りが漂う。席はゆったりと広めのカウンター席が10席のみ。この店のネタは極めて鮮度が良い極上品。なので、つまみがとても美味しく、お酒とつまみだけで暫く食べていたいほど。握り寿司の方は、シャリは良いのだが握り方は緩めで、何故か手毬寿司のように丸い。江戸前寿司のような粋な美しさはなく、ズングリとしていて不格好である。握り寿司としてはギリギリ合格点といったところだが、使用している素材と値段を考えれば、極めてコストパフォーマンスの良い店である。ガスエビやノドグロ、しめ鯖、小鯛、バイ貝、白貝などの地物魚介を、最高の状態で供してくれる。(2012年10月追加)

金沢市入江3丁目73番地  
電話番号:076-216-5280
営業時間:12時~14時半、18時~21時半 
定休日:水曜、日曜、祝日 
予算:寿司だけならお任せで8000円くらい 
アクセス:JR金沢駅よりタクシーで15分 
最寄りのランドマーク:入江三丁目交差点、Honda Cars石川西 
お勧めポイント:地物魚介を最高の状態で供してくれる寿司店