とんかつ恭平
2024年9月にオープンした熟成とんかつ専門店。狸小路7丁目の古いビルの2階ある店舗は、かつて「Rojiura Curry SAMURAI.」で有名な会社・SOUL FLOWERが運営する「スパイスラーメン 点と線 狸小路店」があった場所だ。偶然なのか?小樽出身の店主も、元はカレー店をやっていたらしい。
今回の取材では毎回開店15~20分前に到着したが、常に5人~15人くらいの行列ができていた。客は地元客が半分、観光客が半分といったところだが、SNSの影響なのか?インバウンド客のほとんどは韓国人客だった。1回転目で入れたとしても、前に10人くらい並んでいたら出来上がるまでに30分くらい、20人くらいいたなら60分くらい待つことになるので、それを考えると、やはり開店20分前くらいまでに並ぶのがベストなのかも。また、ランチタイムは、午後2時くらいでソールドアウトになることもあるらしいので、行く時間には注意されたい。
階段を上がって店内に入ると、右側にオープンキッチンのカウンター席と真ん中にテーブル席、さらに左側奥にもテーブル席と待合のスペースがあり、想像していたよりも大箱店である。メニューをみると、店のお勧めのインスタ映えする「シャトーブリアンカツ(豚ヒレの芯の部分160g)」やランチ限定の「特選ヒレカツ(100g)」の他、「三元豚の特選ロースカツ(160gか240g)」、「厳選豚 余市麦豚ワインポーク(ロース180g)」、「元カレー屋のカツカレー(辛さは、ちょい辛、中辛、辛口の3種、カツはヒレカツ100gかロース160g)」、単品のみの「道産柔らか鶏ささみカツ」などがある。インバウンド客が多いせいか、メニューは英語でも併記されている。
この店のトンカツの特徴は、粗めのパン粉をまとわせたトンカツをじっくりと低温のラードで揚げ、さらに予熱で火入れすることで、柔らかくジューシーな仕上がりになっていること。また、衣はサクッと油切れが良いので、軽くて胃もたれのしない点もマルである。中でも僕のお勧めは、「三元豚の特選ロースカツ」。赤身と脂身のバランスが非常に良く、全く豚臭さもない。「シャトーブリアンカツ」や「特選ヒレカツ」の豚肉は、産地が明らかではないので季節によって変わるのかも知れないが、今回は多少の豚臭さがあった点と、火の通りに微妙なバラツキがあった点が、お勧めとならなかった理由。しかしながら、他店のヒレカツと比べると、柔らかくジューシーで美味しいことは間違いない。
カツには、「山わさび醤油」、「宗谷の雪塩」、「クミンソース」の3つの味のベースが付いてくるが、まずは塩だけか塩と辛子でいただくのがベスト。店員に言えば、通常のトンカツソースももらえる。また、オプションとして、「生姜醤油卵黄(150円)」、「トリュフ卵黄(300円)」、「ゆずおろしポン酢(150円)」などもあるが、追加するなら「生姜醤油卵黄」か「トリュフ卵黄」がお勧めである。(2025年7月追加)
https://www.instagram.com/tonkatsu.kyo.hei/
中央区南2条西7丁目2(狸小路7丁目)新生会ビル2階
電話番号:011-215-0831
定休日:水曜と第2火曜(不定休はインスタグラムに掲載)
営業時間:11時半〜14時半、17時半〜20時
予算:三元豚の特選ロースカツ定食(160g)1980円、(240g)2080円
アクセス:地下鉄南北線すすきの駅2番出口を出て、ファミリーマート側の信号を渡り、市電線路沿いに月寒通を進む。「駐車場ジャンボ1000」の交差点を過ぎ、市電の線路が左に曲がって月寒通からなくなる資生館小学校前の交差点を右折する。2つ目の狸小路7丁目商店街を左折すると右側にある。地下鉄南北線すすきの駅より徒歩8分
最寄りのランドマーク:狸小路7丁目
お勧めポイント:サクッと油切れが良くジューシーなトンカツ
狸小路7丁目の・・・
ここです。現在は1階が居酒屋です
今回の取材では毎回開店15〜20分前に到着。まだオープン前ですが・・・
続々と客が並んでいきます。客は地元客が半分、観光客が半分といったところですが、SNSの影響なのか?インバウンド客のほとんどは韓国人客
階段を上がって店内に入ると・・・
右側にオープンキッチンのカウンター席と・・・
真ん中にテーブル席
さらに左側奥にもテーブル席と待合のスペースがあり、想像していたよりも大箱店
メニューをみると、店のお勧めのインスタ映えする「シャトーブリアンカツ(豚ヒレの芯の部分160g)」やランチ限定の「特選ヒレカツ(100g)」の他、「三元豚の特選ロースカツ(160gか240g)」、「厳選豚 余市麦豚ワインポーク(ロース180g)」、「元カレー屋のカツカレー(辛さは、ちょい辛、中辛、辛口の3種、カツはヒレカツ100gかロース160g)」、単品のみの「道産柔らか鶏ささみカツ」などがある。インバウンド客が多いせいか、メニューは英語でも併記されている
オプションとして、「生姜醤油卵黄(150円)」、「トリュフ卵黄(300円)」、「ゆずおろしポン酢(150円)」などもあるが、追加するなら「生姜醤油卵黄」か「トリュフ卵黄」がお勧め
ドリンクメニュー
僕のお勧めは、「三元豚の特選ロースカツ」
赤身と脂身のバランスが非常に良く、全く豚臭さもない。火の入りも抜群にいい
ご飯は北海道産「ななつぼし」で、ツヤツヤで美味しい
「豚汁」は胡麻油風味。豚肉や根菜類が厚くゴロッと切られていて、「とんかつ檍 札幌店(→ 札幌グルメバイブル・とんかつの頁を参照)」の豚汁スタイルにも似ている
「自家製とうきびドレッシング」は、トウモロコシ風味のマイルドで薄めのマヨネーズのよう。800円で店頭販売もしている
キャベツにかけていただく
カツには、左から「山わさび醤油」、「宗谷の雪塩」、「クミンソース」の3つの味のベースが付いてくるが、まずは塩だけか塩と辛子でいただくのがベスト。店員に言えば、通常のトンカツソースももらえる
「厳選豚 余市麦豚ワインポーク(ロース180g)」
「三元豚の特選ロースカツ」に比べて脂身が多く、豚肉の臭いも若干ある
店のお勧めの「シャトーブリアンカツ(豚ヒレの芯の部分160g)」。インスタ映えを意識しすぎるあまり、レアっぽい部分もある。産地が明らかではないので季節によって変わるのかも知れないが、今回は多少の豚臭さがあった点と、火の通りに微妙なバラツキがあった点が、お勧めとならなかった理由。しかしながら、他店のヒレカツと比べると、柔らかくジューシーで美味しいことは間違いない
「特選ヒレカツ(100g)」。こちらの方は100gと小さいせいか、火の通り方がピッタリ。肉質自体は「シャトーブリアンカツ」と全く変わらないので、ランチタイムならこちらの方で十分満足できると思う
オプションの「生姜醤油卵黄(150円)」。意外にカツとマッチする。お勧め
オプションの「トリュフ卵黄(300円)」。想像通りの味で、カツにも合う
オプションの「ゆずおろしポン酢(150円)」は、酸味が強め
単品の「道産柔らか鶏ささみカツ」。火がしっかりと入っている割には、柔らかくて美味しい
チキン南蛮を意識してなのか?付いてくるタルタルソースは「道産柔らか鶏ささみカツ」とは合わない
「元カレー屋のカツカレー」
辛さは、ちょい辛、中辛、辛口の3つから、カツはヒレカツ100gかロース160gから選べる(写真はロース)
中辛で注文したが、元カレー店主が作るだけあってホールスパイスが香る本格的な味だが、お勧めというレベルではない
カツは三元豚のロースなので美味しい