いっぷくラーメン
熊本市郊外にある有名ラーメン店。この店は、トンコツの「(熊本)ラーメン」だけでなく、天草大王100%の鶏ガラスープで作った熊本名物「太平燕(たいぴーえん)」や「天草大王塩ラーメン」も美味しい。中でも「太平燕」は、僕がこれまで味わった中でナンバーワンの太平燕であり、一押しである。
ファミレスのような外観の店内に入ると、中もファミレスのようなインテリア。手前にカウンター席があり、左側にテーブル席がある。メニューを見ると、前述の麺類の他、トンコツ系では「チャーシューメン」、熊本ラーメンの醤油味版である「醤油麺」、マー油を使用しないラーメン「昭和ラーメン」、野菜タップリで肉味噌の入った「炒菜ラーメン」、ニンニクの芽が入った味噌味の「スタミナラーメン」、ピリ辛の「ピリ辛みそソバ」、「つけ麺」、そしてガッツリ二郎系の「山・マー・醤 麺」などがある。鶏ガラスープには、酸っぱくピリ辛の「酸辣湯麺」などもある。また、ランチタイムには、いろいろなセットメニューが用意されている。
一押しの「太平燕」は、天草大王から抽出された塩味のスープが秀逸である。ゴマ油が香り、サッパリとしているだけでなく深いコクがある。タップリの白菜とピンク色のカマボコ、そして少量の豚肉やイカ、エビなどの具材が入っている。「太平燕」に必須の玉子は、通常の火の通ったゆで卵ではなく、半熟の味玉が使われている点もいい。春雨の麺は、細麺ながら独特のコシがある。「太平燕」を食べる度に、やり方によってはもう少し美味しくなるのでは?といつも思っていたが、初めて僕の理想に近い進化形の太平燕に出会えた。
実はこの店では、下通・新天街アーケード近くに「天草大王塩ラーメン」の専門店「マルイチ食堂(→ 熊本グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」をプロデュースしているが、この店の「天草大王塩ラーメン」の方がスープに旨味があって美味しい。
「ラーメン」は、いわゆるマー油の入った熊本ラーメンである。混濁した豚骨スープをそのまま啜ると、久留米ラーメンのような豚の臭みを感じるが、マー油を混ぜて食べると、クリーミーで逆に後引く味に変化する。麺は無添加の自家製玉子麺で、マルイチ食堂と同じストレートの細麺だ。チャーシューは通常の豚バラか肩ロースから選べるが、肩ロースの方が肉の旨味が感じられる。他の具材は、甘めのメンマと海苔、青ネギなどで、キクラゲは入っていない。
美味しい太平燕を食べてみたいと思っている方は、是非一度この店の太平燕を味わってみて欲しい。(2019年5月追加)
http://ippuku-ramen.net
熊本市南区田迎町大字田井島221-1
電話番号:096-378-7934
定休日:不定休
営業時間:【平日】11時~16時、18時~21時半、【日曜・祝日】11時~21時半
予算:太平燕720円、ラーメン570円、天草大王塩ラーメン750円
アクセス:熊本中心部から3.5㎞、JR南熊本駅から2.2㎞
最寄りのランドマーク:東バイパス沿田井島交差点、洋服の青山・熊本はません店、熊本第一病院
お勧めポイント:熊本ナンバーワンの進化形・太平燕が食べられる
東バイパス沿田井島交差点にある「洋服の青山」の看板の横(ラーメンの表示があるところ)にあります
ココです!
小さなファミレスのような外観
中もファミレスのよう
メニュー1
メニュー2
メニュー3
セットメニューにもできます
スープへのこだわり
自家製麺へのこだわり
僕の一押しの「太平燕」
タップリの白菜とピンク色のカマボコ、そして少量の豚肉やイカ、エビなどの具材が入っている
天草大王から抽出された塩味のスープが秀逸である。ゴマ油が香り、サッパリとしているだけでなく深いコクがある。「太平燕」に必須の玉子は、通常の火の通ったゆで卵ではなく、半熟の味玉が使われている点もいい
春雨の麺は、細麺ながら独特のコシがある
「ラーメン」
焦がしニンニク油であるマー油が入った典型的な熊本ラーメン
混濁した豚骨スープをそのまま啜ると、久留米ラーメンのような豚の臭みを感じるが、マー油を混ぜて食べると、クリーミーで逆に後引く味に変化する
麺は無添加の自家製玉子麺で、マルイチ食堂と同じストレートの細麺だ
チャーシューは通常の豚バラか肩ロースから選べるが、肩ロースの方が肉の旨味が感じられる
餃子は、少なめの餡がべちゃっとしていて良くない