こまつ

 円山西町の住宅街にひっそりと佇む隠れ家的な日本料理店。この店の店主の小松さんは、「エルムガーデン」の総料理長を10年勤めた後、この店をオープンさせた。今回は、「焼き鳥&ワイン しろ(→ 札幌グルメバイブル・焼鳥の頁を参照)」のオーナーシェフである石川さんから、美味しいと聞きつけての訪問。
 谷側の傾斜地に建てられた奇抜なデザインの建物は、以前カフェだった建物をそのまま改装して使っているという。景色の見える窓側には、4人がけテーブルが3つあるが、人数によってテーブルの組み合わせが変わり、さらに料理を照らすスポットライトの配置を変える。スポットライトにした理由は、照明がガラスに反射して外の景色が見えづらくならないようにするためだという。また、調理場側には、シェフステーブルのようなカウンター席が2つある。
 メニューを見ると、ワインは高級なものもいろいろとあるが、日本酒や焼酎などの品揃えはごく普通。料理はどれも洗練されていて美味しく、京都や大阪などの日本料理店にも引けをとらないハイレベルなものだ。
 ちなみに、ランチタイムの支払いだけは現金のみとなっているので、ご注意を。(2019年3月追加)
http://nihonryori-komatsu.jp

中央区円山西町8丁目4-26  
電話番号:011-303-6495(完全予約制)
定休日:不定休
営業時間:12時~15時、18時~23時
予算:【昼のコース】8000円、10000円、15000円、20000円、【夜のコース】10000円、15000円、20000円
アクセス:札幌中心部から「円山動物園」を目指す。「円山動物園」の西横を左折して「宮ヶ丘交差点」を通り、「藻岩山麓通」を上る。「道立心身障害者総合相談所」、「北海道中央児童相談所」前にあるバスの停車場の交差点を左折し、
川を渡ってすぐのT字路を右折すると左側にある。地下鉄東西線・円山公園駅から車で5分
最寄りのランドマーク:円山動物園、道立心身障害者総合相談所、北海道中央児童相談所
お勧めポイント:自然を感じながら食事を楽しめる魅力的な日本料理店

奇抜な四角い建物 入口を入ると・・・ 正面に木のドアがあるが・・・ 入口はこのドアではないらしい 白いスライドドアを開けると・・・ 下に降りる階段が見える 階段を下りるとまた扉が・・・ 扉を開けると、ようやく店内に景色の見える窓側には、4人がけテーブルが3つあるが、人数によってテーブルの組み合わせが変わり(この日は2つのテーブルを付けた8席に)、さらに料理を照らすスポットライトの配置を変える。スポットライトにした理由は、照明がガラスに反射して外の景色が見えづらくならないようにするためだという。 調理場側には、シェフステーブルのようなカウンター席が2つある 狭いが、ここがカウンター席 まずは、「花咲カニの内子と外子の飯蒸し」 濃厚な内子とプチプチとした外子の食感がいい 「苫小牧のマツモ とコハダの酢のもの」 「煮アワビ」 「黄身とウニで作ったクリームソース」でいただく 黄身で増幅されたウニの風味が口いっぱいに広がる。残ったソースに大和イモの千切りを付けいただく お椀は「蛤の真丈」 出汁が濃く、車海老に自家製カラスミを挟むなど仕事が細かい これが蛤の真丈 最初のお造りは・・・ サッと湯引きした「生のトリ貝。海苔醤油でいただく。甘くとろけるような食感だ 2つ目のお造りは、「サヨリ」 細切りにされたサヨリは、煎り酒でいただく。生姜の香りとミョウガの食感がよく合う 3つめのお造りは「ノドグロの藁焼き」 ネットリと、とろけるような美味しさ 八寸 「うすい豆(グリンピース)」は和三盆の蜜で、「鯛の子の煮物」、「イイダコ煮」、「白魚」は大根おろしと山ワサビ土佐酢で 「焼き新筍」 茹でて下味を付け、されにに皮で包んで木の芽と共に焼いたもの。紐解いた時の春の香りが素晴らしい 含め煮した大根を焼いたものだったかなあ?忘れました 「メソアナゴとホワイトアスパラのスダチ酢」 「鯛の白子と湯葉の舟昆布煮」。生姜と濃厚な出汁と昆布の風味が最高でとろけるような美味しさ 「毛ガニの土鍋ご飯」 カニ味噌が入っているので、味の深みが半端ない