ぼんち茶屋
この店は道東産食材にこだわった地産地消を掲げるレストランである。店舗は、古い家屋をリノベーションしたと思われる造りで、1階は喫煙ができるテーブル席とカウンター席、2階は禁煙の小上がりとなっている。一風変わったネーミングだが、茶屋という名前の通り、「冷たいぜんざい」や「カシスの氷菓子」、「きたみ焼きプリン」、「抹茶シフォンケーキ」などの和洋スイーツもいろいろとあるのだ。
この店にはいろいろなこだわりがある。例えば、コーヒーは網走の 「はぜや珈琲(→ その他北海道の旨い店・網走市の頁を参照)」 の豆を、「鶏のたまごとじ定食」は訓子府西山さんの「命の卵」を、「きたみ バラ豚丼」は北見産のオニオンポークを、「手打ち生パスタ」には訓子府産無農薬小麦を使用するといった具合。メニューは「鮭の麹みそ焼き定食」や「塩さば焼き定食」などの定食類から、「お子様ごはん」や「離乳食」などの子供用メニューまでいろいろとある。僕のお勧めは「鶏と玉ねぎのカリー」と「ブレンド珈琲」。「鶏と玉ねぎのカリー」は、ほどよいスパイス感と北見産玉ねぎの甘さのバランスが良く、ドライカレーっぽい点も含めて札幌にある 「カラバトカリー(→ 札幌グルメバイブル・カレーの頁を参照)」 のパキスタンカレーに近い感じだ。しかし、味付け自体は甘口なので、辛さが足りないという方は辛みスパイスを自分で加えて食べよう。「はぜや珈琲店」の豆を使った「ブレンド珈琲」は、酸味、苦み、フルーツ香、全てが調和した絶妙なバランスで美味しい。道産小麦で作る手打パスタは、味付けは良いのだがパスタの食感がイマイチ。手打ちパスタにこだわらなければ、味付けが美味しいだけに実に惜しいと思う。
ちなみに、スタッフは全員若いがサービスが心地よく、また店内にはキッズスペースを設けるなど、実にホスピタリティを感じさせるローカルレストランである。(2015年8月追加)
北見市とん田東町474-11
電話番号:0157-33-5773
定休日:不定休
営業時間:11時〜21時
予算:鶏と玉ねぎのカリー780円
アクセス:JR北見駅を出て国道39号線(大雪大通)を左折し、留辺蘂方面へ進む。ケンタッキーフライドチキンとセブンイレブンのある「とん田東町379交差点」を左折し、「とん田通」を進む。ENEOSのある「南大通」との交差点「とん田東町474交差点」が見えたら、左角にある。JR北見駅から1.9㎞
最寄りのランドマーク:とん田通、南大通、とん田東町474交差点
お勧めポイント:道東食材にこだわったレストラン
1階のテーブル席
吹き抜けになっている
「鶏と玉ねぎのカリー」は札幌の「カラバトカリー」を甘くしたような感じ
辛みスパイス
適量の辛みスパイスを入れて食べてみると美味しい
「はぜや珈琲店」の豆を使った「ブレンド珈琲」
訓子府西山さんの「命の卵」を使った「鶏のたまごとじ定食」
ご飯は地元北見市端野町の米を使用
手打ち生パスタ「ミートソースパスタ」は、川向産の豚挽肉を使用した自家製トマトソース
粉チーズをかけたところ
夜のメニューより「道東産小麦生地の包み焼き(鶏肉とたもぎ茸580円)」
夜のメニューより「特製 鶏の煮ハム(320円)」
夜のメニューより「麹納豆の手巻きレタス(380円)」
銀河の里ベリー園のカシスを使った「カシスの氷菓子」
そのまま食べると普通だが、ヨーグルトをかけて食べれば美味しい
「抹茶シフォンケーキ」にはお茶が付く