ベンベラ・ネットワークカンパニー
薄野エリアにあるスープカレー店。店は薄暗い通路の奥にあるため、通りからはちょっと分かりにくい。入り口に「ベンベラマンボ」と「タコライス」の表示があるが、以前は昼にタコライスの店、夜がスープカレーの店という二毛作の店だったのだろうか?赤と黄色がメインカラーの店内はトタンで壁が覆われ、ちょっと怪しげな雰囲気が何とも言えない。店内は狭く、カウンターが5席、4人用テーブルが2つのみ。スープカレー店にしては、カレーの種類やトッピングの種類が少ないが、メニューの中には確かに「タコライス」も。スープカレーは、定番の「チキンベジタブル」や「チキントマトベジタブル」の他、「ベーコントマトW焼チーズ」、「キーマ温玉ベジタブル」、「温玉ナットオクラ」、「いろいろお豆とたっぷりベジタブル」の計6種類。3種類あるスープは日替わりで1〜2種類が登場する。辛さは普通が0番、ちょい辛が1番で、 中辛の2番からは辛さが1段階上がる毎に50円が追加される。この日はスープが「鶏白湯」で、具材は「チキンベジタブル」、辛さ2番で試してみた。スープにはスパイシーさはなく、ほんのりと酸味があって比較的アッサリしている。具材として平麺様のヌードルやキクラゲが入っているところが面白い。最初は辛さを感じないが、後から唐辛子のような辛さがジンワリこみ上げてくる。インパクトに乏しく、深い味わいがあるわけでもないが、不思議なテイストで平均レベル以上の美味しさがある。別の日に頂いたスープ「エピローグ」は、マイルドなインドネシアスープカレー。鶏ガラだけでなく豚骨の風味もして、更に和風だしを加えたような香りもする。酸味がありながらもサッパリと辛く、「トムヤムクン」のような東アジア系テイストのスープ。どのスープも300円を追加すれば、イカスミをスープにトッピング(ブラックスープトッピング)できる。また、この店のライスは雑穀入りのターメリックライスで、目玉焼きがのっているのが特徴。黄味を崩してライスと混ぜてスープをすくって食べると美味しい。ちなみに、カレーのテイクアウトも可能である。(2013年3月追加)
ベンベラ