メシャン・ルー Méchant Loup
「一保堂茶舗(→ 京都グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 の並びのビルの1階にひっそりとあるフレンチ店。店内は白を基調としたインテリアで、ダウンライトによるシックな感じがいい。入口を抜けると右側に長く直線的にテーブルが配置され、左側に4人用のテーブル席が1つだけある。テーブルの上には演出なのか?抽象的なオブジェが置かれている。
この店は昼夜ともワンコースのみの完全予約制で、コースは昼が全8皿、夜が全10皿のコースとなっている。メニューはネット上でも公開されておらず、その日の素材によってシェフが考えるという、行ってからのお楽しみなのである。シェフの長野さんは未だ若いが料理にとてもセンスを感じる。その美しさは芸術的ですらある。加えて、素材の組み合わせの妙と完璧な火の通し方である。値段を考えると、恐らく京都トップクラスのフレンチと言えよう。さらに、ソムリエの打田さんのサービスも秀逸である。
完全予約制ということもあってフラリと入ってくる飛び込み客がいないので、今のところそれほど混んでいないが、この値段と料理の質を考えれば、もっと流行っても良い店である。ちなみに、さすが観光地京都のフレンチ店だけあって、小さい店ながらホームページには英語版もあった。(2014年10月追加)
http://www.mechantloup.com/index.html
中京区寺町通二条上ル常盤木町55
電話番号:075-212-2012(完全予約制)
定休日:水曜、第2・4木曜
営業時間:12時〜14時、18時〜20時半
予算:【ランチ】5775円(全8皿)、【ディナー】10500円(全10皿)
アクセス:地下鉄東西線・京都市役所駅を出て京都市役所側へ出る。京都市役所を右に見ながら、京都市役所沿いの寺町通りを北へ400mほど進むと通りが広くなり、ファミリーマートが見えるが、そこから200m先の右側。京都市役所駅から徒歩6分。
最寄りのランドマーク:京都市役所北庁舎
お勧めポイント:洗練されたコスパ抜群のフレンチ
店がどこにあるのか全く分からず、店の前から場所確認の電話をしてしまった
このビルだったのですね
ここまで来なければ分からないなあ
今回はランチのコース。最初は何これ?「サンマルセラン・アフィネ」と言い、熟成チーズのブリオッシュ(シュー皮みたいなもの)で、熱々です
ゴールドラッシュ(トウモロコシ)の粒・芽と刻んだ万願寺唐辛子のスープ
「塩トマトとグリーンアスパラガスの冷凍パウダー、ミモレットチーズにオレンジとレモンソース」はとても複雑な味
「静岡産・熟成させた金目鯛の蒸し物・ラディッシュ添え」は火の通し方が抜群で美味しい
「シャラン産小鴨の熟成黒ニンニクソース・賀茂茄子のピューレ添え」は皮目がパリッとしていてとても深い味が
デザートの1品目はルバーブと苺・バラのジェラート
デザート2品目
エスプレッソ
小菓子