ラーメン まるひら
釧路市の食べログ・ラーメン部門ナンバーワンの人気店。その歴史は古く、昭和10年の創業。まさに釧路ラーメンのオリジナルこそがこの店のラーメンであり、ザ・釧路ラーメンなのである。店舗は中心部の繁華街ではなく、少し離れた住宅街にある。入って左側にカウンター席があり、右側に小上がりのテーブル席と奥にもテーブル席がある。
メニューは実にシンプルで、トッピングなど一切ない。種類は塩と正油だけで、それぞれ普通(1玉)、大盛(1.5玉)、特大(2玉)とボリュームだけが異なる。食べログ上では「塩」が人気のようだが、僕のお勧めは、釧路ラーメンの特徴ともいえる「正油」。
空いていたせいもあって、注文した正油ラーメンは、2分も経たずに出てきた。その理由は、釧路ラーメンの特徴とも言える縮れ細麺にある。素早くゆでるので、細麺ながらほどほどのコシがあり、透明な清湯スープとも良くマッチしている。スープは、動物系というよりもむしろ日本蕎麦のような、出汁が感じられるようなサッパリとしたスープ。塩スープも同様に、サッパリとした中に鰹節や昆布などの魚介系と鶏ガラのような動物系のコクが感じられる。塩よりも正油の方がコクがあってお勧めである。具材は、刻みネギと小さな海苔、細めのメンマ、チャーシューとシンプル。昔風のチャーシューはしっかりとした味付けで、味はごく普通だが、細めのメンマは適度な歯応えがあって美味しい。
それにしても、今時のラーメンとしては重層感などの深みに欠け、どうしてこんなにも人気があるのかはよく分からないが、毎日食べても食べ飽きないことだけは確かである。また、朝9時半からの通し営業なので、朝食としても昼食としても使えるユーティリティーの高い店だ。ちなみに、閉店は15時となっているが、取材したこの日は、14時20分に暖簾を下ろしていた。(2021年取材/ 2023年2月追加)
電話番号:0154-41-7233
定休日:水曜、第2・第4木曜
営業時間:9時半〜15時
予算:ラーメン(塩、正油)700円
アクセス:幣舞橋から釧路市立美術館へ向かい、釧路市立美術館前の「浦見1丁目の信号」を右折する。「念法眞教念法寺」前の信号を過ぎると、300m先の右側。幣舞橋から1㎞
最寄りのランドマーク:釧路市立美術館、念法眞教念法寺
お勧めポイント:朝からやっている人気の釧路ラーメンの店
店舗は中心部の繁華街ではなく、少し離れた住宅街にある
向かいには広い駐車場もあります
ココです!
入って左側にカウンター席があり、右側に小上がりのテーブル席と奥にもテーブル席がある
メニューは実にシンプルで、トッピングなど一切ない。種類は塩と正油だけで、それぞれ普通(1玉)、大盛(1.5玉)、特大(2玉)とボリュームだけが異なる
お勧めの正油ラーメン
スープは、動物系というよりもむしろ日本蕎麦のような、出汁が感じられるようなサッパリとしたスープ
麺は細麺と中細麺の中間くらいの太さ。ほどほどコシがあり、透明な清湯スープとも良くマッチしている
人気の塩ラーメン
塩スープも同様に、サッパリとした中に鰹節や昆布などの魚介系と鶏ガラのような動物系のコクが感じられる