京都夷餃子 なかじま

 夷川児童公園前の住宅街にある格安餃子店。今年2月にオープンしたという店内は、カウンター席とテーブル席が26席と意外に広い。印刷会社をリノベーションして造ったという店内は、所々にその面影が残るレトロな大衆食堂のような雰囲気。さすがはデザイン会社が経営しているというだけあって、インテリアやアイデアに関してはなかなかいい。例えば、瓶ビールは壁に固定された栓抜きを使って自分で栓を抜き、栓を床に落とすシステムで、飲み物のジョッキに芸能人の名前が書かれてあるのも面白い。
 メニューを見ると、餃子は「ディープ」と「フレンチ」2種類があり、「ディープ」はニンニク入りで、「フレンチ」はニンニクなしである。この他の人気メニューは、「ポテトサラダ」、「エッグチャーシュー」、「なかじまの鳥肝煮」、「肉味噌炒め」、カレー風味の「天津飯」、生麺を使用した「焼きそば」など。
 餃子は京都らしい小ぶりな餃子で、5個で270円と格安。餃子は2種類あり、「ディープ」はニンニクありで、「フレンチ」はニンニクなしである。しかし、ニンニク入りの「ディープ」はそれほどニンニクの風味が強くないため、「ディープ」と「フレンチ」には大きな差はない。餡はキャベツのシャキシャキ感があるが、京都ポークの食感はあまり感じられない。皮はカリッと焼かれていて良いが、皮が低加水なのか、食感がイマイチだ。また、酢は黒酢と普通の酢の2種があり、黒酢は「ク」、醤油は「シ」と容器に書かれている。店員からは辛子あるいは酢・胡椒で食べることを勧められたが、やはり、酢・醤油とラー油の組み合わせがベストであった。また、ゆで卵が入った「ポテトサラダ」は、カリカリとしたポテトチップスのような玉葱フレークがかけられており、その食感が何とも言えない。タレがかかった「エッグチャーシュー」は、煮豚ではなくローストされた本格的なチャーシューの香りがする。卵黄と絡めて食べると美味しく、お勧めである。さらに、「なかじまの鳥肝煮」は意外にも冷製のつまみであり、酒のアテには良かった。
 ちなみに、昼は比較的空いているが、夜は行列ができるほどの人気店なので、夜に行くなら開店時の17時くらいが確実。また、この店では、10個単位で生餃子や焼き餃子をテイクアウトもできる。(2019年10月追加)

中京区西洞院通夷川下る薬師町652-1  
電話番号:075-223-0141
定休日:火曜
営業時間:11時〜13時、17時〜21時半
予算:ぎょうざ(ディープ、フレンチ)270円、エッグチャーシュー580円
アクセス:地下鉄東西線・二条城前駅1番出口を出て、右斜め前にある建物「ANAクラウンプラザ京都」を目指して進む。二条城に沿って広い東堀川通りを北に進み、押小路通り、二条通りを過ぎて、次の夷川通りを右折する。油小路通り、小川通りを過ぎると、左に「夷川児童公園」が見えるのでその右側。二条城前駅から徒歩10分
最寄りのランドマーク:二条城、ANAクラウンプラザ京都、東堀川通り、夷川通り、夷川児童公園
お勧めポイント:小振りな京都餃子を格安で食べられるB級居酒

夷川通りを進むと「夷川児童公園」が見えるが・・・
ココです!(開店前に到着) お持ち帰りのメニュー 開店した カウンター席とテーブル席が26席と意外に広い メニューはどの品も格安 酢は黒酢と普通の酢の2種があり、黒酢には「ク」、醤油は「シ」と容器に書かれている 飲み物のジョッキに芸能人の名前が書かれてあるのも面白い ゆで卵が入った「ポテトサラダ」は、カリカリとしたポテトチップスのような玉葱フレークがかけられており、その食感が何とも言えない タレがかかった「エッグチャーシュー」 煮豚ではなくローストされた本格的なチャーシューの香りがする。卵黄と絡めて食べると美味しく、お勧め! 「なかじまの鳥肝煮」は意外にも冷製のつまみであり、酒のアテには良かった ニンニク入りの「ディープ」 ニンニクなしの「フレンチ」店員からは辛子あるいは酢・胡椒で食べることを勧められたが、やはり、酢・醤油とラー油の組み合わせがベストであった