日本橋 藤久(ふじきゅう)

 黒門市場の近くにある日本料理店。1階はカウンター席、2階が座敷となっており、昭和の雰囲気が漂う小さな店である。現在は店主と奥さんの二人で調理しており、サービスはアルバイトの女子であった。店主は大阪の「味吉兆」出身であり、年老いてもその腕は健在である。
 コースは昼夜共に6000円、9000円、12000円の3コース。初めてとなる今回は最も高い12000円のコースをいただいた。料理はほぼ一人でやっているにもかかわらず、とても丁寧は仕事をする。しかも、料理はテンポ良く出てくるのだ。今回最も良かったのは、白味噌仕立ての「伊勢エビの雑煮」である。京都で白味噌仕立てのお椀を何度もいただいたが、この店の椀で初めて美味しいと感じたほど。お造りには細かな隠し包丁が入れられ、そのスキルの高さを感じる取ることができる。
 これで、店の雰囲気にもう少し高級感があって、サービスの女性がキチンとしていれば、更に評価を上げても良いと思った。ちなみに、店内が禁煙なのもいい。(2016年2月追加)

大阪市中央区日本橋2-7-28  
電話番号:06-6632-4037
定休日:不定休
営業時間:11時半~13時、17時半~21時
予算:コース6000円、9000円、12000円
アクセス:地下鉄堺筋線、千日前線・日本橋駅5番出口を出て右へ堺筋を進む。「コクミンドラッグ」、「スーパーホテル」、「大阪シティ信用金庫」を過ぎ、「吉井美術」の手前の小路へ右折すると左側にある。日本橋駅より徒歩5分
最寄りのランドマーク:大阪シティ信用金庫日本橋支店
お勧めポイント:黒門市場の近くにある人気の日本料理店

地下鉄の出口を出てこの歩道をまっすぐ進みます地下鉄の出口を出てこの歩道をまっすぐ進みます「吉井美術」の手前の小路を右折すると・・・通りの先に見えますココです1階にあるカウンター席説明が一切なかったので正確には分からないが、「連子鯛の酢の物」だと思うこの白味噌仕立ての「伊勢エビの雑煮」が最高に美味しかった。脇役のトルネードの形をしたニンジンと大根の仕事にも注目してほしいこれが伊勢エビお造りは「サワラ、真鯛、アオリイカ、サヨリ」と推測「八寸」は正月バージョンクワイ、海老、数の子、かまぼこ、栗きんとん、煮豆、左の黒いのはフキノトウの佃煮揚げ物は「トラフグ」。「皮の煮こごり」も添えられていてこれは美味しい酢の物は「赤貝とウルイかな?(推測です)」煮物は「豚チャーシューと季節の野菜」一人飯だったが、銅製の羽釜で「セコ蟹(松葉ガニのメス)のご飯」を炊いてくれた。余ったご飯はお土産にしてくれた水菓子の「フルーツゼリー」も美味しかった