松之助 京都本店

  有名パティシエ・平野顕子さんがプロデュースするスイーツカフェ。この店では、彼女が得意とするアップルパイやパンケーキ、スコーン、チーズケーキなどのアメリカンスイーツなどを食べることができる。町家をリノベーションした店内は、白と黒を基調としたシンプルなインテリアで、BGMにジャズが流れる。店の奥にはパイの入ったガラスケースがあり、客はその日のパイを見てから注文する。10月から3月までは「紅玉」を使った「ビックアップルパイ」をやっているため、この日あった9種類のパイのうち、アップルパイが何と5種類もあった。「ビックアップルパイ」はリンゴがタップリ入っているので、多少パイが水っぽくなる。また、紅玉を使用しているため、そのまま食べると酸が強すぎるような気がするが、添えられたバニラアイスと一緒に食べると最高のパフォーマンスを発揮する。リンゴ好きなら「ビックアップルパイ」を、パイの食感を楽しみたければそれ以外のアップルパイをチョイスしたい。 
 この店は朝8時から営業しており、10時までのドリンク付きモーニングメニューは、「プレーンパンケーキ」、「ホームメイド・スコーン・クリームジャム」、「ホームメイド・グラノーラヨーグルト」、「ホームメイドビスケット2個」の4種類。これに「ソーセージエッグ」を追加する場合にはプラス250円、「ベーコンエッグ」を加える場合にはプラス150円となる。この日は「ホームメイド・スコーン・クリームジャム」にベーコンエッグをトッピング。スコーンは通常見かけるスコーンよりも一回り大きく、外がカリッと、中は温かくホロホロとした食感。リンゴのコンフィチュール(ジャム)とホイップクリームをのせて食べると思った以上に美味しかった。目玉焼きは“サニーサイドアップ(片面焼き)・スティームド(蒸し焼きで表面に熱を通す)”で焼かれ、塩とコショウを振って食べるとこちらも普通に美味しい。もちろん、セットメニューとは別にパイやケーキ、キッシュなども朝から食べることができる。
 僕の一押しはパンケーキで、ランチメニューの中では「バナナキャラメルパンケーキ」がいい。厚めのパンケーキはフンワリと滑らかな食感で実に美味しい。パンケーキは焼き上がるまで15分くらいかかるので、時間に余裕のあるときに頂きたい。僕の好物の「バナナクリームパイ」は、意外にも甘くなくサッパリとしたテイストだ。生クリームがフンワリとシルキーで独特の食感。カスタードクリームがもう少し濃厚で、パイがサクッとバターの香りが高ければ完璧なのだが。ちなみに、この店のパイやケーキ、スコーンなどはテイクアウトも可能である。
http://www.matsunosukepie.com

中京区高倉御池下ル亀甲屋町605  
電話番号:075-253-1058
定休日:無休
営業時間:8時〜20時(カフェは17時半まで)、【モーニングメニュー】8時~10時、【ランチメニュー】11時半〜14時
予算:モーニングメニュー680円、バナナキャラメルパンケーキ880円、ビックアップルパイ(バニラアイス添え)720円
アクセス:地下鉄烏丸線、東西線・烏丸御池駅3−1出口を出て、御池通を市役所方面(東側)へ進む。車屋町通、東洞院通、間之町通を過ぎ、「ホテルギンモンド京都」を過ぎた次の高倉通を右折すると、すぐ左側に見える。烏丸御池駅から徒歩2分
最寄りのランドマーク:御池通、ホテルギンモンド京都、高倉通
お勧めポイント:京都唯一のアメリカンスイーツ専門店

奥にあるショーケースにはその日のパイが入っている。ケースの上にはビスケットやスコーン、キッシュなどがのっている

この日選んだ朝ご飯は、「ホームメイド・スコーン・クリームジャム」にベーコンエッグをトッピング

目玉焼きは“サニーサイドアップ(片面焼き)・スティームド(蒸し焼きで表面に熱を通す)”で焼かれ、塩とコショウを振って食べるとこちらも普通に美味しい

ホットコーヒー

ビックアップルパイのバニラアイス添え

バナナキャラメルパンケーキ

バナナクリームパイとカフェラテ