食堂やまと

 岡山で人気の老舗の洋食店。洋食店とは言っても、この店の人気メニューは岡山のB級グルメを代表する岡山中華そばとデミソースカツ丼である。この店は洋食店であるが、岡山市のラーメン店では、ラーメンと共にデミカツ丼を出す店も多い。この日は冬の平日であったが、開店前より既に行列ができていた。入口を入るとすぐ左側にオープンキッチンのカウンター席があり、右側にテーブル席が4つある。人気店なので、混雑するとテーブル席は相席となることもあるようだ。しかしながら、調理場が次々とオーダーをこなして行くので、驚くほど客の回転は早い。
 メニューを見ると、中華そばとカツ丼のセットメニューこそないが、中華そばとカツ丼の両方食べたい方向けに、大、中、小の3サイズの量を選べる。今回は「カツ丼(小)」と「中華そば(中)」を注文。すぐに出て来たのはカツ丼。小サイズながら豚バラとヒレの2種類が入っており、好みでヒレだけあるいはバラだけに変更も可能である。肉は柔らかく、パン粉は細かくカリッと硬め。ソースのデミグラスソースはトマトの酸味を感じ、まるでハヤシライスのソースのよう(もしかして、この店のハヤシライスのソースと共通?)。新潟のソースカツ丼ほど僕好みではないが、これはこれで個性的で、アリかなと思う。

 続いて出てきたのは「中華そば(中)」。岡山市のラーメンは豚骨醤油で、少し甘めの味付けというが、混濁した豚骨スープは鰹節が香る。サッパリとしていながら濃厚で奥深く、どこかしら煮干しが香る今時の津軽ラーメンとも通じる味である。低加水のストレート細麺は、コシがあってこのスープに合っており、茹でた細モヤシと麺の相性もいい。デミカツよりも、むしろこちらをメインに食べたいくらい美味しかった。ちなみに、この店の中華そばは、下記のサイトより冷凍で取り寄せることもできる。(2023年1月取材)
https://www.shokudou-yamato.com

岡山市北区表町1丁目9−7 
電話番号:086-232-3944
定休日:火曜
営業時間:11時〜19時
予算:中華そば(大)930円、(中)780円、(小)550円、カツ丼(大)980円、(中)830円、(小)550円
アクセス:JR岡山駅(ホテルグランヴィアやビックカメラのある東側)を出て、路面電車の走る駅前通(県道42号)を岡山城方向へ進む。ジャンカラ、ワシントンホテルプラザ、三菱UFJ銀行を過ぎ、円いシンフォニービルの手前のアーケードを右折する。アーケードを進んで「キムラヤのパン」の信号を左折し、次の交差点を右折すると右側にある。JR岡山駅から徒歩12分
最寄りのランドマーク:三菱UFJ銀行・岡山駅前支店、西川緑道公園電停
最寄りのランドマーク:シンフォニービル、キムラヤのパン・表町1丁目店
お勧めポイント:岡山中華そばが美味しい老舗洋食店

この日は冬の平日であったが、開店前より既に行列ができていた 3代続く老舗の洋食店で、NHKのテレビ番組でも取り上げられたよう 入口を入ってすぐ左側にオープンキッチンのカウンター席があり、右側にテーブル席が4つある。人気店なので、混雑するとテーブル席は相席になることもあるようだ。しかしながら、調理場が次々とオーダーをこなして行くので、驚くほど客の回転が早いメニュー1。洋食店とは言っても、この店の人気メニューは岡山のB級グルメを代表する中華そばとデミソースカツ丼 メニュー2。もちろん洋食屋らしいメニューもあるメニュー3 テイクアウトもできる 中華そばは、冷凍で取り寄せることもできる すぐに出て来たのはカツ丼。小サイズながら豚バラとヒレの2種類が入っており、ヒレだけあるいはバラだけにも変更が可能である。肉は柔らかく、パン粉は細かくカリッと硬め。ソースのデミグラスソースは、トマトの酸味を感じ、まるでハヤシライスのソースのよう(もしかして、この店のハヤシライスのソースと共通?)。新潟のソースカツ丼ほど好みではないが、これはこれで個性的でありかなと思う 続いて出てきたのは「中華そば(中)」 岡山市のラーメンは豚骨醤油で、少し甘めの味付けというが、混濁した豚骨スープは鰹節が香る。サッパリとしていながら濃厚で奥深く、どこかしら煮干しが香る今時の津軽ラーメンとも通じる味 低加水のストレート細麺は、コシがあってこのスープに合っており、茹でた細モヤシと麺の相性もいい。デミカツよりも、むしろこちらをメインに食べたいくらい美味しかった