鮨 なかむら

 ミシュラン特別版にも掲載された寿司店。ビルの1階にある店内に入ると、ゆったりと快適なカウンター席が広がる。酒のメニューを見みると、三重の「而今」や青森の「田酒」などの良質な日本酒が揃っており、特に地酒にはこだわりはないようだ。今回いただいた熊本の米焼酎「九代目」は、淡麗で香りこそ乏しかったが、実にバランスが良く、地元の日本酒「産山村」も悪くはなかった。
 おまかせコースは、まずは酒のアテからスタート。「地物白魚とウルイの生姜醤油」、「アラのポン酢」、「菜の花の胡麻和え」、「熊本産ヒラメの刺身」、「地元アオサの茶碗蒸し」、「イワシのオイル漬け」、「葉山葵漬け」、「カラスミ」、「熊本産太刀魚の焼き物」など、どれも美味しかった。
 握りの酢飯は、赤酢と塩のバランスが良く、今年初物の熊本産「さより」からのスタート。さらに、熊本産「モンゴウイカ」、台湾産「カジキマグロ」、燻された熊本産「さわら」、天草産「車海老」、根室産「バフンウニ」、熊本産「真アジの昆布締め」、京都舞鶴産「本マグロのトロ」、締めて四日目の「コハダ」、韓国産の「煮穴子」、「鮪と胡麻の巻物」へと続き、「アラの潮汁」、「玉子焼き」、「デザート」で締めとなった。
 それにしても、地方店とは思えないくらい洗練された江戸前寿司を出すのに加え、コスパもいい。(2019年3月追加)

熊本市中央区城東町5-59 地図 
電話番号:096-352-9713
定休日:水曜
営業時間:17時半~21時半
予算:おまかせコース1万円
アクセス:熊本市電・通町筋電停で降り、「ダイコク」、「JINS」、「アパマンショップ」側に渡る。左(熊本城側)へ進み、最初の交差点(BEAMS手前)を右に曲がる。「上通駐車場」、「熊本キャッスルホテル」を過ぎた交差点を左折すると、右側に見えるビル。通町筋電停から徒歩10分
最寄りのランドマーク:熊本キャッスルホテル
お勧めポイント:地物素材を使った本格的な江戸前寿司

このビルの1階にあります ココです! ゆったりとしたL字型のカウンター席 お酒のメニュー 地酒「産山村・純米」は、悪くはない おまかせコースは、酒のアテからのスタート。「白魚とウルイの生姜醤油」 大根おろしとウルイをどけると、熊本産の生白魚が出現 「アラのポン酢」皮も入っているので食感抜群! 「菜の花の胡麻和え」 「熊本産ヒラメの刺身」 身が厚く切られていて弾力が凄い 「地元のアオサの茶碗蒸し」 忘れたが、「イワシのオイル漬け」だったような気がする 「葉山葵漬け」 「カラスミ」 地物「太刀魚の焼き物」は脂がのっていて美味しかった 握りの最初は、初物の熊本県産「さより」。食感に加えて旨味十分 地物の「モンゴウイカ」は塩でいただく 台湾産の「カジキマグロ」は水っぽく、脂と香りに乏しい 燻された地物の「さわら」は、トロッとして抜群に美味しい 「天草産の車海老」は、まあまあの美味しさ 「根室産のバフンウニ」 「熊本産・真アジの昆布締め」は、せっかくの繊細な味なのに生姜が効きすぎていた 「京都舞鶴産の本マグロのトロ」は、とろけて香り良し 締めて四日目だという「コハダ」は、香りがよく、締めすぎておらず美味しかった 「韓国産の煮穴子」はフックラと柔らかで美味しい 「鮪と胡麻の巻物」は、簾でしっかりと巻かれておらず、緩すぎ 「アラの潮汁」はコクがあって良かった 「玉子焼き」は普通デザートで締めとなる