麺や ゼットン

 昭和がコンセプトの人気ラーメン店。外観はバラックの様な建物で、店内にはポスターなどの昭和アイテムが展示され、BGMに昭和歌謡曲が流れる。特に目を引くのは、「札幌・中島スポーツセンター」で開催されたプロレスのポスターである。若き日のジャイアント馬場やアントニオ猪木の他、黒い魔神「ボボ・ブラジル」や当時NWA世界ヘビー級チャンピオンだった「ドリー・ファンク・ジュニア」、ミル・マスカラスなどの懐かしい面々が・・・。
 この店のラーメンはとにかくスープが美味しい。中でも僕のお勧めは「バラそば」。かつての人気メニューだった「背脂煮干し(チャーシュー入り)」がメニューから消え、現在はマニアックな「ドロ煮干し」や「デス煮干し」、「濃厚魚介つけ麺」などが人気である。特に、4年ぶりの新作「爆裂煮干し」が新たにメニューに加わったのが目を引く。「ドロ煮干し」は、5段階のドロドロから選べ、ドロ1〜4までが無料、ドロ5が100円増しとなっている。また、このドロ5スープを更にパワーアップした「ドロ煮干し・最強」が一日5食限定で味わえる。ちなみに、これを完食すれば、店から賞状がもらえる。
 僕の一押しの「バラそば」は、青森の有名ブランド「シャモロック」と旨味のある「桜姫鶏」、そして力強い味わいの「五穀味鶏」を強火で炊きあげ、それに豚骨や野菜を加えて、12時間かけてスープを作っているという。これに3種類の煮干しと鯖節、鰹節などを加えることで、うっすらと濁ったスープが出来上がる。口に含むとの動物系と魚介系による重層感と深い旨味が感じられる。ラーメンが運ばれてくると、目の前で店員がバーナーで炙ってチャーシューを仕上げてくれる。これはチャーシューのとろみと香りを出すために行っているようだが、パフォーマンスとしても受けそうだ。麺は中太の縮れ麺で、モチッとしているがそれほどコシがない。チャーシューは多少塩辛いが、それが気にならないくらいの美味しさである。
 僕のもう一つのお勧めは「デス煮干し」。津軽ラーメン特有の「焼き干し」の他、「平子」、「片口いわし」、「サンマ」、「イリコ」など計5種類の煮干しと豚骨スープと合わせて作られている。煮干しの風味に加え、煮干しに由来する酸味を感じさせ、煮干し系では「中華そば ひらこ屋」の「こいくち」と共に青森を代表する煮干しスープである。「デス煮干し」の麺は中太のストレート麺で、こちらの方がコシがあっていい。また、新作の「爆裂煮干し」や「ドロ煮干し」は特にお勧めではない。(2017年3月更新)

青森市緑2-7-19  
電話:017-777-6577
定休日:木曜
営業時間:11時~15時、17時~21時(土・日・祝日は11時~16時、17時~22時) 
予算:バラそば750円 
アクセス:JR青森駅からタクシーで12分 
最寄りのランドマーク:市立南中学校、青森山田高校、イオン
お勧めポイント:重層感のあるスープが旨いバラそば

店内には昭和のアイテムが一杯カウンター席特に目を引くのは、「札幌・中島スポーツセンター」で開催されたプロレスのポスターである。若き日のジャイアント馬場やアントニオ猪木の他、黒い魔神「ボボ・ブラジル」や当時NWA世界ヘビー級チャンピオンだった「ドリー・ファンク・ジュニア」、ミル・マスカラスなどの懐かしい面々が・・・メニュー1メニュー2メニューにはお子様ラーメンもある一日5食限定の「ドロ煮干し・最強」を食べると、店からミニ賞状がもらえる4年ぶりの新作メニュー店のこだわりテーブルにはホワイトペーパーとブラックペッパー、そしてふりかけがある僕の一押しの「バラそば」は、目の前で店員がバーナーで炙ってチャーシューを仕上げてくれる「バラそば」の完成形スープはうっすらと混濁している。青森の有名ブランド「シャモロック」と旨味のある「桜姫鶏」、そして力強い味わいの「五穀味鶏」を強火で炊きあげ、それに豚骨や野菜を加えて、12時間かけてスープを作っているという麺は中太の縮れ麺で、モチッとしているがそれほどコシがない「デス煮干し」津軽ラーメン特有の「焼き干し」の他、「平子」、「片口いわし」、「サンマ」、「イリコ」など計5種類の煮干しと豚骨スープと合わせて作られている。煮干しの風味に加え、煮干しに由来する酸味を感じさせ、煮干し系では「中華そば ひらこ屋」の「こいくち」と共に青森を代表する煮干しスープ「デス煮干し」の麺は中太のストレート麺で、コシがあっていい4年ぶりの新作メニュー「爆裂煮干し」味にアクセントをつけるために辛味佃煮はのっているスープは鶏ガラベースの濃厚煮干しスープ