黒猫夜 銀座店

エレベータを降りて店内に入ると、入って左側にカウンター席があり、奥にテーブル席がある。まるで一軒家の木造家屋の中にいるようなインテリアは、六本木店とも似ているが、入口側が細く暗めな照明は赤坂店とも似ている。個室は大小合わせて6室あり、最大収容人数は10名である。
「黒猫夜」全店の特筆すべき点は、見たことも、聞いたことも、味わったこともないような中国のローカル料理を味わうことができる点である。これを実現するために、日本ではなかなか手に入らない食材を入手したり、手に入らない中国野菜は自家菜園で種から栽培しているという。さらには、ビックリするくらい豊富な中国酒の品揃えも魅力的である。マニアックな黄酒(いわゆる紹興酒などの醸造酒)だけではなく、白酒(いわゆる蒸留酒)も多数ラインナップされているのだ。複数で行くときには、18種類の黄酒を一度にテイスティングできる「超利き酒5800円」に、是非チャレンジしてもらいたい。
料理はまず、インスタ映えする「季節の前菜盛り合わせ」からスタートしたい。どれも味がしっかりと付けられており、酒のアテには最高である。「百家風鴨舌炒め」はネギの香りが何とも言えず、「烤羊つくね」とともにビールによく合う。とくに、「百家風鴨舌炒め」は、永遠に食べていられるくらいの美味しさ。少し変わったところとしては、「蟹肉豆腐」や「陳村煎腸粉(陳さん村のクレープ餃子)」、「銀鱈の湖南辛味噌蒸・辛子油かけ」、「生搾菜とせせりの黒胡椒炒め」、「帆立米粉まぶし湖南ソースがけ」、「茹で山羊のスペアリブの冷菜・四川風辛子醤油ソース」などがお勧め。そして締めは、塩漬け魚とタイ米を使った「ハムイチャーハン」である。
メニューは、赤坂の本店や六本木店と基本的に同じであるが、料理の味付けに関しては微妙に異なる。3店舗の中では、六本木店、赤坂店、銀座店の順で勧めだが、銀座エリアで食べるのなら、この銀座店で十分満足できるかも。なお、ランチタイムも営業しているが、ランチタイムはランチ限定のご飯と麺メニューしかないので、黒猫夜の醍醐味は味わえない。(2020年1月追加)http://kuronekoyoru.com/info3.html#ginza

中央区銀座7丁目8-15 第二新橋会館8階
電話番号:03-6280-6464
定休日:日曜・祝日
営業時間:【月曜〜金曜】11時半〜14時、18時〜22時半、【土曜】18時〜22時
予算:百家風鴨舌炒め980円、季節の前菜盛り合わせ(2名から)1000円/1名、ハムイチャーハン1100円、黄酒3種利き酒900円
アクセス:東京メトロ銀座線・銀座駅A2出口を出て、銀座中央通り沿いに新橋方向へ進む。「ユニクロ銀座店」を過ぎ、「フェラガモ」のある交差点を右折する。すぐに1つ目の交差点を左折して進むと、左側にあるビル。銀座駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:サルヴァトーレ フェラガモ銀座本店
お勧めポイント:中国の郷土料理と豊富なラインナップの中国酒が味わえる貴重な店

このビルです 8階です エレベータを降りて店内に入ると、入って左側にカウンター席があり・・・ まるで一軒家の木造家屋の中にいるようなインテリア 暗めな照明は赤坂店とも似ている 黄酒は3つのエリアに分けられる 黄酒のメニュー 白酒のメニュー18種類の黄酒を一度にテイスティングできる「超利き酒」 紹興酒といえども、見た目がこんなにも違う この日の突きだし。どれも美味しい 「百家風鴨舌炒め」は、永遠に食べていられるくらいの美味しさ 「帆立米粉まぶし湖南ソースがけ」 「茹で山羊のスペアリブの冷菜・四川風辛子醤油ソース」「生搾菜とせせりの黒胡椒炒め」 「銀鱈の湖南辛味噌蒸・辛子油かけ」 陳村煎腸粉(陳さん村のクレープ餃子)」「蟹肉豆腐」はズワイガニを使ったくずし豆腐。お勧め! カイラン(中国野菜)とハムイ(塩座漬け魚)のキノコあんかけ烏龍茶はポットで供され、氷のグラスに注いで飲む最後に出される温かいお茶