【工房 加藤らーめん】

 実は、旭川の老舗製麺所「加藤ラーメン」の2代目社長(先代)の長男が現在の「加藤ラーメン」の社長であり、次男が「味乃やまびこ」というラーメン店グループを率いている。「味乃やまびこ」のラーメン店には、 「味乃やまびこ(→ その他北海道の旨い店・道北版を参照)」 と「工房 加藤らーめん」という2つのブランド名を持つが、基本的な味はほぼ同じである。この「工房 加藤らーめん」のお勧めは、何と言っても「熟成正油らーめん」か「こくうま熟成正油らーめん」。両者の違いは、「熟成正油らーめん」に豚の背脂をトッピングしたものが「こくうま熟成正油らーめん」なのである。スープは薄濁りのトンコツスープで、魚介系の風味も抑えられていて、野菜の旨味も感じる美味しいスープである。チャーシューもトロトロで美味しいので、チャーシューメンにすることをお勧めしたい。なお、この店では「あさひかわ ラーメン村」で一般的な小サイズのラーメンはない。
 加藤ラーメン系のラーメン店と言えば、麺を食べ終えた後のスープで頂く“おじや”「いうもの奴」というのが有名だが、次男の経営する「味乃やまびこ」グループではこのサービスを行っていないのが残念である。ちなみに、三男の経営する「元祖旭川 かとうらーめん本店」や「元祖旭川 かとうらーめん 手稲本店・月寒店」などでは行っている。

予算:熟成正油チャーシューめん900円、こくうま熟成正油らーめん800円