老松 喜多川

 北新地からほど近い西天満にある人気の日本料理店。店主の喜多川さんは、京都 「祇園さヽ木(→ 京都グルメバイブル・日本料理の頁を参照)」 の出身。店内は手前に6名までのテーブル個室あり、正面奥にはカウンター席がある。
 喜多川さんは日本酒に造詣が深いため、この店の日本酒は充実している。「十四代」や「黒龍」などのいろいろな美味しい酒があるが、滋賀県の「松の司」と「七本槍」が特にいい。また、料理は「祇園さヽ木」とは異なり、派手なパフォーマンスなどは一切ないが、この日の「セコ蟹(松葉ガニのメス)の茶碗蒸し」や「ツキノワグマの小鍋」、「ノドグロの味噌漬け」などは、素材の持ち味を生かしながらも実にインパクトのある素晴らしい料理であった。
 ちなみに、この店では合計金額が5万円以上にならなければクレジットカードが使えないのでご注意を。(2015年12月追加)

大阪市北区西天満4-1-11 昭栄ビル南館1階  
電話番号:06-6361-6411
定休日:不定休
営業時間:18時~21時
予算:15000円(松葉ガニのシーズンは1000円~2000円高くなる)
アクセス:地下鉄四つ橋線・肥後橋駅1—A出口を出て、「フェスティバルホール」を過ぎ、「渡辺橋」を渡り、「渡辺橋南詰」交差点を右折する。堂島川に沿って「ANAクラウンプラザホテル」、「新ダイビル」を過ぎ、さらに「大江橋北詰」交差点を過ぎると「大阪地方裁判所」が見えるので、その手前を左折する。「大阪地方裁判所」に沿って進み、さらに次の交差点を右折して「大阪地方裁判所」に沿って進む。2つ目のT字交差点を左折するとすぐ右側にある。肥後橋駅より徒歩12分
最寄りのランドマーク:フェスティバルホール、ANAクラウンプラザホテル、大阪地方裁判所
お勧めポイント:「祇園さヽ木」出身の店主が作るインパクトのある料理

このビルの1階です。ここです暖簾をくぐると、このような細長い通路がカウンター席(他のお客さんがいたので、これ以上撮れず) 滋賀県の「松の司・大吟醸」。どっしりとしたアミノ酸を感じたので純米大吟醸かと思ったら、意外や、アルコール添加の大吟醸だった旬を迎えた「セコ蟹(松葉ガニのメス)の茶碗蒸し」。1匹まるごと入っているのでは?と思うくらい内子や蟹の身が入っていて、凝縮された松葉ガニの旨みが口の中に充満。ちなみに、上にのっている大きめの脚の身だけはオスのものオレンジ色のものが内子上の具材をどけると茶碗蒸しが見える「藁でいぶした鯖の酢の物」。大根おろしとリンゴがかかっているお椀は、先ほど茶碗蒸しで登場した「松葉ガニのオスの蟹真丈(魚のすり身に入れた蟹の身)と海老芋のお椀」刺身は「函館産のムラサキウニと氷見の寒ブリ」とシンプル。寒ブリは辛み大根でいただく「車エビのジュレがけにキャビアを添えて」「本マグロの漬け」。料理の途中で寿司が出るのは「祇園さヽ木」流「ノドグロの味噌漬け」。右の天ぷらは、下仁田ネギだったような気がする先ほど出てきた車エビの頭が素揚げにして出てきたグツグツと沸騰して出てきたのは「ツキノワグマの小鍋」。イベリコ豚の脂のような独特の甘い美味しさほとんどが脂身。熊は赤身でなく脂身が美味しい一人飯だったが、ご飯を炊いてくれた。この日のご飯は「琵琶湖産稚鮎の炊き込みご飯」。ほんのりととした苦みがあり、生シラスご飯のようだ盛りつけたところ。残ったご飯はおにぎりにして持ち帰り水菓子は抹茶アイスとイチゴ