すみれ 中の島本店

 2017年10月にリニューアルオープンした有名ラーメン店。元をたどれば、「すみれ」と「純連」という2つの店は、両店主の母親である村中明子さんがやっていたラーメン店「純連(と書いて“すみれ”と読んだ)」から、それぞれ漢字と平仮名をとって分かれた店なのである。
  母親の明子さんがやっていた店は、札幌パークホテル近くの現在「味噌らーめん専門店 狼スープ(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」がある場所で、その後、北区新琴似に移転して店名を「らーめんの駅」に変更した。さらに、2010年に新横浜ラーメン博物館内に移転したが、明子さんの引退により名前を「すみれ新横浜店」とし、「すみれ新横浜店」はその後閉店し、現在は野毛サーク内に「すみれ横浜店」として営業している。そして、現在札幌には、この「中の島本店」と「札幌すすきの店(→ 札幌グルメバイブル・ラーメンの頁を参照)」、そして「札幌里塚店」の3店舗がある。
 これら「すみれ」と「純連」、「らーめんの駅」の名物は、何と言っても味噌ラーメン。他店では味わえないような、オリジナリティあふれる味噌ラーメンなのである。たっぷりのラードでしっかりと炒められたモヤシと豚挽肉、そして濃厚なスープは、何とも言えず後を引く味だ。人によっては「脂っこい」とか「塩辛い」と感じる方もいるかも知れないが、頼めば濃さを調整してもらえる。「すみれ」と「純連」との違いは、「純連」の方が焼きが強めで濃厚。どちらかと言えば、「純連」の方が母親の「らーめんの駅」に近いような気がするが、「すみれ」の方がオリジナルを進化させ、より洗練された味わいとなっている。ちなみに、使用している麺は「西山製麺」特製の黄色い中太縮れ麺・33丸麺である。「味噌キムチラーメン」は美味しいものの、キムチによってこの味噌の特徴が失われてしまい、しかも旨味調味料をより強く感じてしまい、お勧めできない。僕のお勧めは「味噌チャーシューメン」で、この味噌には一味だけをかけて味わうのが一番である。サイドメニューでは、唯一刻みチャーシューの入った「チャーハン」がお勧めである。コンガリとパラパラに仕上げられた炒飯はとても美味しく、かつてセブンイレブンのおにぎりとして販売されたほど。
 「中の島本店」の横にはショップがあり、ここでは人気の「塩チャーシュー」が冷凍販売されている。また、バンダナやドンブリ、オリジナルTシャツなどのグッズも販売されている。しかしながら、かつて販売されていたストレートスープのお土産用ラーメンは復活されておらず、日持ちのする濃縮タイプのラーメンだけになってしまったのが残念。(2019年4月更新)
http://www.sumireya.com

【中の島本店】
豊平区中の島2条4丁目7−28  
電話番号:011-824-5655
定休日:不定休(基本は無休)
営業時間:【4月〜10月】11時〜15時、16時〜21時、【11月〜3月】11時〜15時、16時〜20時(土日・祝日は通し営業)
予算:味噌ラーメン870円、味噌チャーシューメン1080円
アクセス:地下鉄南北線・平岸駅2番出口を出て右へ進む。信号を右折し、平岸街道を南へ進む。500mほど進むとマクドナルドとモービル石油のガソリンスタンドが見える広い交差点にでるので、そこを右折する。「紳士服のはるやま」、「ネッツトヨタ」を過ぎ、橋が見えたらすぐ左側。平岸駅より徒歩15分
最寄りのランドマーク:ネッツトヨタ道都平岸
お勧めポイント:ガツンとパンチのある濃厚味噌ラーメン

以前の本店とは全く雰囲気が変わり、打ちっ放しのモダンな建物に。駐車場も駐めやすくなった ここが入口(開店20分前) 土曜日の開店5分前には、既に入口に行列が出来はじめる 本店にも自動券売機が導入された 入口近くにはオープンキッチンのカウンター席がある。ガラスの仕切りがあるので、調理場からの臭いが漏れないので快適 カウンター席の奥にはテーブル席がある メニュー1 メニュー2 メニュー3 メニュー10 この店の近くには、系列店の「おにやんま」がある。この店では、全く別なラーメンを食べることができる 僕のお勧めの「味噌チャーシューメン」 チャーシューの上には擦った生姜がのせられている スープは濃厚 使用している麺は「西山製麺」特製の黄色い中太縮れ麺・33丸麺 この味噌には一味だけをかけて味わうのが一番である 柚子胡椒は合わない 店の横にあるショップ ココです!豚肩ロースを使った「特製の塩チャーシュー」

冷凍の特製チャーシューが店のバンダナ付きで販売されている
ロングとハーフの2サイズあったが、今回はロングを購入
湯煎したものを切ったところ。スライスしたものをつまみとして食べるのなら、和辛子をつけてそのまま食べるか、和辛子あるいは食べるラー油とマヨネーズを混ぜたディップに付けて食べるのがお勧め。また、細かく切ってチャーハンの具材にしてもいい。さらに、細かく刻んだチャーシューとネギ、七味、刻みミョウガなどと和え、醤油を少々足して少し濃いめの味にして、それを炊きたての炊飯器の白米の中に投入してかき混ぜ、最後に刻み海苔をかけて混ぜご飯として食すれば最高である

<!--
  • 写真

まるでニシン御殿のような札幌本店

入って左側にオープンキッチンのカウンター席が、そして右側にテーブル席がある

メニュー

これが名物の「味噌ラーメン」

刻みチャーシューが入っている

黄色の中太縮れ麺はコシがあっていい

味付け玉子でなく普通のゆで卵になってしまったのは残念

「味噌キムチラーメン」は美味しいが、「味噌ラーメン」の個性がなくなっている

チャーシューは柔らかい(後の札幌すすきの店のチャーシューと比べてみてほしい)

キムチがタップリ入っている

凄く辛そうに見えるが、実際は中辛程度の辛さ

入口の左側に併設されたグッズを販売するショップ

冷凍の特製チャーシューが店のバンダナ付きで販売されている

ロングとハーフの2サイズあったが、今回はロングを購入

湯煎して切ったところ。そのままビールのつまみとして食べても良いが、細かく切ってチャーハンの具材にしたり、細かく刻んだチャーシューとネギ、七味、刻みミョウガなどと和え、醤油を少々足して少し濃いめの味にして、それを炊きたての炊飯器の白米の中に投入してかき混ぜ、最後に刻み海苔をかけて混ぜご飯として食すれば最高

-->