オーベルジュ・ド・リル サッポロ
円山公園入口前にある仏アルザス風の大きな一軒家。この店は仏・アルザスのフレンチの名店「ル・バエ・レンタル」が、2014年にリニューアルした店である。「オーベルジュ・ド・リル」も仏・アルザスにある有名店であるが、日本では「(株)ひらまつ」グループと提携し、この札幌店の他、東京や名古屋にも店舗を構えるフラグシップレストランである。
エントランスを抜けてすぐ左側には、ウェディングや宴会にも使用できる広い建物があり、エントランス右側の1階がメインダイニングとなっている。さらに、2階には12名まで対応可能な個室がある。メインダイニングの入口正面には暖炉が鎮座し、冬に訪れると温かく重厚な雰囲気が漂う。また、建物の1階には中庭もあり、春から秋にかけてのロケーションも魅力的である。メインダイニングの重厚で素敵な雰囲気も捨てがたいが、幼い子供連れの場合やついつい話が弾んで大きな声が出てしまう友人との会食などといったシチュエーションでは、人数が揃えば是非個室も選択肢に入れていただきたい。
料理は「オーベルジュ・ド・リル」のオーナーシェフ・マルク エーベルラン指揮のもと、コロナ禍であった2020年に就任した青木遊冬(ゆうと)シェフが、人々のイマジネーションを刺激するような、モダンで洗練された料理を提供してくれる。また、サービス陣のホスピタリティあるサービスも相変わらず素晴らしい。(2024年7月更新)
https://www.hiramatsurestaurant.jp/aubergedelill-sapporo/about/
中央区南1条西28丁目3-1
電話番号:011-632-7810
定休日:火曜
営業時間:12時~13時半、18時~20時(土日・祝日は17時半~20時)
予算:【ランチ】4500円(平日限定)、7500円、12500円【ディナー】11000円、16000円、22000円(税サービス料は別)
アクセス:地下鉄東西線・円山公園駅3番出口を出て大通を円山公園方面へ向かう。「ケンタッキーフライドチキン」の前を通って信号を渡ると、円山公園入口手前の左側にある。円山公園駅より徒歩2分
最寄りのランドマーク:円山公園入口
お勧めポイント:素晴らしいロケージョンで味わえる洗練されたフレンチ
円山公園入口手前の左側にあるココです!
門を抜けて・・・
中に入ると・・・
すぐ左側には、ウェディングや宴会にも使用できる広い建物があります
入って右側の1階がメインダイニングで、2階には12名まで対応可能な個室があります
メインダイニングの入口正面には暖炉が鎮座し、冬に訪れると温かく重厚な雰囲気が漂います
入口側(暖炉側)のメインダイニングはこんな感じです
建物の1階には中庭もあり、春から秋にかけてのロケーションも魅力的
奥側のメインダイニング
この日のディナーメニュー(22000円)
突き出し3種。左から「クリームチーズ 行者ニンニク風味」、「グジェール(チーズ風味の温かいシュー皮)」、「豚のゼリー寄せ」
「夏烏賊とズッキーニのリュパン シトロエンコンフィのムース キャヴィア添え」
シトロンの爽やかな香りと軽くてほんのりと甘いクリーム。さらに、ズッキーニの食感とキャビアの塩味が加わった重層感が魅力的
「蝦夷アワビのヴィシソワーズ フヌイユの香り」。ヴィシソワーズ自体は薄めなのでジャガイモの香りは抑え気味。これに鮑の身や肝が入ることで、深みのある洗練された一品に仕上がっている
「パテ・アンクルート 美瑛町百姓やの無農薬野菜」。4つの肉を使ったパテで、食感や味のバランスが絶妙で洗練されている。付け合わせの野菜の火の通りが抜群で、食感や野菜の味そのものも素晴らしい
最初のパン
「五島列島産アカハタのポワレ 真蛸のソテーと夏野菜のコンポート ソースピキオス」
赤ハタのソテーのパプリカソースで、皮目がカリッとして火の通し方は良い。塩味が少々足りない
2つめのパン
「仔牛のロースト セロリのニョッキ クレームドトリュフ」。肉の塩味はやや強めで、トリュフが香るソースはほんのりと甘い。仔牛の肉質は良いが、豚モモのように淡白な仔牛ではこのソースに負けてしまうので、熟成した赤牛の方が合うような気がする。セロリのニョッキは、まるでフキノトウのような風味
最初の小さなデザートは「練乳とルバーブのデザート」。これは全体のバランスが良くて美味しい!
「アマレット香るババのガトー ウィスキー“余市”に漬けたチェリーとショコラブラウンのグラス」
フランスで食べたババは、ラム酒が効いたクセのあるデザート(サバラン)であったが、このババは食べやすい。ただ、もう少しシットリと柔らかく仕上げてほしかった。写真を撮り忘れたが、この後に飲み物と小菓子が出て終了となった