Japanese Ramen Noodle Lab Q (旧・Q

 時計台のすぐ北側にある人気のラーメン店。実はこの店、昼はラーメン店、夜は焼鳥店「ヤキトリ、ワイン、日本酒Q」に変身する二毛作の店なのである。店名を、かつての「Q」から「Japanese Ramen Noodle Lab Q」へと変更しただけでなく、鶏白湯と鶏清湯の2種類のスープを鶏清湯一本に絞り、素材を厳選することで北海道トップクラスのスープを実現した。しかし、その分価格も2倍に上昇し、具材を全てのせる「特製醤油らあめん」は2000円と、値段も北海道トップクラスとなってしまった。
 地下への階段を下りると、外に自動券売機があるので、まずは食券を購入。扉を開けると、中はワンフロアのロフト風インテリア。奥にカウンター席が、そして真ん中には巨大なテーブル席と手前に小さなテーブル席がある。コロナ禍である現在は、手前の小さなテーブル席をなくし、椅子だけを並べて待合スペースにしている。しかし、アクリル板などの仕切りはないので、ちょっと不安になる。
 現在のスープは、北海道唯一の地鶏である新得町の「新得地鶏」をメインに、熊本の「天草大王」、「名古屋コーチン」、「丹波黒鶏」、「博多地鶏」などを使って作られている。清湯スープは「醤油」と「塩」の2種類あり、どちらも甲乙付けがたいくらい鶏の旨味が溢れていて美味しい。中でも、「醤油」スープの「醤油ちゃあしゅう麺」が僕のお勧め。もしも、「醤油」のスープだけで評価するなら、北海道ナンバーワンと言っても過言ではないくらい。さらに、「ちゃあしゅう麺」のチャーシューも美味しい。カタ、ロース、バラ、内モモ4種の豚チャーシューと鶏チャーシューが入っているらしいが、どれも低温調理でシットリとしており、素晴らしい出来。残念だったのは、北海道産小麦を使用して作られたという中細の自家製ストレート麺とワンタン、シューマイなど。以前からも清湯スープの麺はそれほど良くなかったが、現在の麺もコシがなくブヨッとした感じだ。同じような食感は、ワンタンやシューマイの皮にも言える。サイドメニューの「炭焼きちゃあしゅう九条ネギ飯」は、そのまま食べるよりも、麺を食べ終えた後にスープを入れてお茶漬けのようにして食べれば最高なので、是非一緒に注文してほしい。
 それにしても、1つ星だったリニューアル前からはかなり美味しくなってはいるが、その分価格が上がったことや、スープやチャーシューの美味しさに自家製麺が付いてきていないことを考慮し、今回は1つアップの2つ星とした。(2021年1月更新)

中央区北1条西2丁目1−3 りんどうビル地下1階 
電話番号:050-5594-9594
定休日:日曜
営業時間:11時〜15時(月曜〜水曜限定の夜ラーメンは17時〜19時15分。現在は一時休止中)
予算:醤油ちゃあしゅう麺1450円、塩ちゃあしゅう麺1500円、炭焼きちゃあしゅう九条ネギ飯550円
アクセス:地下鉄大通駅31番出口を出て、南への一方通行を北へ進む。「さっぽろ創生スクエア(HTB北海道テレビ放送)」の北角(JR札幌駅側)の信号を左折するとすぐ左側(ローソンが入っているビル)。大通駅から徒歩3分
最寄りのランドマーク:さっぽろ創生スクエア
お勧めポイント:北海道トップクラスの清湯スープのラーメン

ローソンと同じビルのココです!階段を降りると・・・自動券売機があります鉄の扉カウンター席中央にある大きなテーブル席お土産ラーメンは具材なしの冷凍 具材を全てのせた 「特製醤油らあめん」 「醤油」のスープだけで評価するなら、北海道ナンバーワンと言っても過言ではないくらい 北海道産小麦を使用して作られたという中細の自家製ストレート麺。以前からも清湯スープの麺はそれほど良くなかったが、現在の麺もコシがなくブヨッとした感じだ カタ、ロース、バラ、内モモ4種の豚チャーシューと鶏チャーシュー。どれも低温調理でシットリとしており、素晴らしい出来 全粒粉を使ったというワンタンの皮は張りがなく餡もイマイチ 味付け玉子は中がトロトロで合格点 「 塩ちゃあしゅう麺」 透明感のあるスープは、鶏の旨味が凝縮されている 白髪ネギだけでなく、芽ネギとゆず皮がのっている 「シューマイ」。皮はブヨッとした柔らかな食感で、中の餡の味付けは酸味を感じ、完成度が低い