プチレストランないとう
「グリルフレンチ(→ 京都グルメバイブル・洋食の頁を参照)」 と人気を二分する洋食店。「グリルフレンチ」が近代的なビルの建物であるならば、この店は古さと新しさが同居する京都らしい洋食店である。三条河原町通近くにあったときにはカウンターだけの小さな店だったが、その後現在の地に移転し、築100年の町家の洋食店としてリニューアルオープンした。外の暖簾をくぐり、細い路地を進むと、ごく普通の町家が見える。入口を入ってすぐ正面に掘りごたつの小上がりがあり、左側にオープンキッチンの広いカウンター席がある。カウンター席からは京都らしい坪庭を眺めることができる。
今年の1月からから昼の「スペシャルランチ」とアラカルトメニューがなくなり、昼も夜は「おまかせコース」のみとなった。特に昼の「おまかせコース」は限定10名なので、予約は必須である。昼の「おまかせコース」はまだ食べていないので何れ取材するが、前菜からコーヒーまでの8品であるという。ちなみに、「夜のおまかせコース」は、季節の突き出しが2皿とパン、本日の海鮮オードブル、本日のポタージュスープ、メイン料理(選択するもので価格が変わる)、ご飯(ポークカレーか白飯と豚汁かを選ぶ)、デザート、飲み物というラインナップ。
洋食店としてはかなり値段設定が高めなので、コスパに関しては意見が分かれるところだろう。しかしながら、冬季に登場する「コウバコガニ(松葉ガニのメスのこと)を使ったサラダ風前菜(入荷によるので電話確認が必要)」は僕の一押しなので、これが出てくる11月の3週目~1月10日だけは、是非「夜のおまかせコース」を味わってみてほしい。また、「夜のおまかせコース」の最後を締めるポークカレーは洋食屋のカレーとしては秀逸で、お腹に余裕があればおかわりしたくなるほど。また、2日前からの予約でお弁当(2個以上からの注文)もやっているらしい。(2019年9月更新)
http://petitrestaurant-naito.com/top.htm
中京区柳馬場通夷川上ル西側
電話番号:075-211-3900
定休日:月曜
営業時間:11時半~13時半、18時~21時
予算:【ランチ】昼のおまかせコース6000円(10名限定)、【ディナー】夜のおまかせコース8000円〜13000円(メインの料理の選択によって値段が異なる)
アクセス:地下鉄烏丸線・丸太町駅5番出口を出て、「ハートピア京都」の角をすぐ左折して竹屋町通を進む。「御所南小学校」の手前角を右折し、柳馬場通を進むとすぐ右側にある。丸太町駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:ハートピア京都、御所南小学校、柳馬場通(やなぎのばんばどおり)
お勧めポイント:京都トップレベルの高級洋食店
車の手前の木の塀が見えるところが店です
ここです
奥に暖簾が見えます
暖簾をくぐると
細い路地が
この家が店です
入ってすぐに掘りごたつの小上がり(テーブル席2つ)があります
オープンキッチンのカウンター席
カウンター席横の坪庭が実に京都らしい
夜のおまかせコースのメニュー
夜のおまかせコースの価格はメインを何を選ぶかによる
突き出しの「丹波栗の素揚げとイチジクのフライの生ハムのせ、丹波の黒豆」は素朴な味わいでいい
ハムのサラダとポテトサラダ」は「グリルフレンチ」のサラダより美味しい
「スペシャルランチAセット」の盛り合わせ 手前から「車海老クリームコロッケ」、「和牛のハンバーグ」、「養老豚のヒレとんかつ」
手前から「車海老クリームコロッケ」、「和牛のハンバーグ」、「養老豚のヒレとんかつ」
「和牛のハンバーグ」は、つなぎがが入りすぎでネットリとしている。ジューシーさがなく、肉の食感もイマイチ
「岐阜県産・養老豚のヒレとんかつ」はジューシーでいい。カツはどれも細かめのパン粉を使用しており、カラッと揚がっている。
カラシとウスターソースをつけて食べれば最高
豚汁は旨味にかけ、イマイチだが、ご飯は美味しい
デザートのプリンはごく普通
飲み物はコーヒー、紅茶、エスプレッソ、カプチーノから選べるが、今回はカプチーノを注文