メゾン・フジヤ・ハコダテmaison Fujiya Hakodate

 函館元町の二十間坂にあるフレンチレストラン。シェフの藤谷圭介さんは、札幌の「コートドール」や「オプトゥニールK」の料理長を経て、この店のシェフとなった。ちなみに、「オプトゥニールK」の頃には、札幌グルメバイブルで2つ星を獲得している。
 二十間坂の上まで上ると、白亜の一軒家が見える。1階のエントランスには、エレベーターと10名までの個室がある。エレベーターで2階へ上がると、そこには広めのメインダイニングと10名までの半個室がある。窓から見下ろす景色は、まさに函館西部地区そのものの景色である。メニューは、基本的にランチとディナー共通であるが、ランチタイムにはお得な7260円のコースが加わる。今回はランチタイムであったが、折角の取材なので、共通コースの15730円の方を注文。
 先ず出てきたのは、アミューズの「新玉ねぎのタルト グリエールチーズ」。タルトはカリッとしていて玉ねぎは甘く、素晴らしいスターターだ。続く2品目は、「温かいコンソメ」。コニャックやシェリー酒が香り、玉ねぎなど野菜の甘みを感じる。3品目は、2つ目のアミューズである「大沼のワカサギのフリット」。ガラムマサラやクミンの香りにゲランドの塩、さらにはレモンエキスがキリッと締めている。4品目は、「オグニ牧場の牛タンサラダ」。牛タンは薄切りにされて柔らかく、梨と伊予柑の甘みに加え、ヴィネガーの酸味が爽やか。スパイスとのバランスも良い。ここでバゲットが出てきたが、バターではなく、オリーブオイルと棒状に詰められた豚のリエットが添えられてきた。豚のリエットは、ガラムマサラのようなカレーの香りがする。5品目は、「ツブのエスカルゴ風パイ」。原木椎茸やチヂミほうれん草が風味を豊かにしている。6品目は魚料理で、「ヒラメとセミドライトマト アンチョビソース」。淡白なヒラメと濃厚なセミドライトマトが絶妙にマッチしている。ここで口直しに「メローゴールドの果肉 生姜のアイスパウダー」が出て、メインとなる7品目は「仔牛のロースト ポテトグラタン添え」。サッパリとして柔らかな仔牛とソースの相性が最高である。デザートの1品目は「ヨーグルトのシャーベット」で、みずみずしく滑らかなジェラートである。デザート2品目は、「焼きたてマドレーヌ」。ほろほろと崩れて、バターの香りがとても豊か。デザートの3品目は「イチゴとバニラのジュレ」で、サッパリとしていて良かった。その後、小菓子と飲み物が出て終了となった。エスプレッソは香り高く秀逸であったが、マカロンは普通であった。(2023年8月追加)
https://maison-fujiya.com/maison_fujiya_hakodate.html

函館市元町17−17 
電話番号:0138-76-9653
定休日:水曜、第2第4火曜
営業時間:12時〜13時、18時〜19時半
予算:【ランチ】7260円、15730円、24200円、【ディナー】15730円、24200円
アクセス:市電の十字街電停で下車。電車軌道に沿って海峡通を函館どつく電停方面へ進む。広い二十間坂を左折して上り、五島軒を過ぎて石畳をさらに上がると、その突き当たりにある。十字街電停から徒歩10分
最寄りのランドマーク:二十間坂、五島軒
お勧めポイント:素晴らしいサービスとハイレベルなフレンチ

二十間坂の上まで上ると・・・ 白亜の一軒家が見える 1階のエントランスには、エレベーターと10名までの個室がある。エレベーターで2階へ上がると・・・ そこには広めのメインダイニングと10名までの半個室がある 窓から見下ろす景色は、まさに函館西部地区そのものの景色 「オプトゥニールK」の頃から、藤谷シェフは北海道、とくに道南の素材にこだわっている15730円のコースメニューには、素材だけが書かれてある 先ず出てきたのは、アミューズの「新玉ねぎのタルト グリエールチーズ」。タルトはカリッとしていて玉ねぎは甘く、素晴らしいスターター 続く2品目は、「温かいコンソメ」。コニャックやシェリー酒が香り、玉ねぎなど野菜の甘みを感じる3品目は、2つ目のアミューズである「大沼のワカサギのフリット」。あれ?影しかない? ワカサギのフリットが後載せさられると、ワカサギが皿の上に浮かんで見える。ガラムマサラやクミンの香りにゲランドの塩、さらにはレモンエキスがキリッと締めている 4品目は、「オグニ牧場の牛タンサラダ」 牛タンは薄切りにされて柔らかく、梨と伊予柑の甘みに加え、ヴィネガーの酸味が爽やか。スパイスとのバランスも良いここでバゲットが出てきたが、バターではなく、オリーブオイルと棒状に詰められた豚のリエットが添えられてきた。豚のリエットは、ガラムマサラのようなカレーの香りがする 写真を撮る前に食べてしまったが、5品目は、「ツブのエスカルゴ風パイ」。原木椎茸やチヂミほうれん草が風味を豊かにしている 6品目は魚料理で、「ヒラメとセミドライトマト アンチョビソース」 淡白なヒラメと濃厚なセミドライトマトが絶妙にマッチしている ここで口直しに「メローゴールドの果肉 生姜のアイスパウダー」が出て・・・ メインとなる7品目は、熱々のポテトグラタンを載せて完成 完成した「仔牛のロースト ポテトグラタン添え」 サッパリとして柔らかな仔牛とソースの相性が最高 ザートの1品目は「ヨーグルトのシャーベット」で、みずみずしく滑らかなジェラート デザート2品目は、「焼きたてマドレーヌ」。ほろほろと崩れて、バターの香りがとても豊か デザートの3品目は「イチゴとバニラのジュレ」 サッパリとしていて良かった その後、小菓子と飲み物が出て終了となった。エスプレッソは香り高く秀逸であったが、マカロンは普通