ラ・マーサ La masa
「アカ aca1°(→ 京都グルメバイブル・スパニッシュの頁を参照)」 の東シェフから教えてもらったスペイン料理店。東シェフはかつてこの店で修行していたという。実は、この店は「株式会社バハルボール」が経営するスペイン料理店。この店の他に「La Gallega」や「EL FOGON」、「FUIGO」など計4店舗を運営しているようだ。
2015年版当時は寺町二条の有名バー 「カルバドール(→ 京都グルメバイブル・バーの頁を参照)」 と同じビルにあったが、2018年に「EL FOGON」があった場所に移転してきた。
まずは定番の「サングリア」を注文。この店のサングリアは、ベースとなる赤ワインにガルナッチャ(グルナッシュ)100%のワインを使用しており、甘い独特な香りがして日本ではあまり味わったことのない味だ。メニューはレギュラーと日替わりの2つのメニューあるが、レギュラーメニューの品数はそれほど多くはない。 ボトルワインは3500〜7500円くらいと比較的リーズナブルで、フルボディータイプのものが揃っている。
この店のお勧めはパエリアと日替わりのコロッケ。「白身魚のクリームコロッケ」は、スペインでは本来は鱈(タラ)を使用するそうだが、本日はスズキを使用しているという。「イワシとトマトのパエリア」は、青魚であるイワシの香りがマッチしているかどうかは別として、米は半生の本格的なアルデンテに焼かれていて美味しかった。また、「タパス5種盛り合わせ」はその日のお勧めの5つが900円とかなりお得。デザートだけはイマイチだったが、その他の料理はそれなりに美味しかった。
また、シェフの神永さんはとても気さくで話しやすく、従業員と定期的にスペインに研修旅行に出かけるなど、できるだけ現地の味や雰囲気に近づけるよう努力しているという。また、神永さんだけでなく店員全ての対応が良く、もしも地元であれば行きつけにしたいくらいホスピタリティを感じる店だ。夜のみテーブルチャージを取られるが、これはサービス料のようなものなのかも。ちなみに、ランチタイムには「タパスとパエリアのランチ」1700円で食べられ、ディナータイムのコスパもいい。ちなみに、英語メニューや下記に英語のホームページもある。(2019年9月追加)
http://www.lamasa.jp
中京区亀屋町380(御幸町通り・御池上ル)
電話番号:075-255-6093
定休日:不定休
営業時間:12時〜14時、18時〜22時
予算:【ランチ】1000円、1700円、【ディナー】タパス5種盛り合わせ900円、イワシとトマトのパエリア1700円、季節のコース3000円〜5000円
アクセス:地下鉄東西線・京都市役所前駅を出て、御池通りから御幸町通りを北へ(京都御所方向へ)進むとすぐ左側。京都市役所前駅から徒歩1分
最寄りのランドマーク:御池通り、御幸町通り
お勧めポイント:コスパの良いカジュアルなスペイン料理店
このビルの1階です
英語メニュー
サングリア
1人前にしてくれたタパス5種盛り合わせ
レコードプレイヤー
シードル
白身魚のクリームコロッケ
ムール貝の白ワイン蒸し・クリーム仕立て
イワシとトマトのパエリア
クレマ・カタラナ(カタラーナ地方のクレームブリュレ)とタルタ・デ・サンティアゴ(ガリシア地方のアーモンドタルト)