リストランテ野呂
二条城の南側にある人気のイタリアン。オープンキッチンのカウンター席の店内には、ゆったりとジャズが流れている。厨房内の4人の料理人は、キビキビとしていて動きに無駄がない。
本日のグラスワインは、スパークリングワインが1種類と赤白各2種類ずつで、この他にプレミアムモルツの生ビールもあった。昼はコースメニューしかないようだが、逆に夜はアラカルトメニューしかなく、シェアして食べるスタイル。手書きのアラカルトメニューを見ると、とにかく魚貝類が豊富だ。とくに冷前菜は、目移りするほどの品揃えである。「香住のかにクリームコロッケ・トマトソースで」や「リストランテ野呂のメンチカツ・デミグラスバルサミコで」、「京丹波高原豚のトンテキ・りんごじょうゆソースで」などといったこれってイタリアン?と思うようなメニューも見受けられるが、これはシェフが「洋食 おがた」にいたことが影響しているものと思われる。アラカルトメニューには価格が表示されていないが、実際には京都の日本料理ほどの値段ではなかった。また、この店の一皿は通常の1.5人前ほどであるが、僕のような一人飯客でも、品数が食べられるよう量を調整してもらえるのがありがたい。
まず、出てきた突き出しの「人参のマリネ」は、ほんのりと甘く、サッパリとしていた。本日の冷前菜の盛り合わせは、「天然真鯛」、「マナガツオの炙り」、「ハマチのタタキ」、「金目鯛の炙り」、「海老と完熟アボガドのタルタル」などが良かった。スモールポーションにしてくれた「香住のかにクリームコロッケ・トマトソースと」は、トマトソースで食べるよりも、ウスターソースで食べた方が美味しかった。「スナップえんどうのカルボナーラ仕立て」は、濃厚な黄身ソース自体は良かったが、スナップエンドウには火が通り過ぎていたのが残念。人気の「リストランテ野呂のメンチカツ・デミグラスバルサミコで」も、スモールポーションにしてくれた。マスタードをたっぷりと塗り、ソースと絡めるように食べると美味しい。しかし、ナイフで切ると肉汁が溢れ出してしまうので、切らずにそのまま食らいついた方が、もっと美味しく食べられるかも。また、付け合わせのマッシュポテトをソースに絡めて食べても最高だった。パスタは素材を選び、客の好みの味をリクエストできる。この日の素材は、「活オマール海老」、「釜揚げシラス」、「天然真鯛の一夜干し」、「アサリ」、「海老」など。僕は「活オマール海老」をチョイスし、トマトソース味、スパゲッティを50gで注文。残念ながらトマトソースには深みがなく、オマール海老の旨味が十分出ているとは言えなかったが、それでも、十分合格点を出せるレベルであった。また、この日のデザートは、「番茶のパンナコッタ」と「ヘーゼルナッツセミブレッド」、「グレープフルーツのプリン」の3つであったが、珍しい「グレープフルーツのプリン」をチョイス。トロトロとした食感に加え、クレームブリュレのように濃厚な味だ。カラメルソースに微かにグレープフルーツの香りが感じられて美味しかった。料理は全般的に非常にテンポ良く出され、ホスピタリティーを感じるサービスも良かった。(2019年8月追加)
中京区西ノ京職司町67-14
電話番号:075-823-8100
定休日:月曜(月1回火曜)
営業時間:11時半~13時半、17時半~22時
予算:【ランチ】1800円のセット、4500円のおまかせコース【ディナー】価格表示のないアラカルトメニューのみ(一人1万円くらい)、グラスワイン800円〜
アクセス:地下鉄東西線・二条城前駅3番出口を出て左へ。二条城に沿って進み、2つ目の交差点(最初の信号)を左折して進むと、信号のある御池通りに出る。右折して進むと祇園祭で有名な「神泉苑」が見え、更に1つ目の信号を過ぎ、「株式会社 中蔵」が見えると、そのすぐ先にある。二条城前駅から徒歩10分
最寄りのランドマーク:二条城、神泉苑、御池通り
お勧めポイント:洋食とイタリアンの両方を楽しめるハイブリッドイタリアン
二条城南側の御池通りの・・・
ココです!
明るいオープンキッチンのカウンター席の店内には、ゆったりとジャズが流れている
ドリンクメニュー。本日のグラスワインは、スパークリングワインが1種類と赤白各2種類ずつで、この他にプレミアムモルツの生ビールもあった
昼はコースメニューしかないようだが、逆に夜はアラカルトメニューしかなく、シェアして食べるスタイル。手書きのアラカルトメニューを見ると、とにかく魚貝類が豊富だ。とくに冷前菜は、目移りするほどの品揃えである
「香住のかにクリームコロッケ・トマトソースで」や「リストランテ野呂のメンチカツ・デミグラスバルサミコで」、「京丹波高原豚のトンテキ・りんごじょうゆソースで」などといったこれってイタリアン?と思うようなメニューも見受けられるが、これはシェフが「洋食 おがた」にいたことが影響しているものと思われる。アラカルトメニューには価格が表示されていないが、実際には京都の日本料理ほどの値段ではなかった。また、この店の一皿は通常の1.5人前ほどであるが、僕のような一人飯客でも、品数が食べられるよう量を調整してもらえるのがありがたい
京都のイタリアンらしく箸もある
まず、出てきた突き出しの「人参のマリネ」は、ほんのりと甘く、サッパリとしていた
本日の冷前菜の盛り合わせを、1名用のスモールポーションにしてくれた。中でも「天然真鯛」、「マナガツオの炙り」、「ハマチのタタキ」、「金目鯛の炙り」、「海老と完熟アボガドのタルタル」などが良かった。
こちらもスモールポーションにしてくれた「香住のかにクリームコロッケ・トマトソースと」
トマトソースで食べるよりも、ウスターソースで食べた方が美味しかった
「スナップえんどうのカルボナーラ仕立て」は、濃厚な黄身ソース自体は良かったが、スナップエンドウには火が通り過ぎていたのが残念
バゲット
人気の「リストランテ野呂のメンチカツ・デミグラスバルサミコで」も、スモールポーションにしてくれた
マスタードをたっぷりと塗り、ソースと絡めるように食べると美味しい。しかし、ナイフで切ると肉汁が溢れ出してしまうので、切らずにそのまま食らいついた方が、もっと美味しく食べられるかも。また、付け合わせのマッシュポテトをソースに絡めて食べても最高だった
パスタは素材を選び、客の好みの味をリクエストできる。この日の素材は、「活オマール海老」、「釜揚げシラス」、「天然真鯛の一夜干し」、「アサリ」、「海老」など。僕は「活オマール海老」をチョイスし、トマトソース味、スパゲッティを50gで注文
残念ながらトマトソースには深みがなく、オマール海老の旨味が十分出ているとは言えなかったが、それでも、十分合格点を出せるレベル
この日のデザートは、「番茶のパンナコッタ」と「ヘーゼルナッツセミブレッド」、「グレープフルーツのプリン」の3つであったが、珍しい「グレープフルーツのプリン」をチョイス
トロトロとした食感に加え、クレームブリュレのように濃厚な味だ。カラメルソースに微かにグレープフルーツの香りが感じられて美味しかった