閉店 中国料理 インズ yinzu
薄野にあるGallusグループが展開する創作中華料理店。この店のコンセプトは中華料理とお酒である。とくに、ワインの品揃えは中華料理店とは思えないほど秀逸で、さすがはGallusグループと感心するラインナップ。なので、この店をフルネームで言うと「中華料理とワイン yinzu」というらしい。しかも、お酒はワインだけにとどまらず、山形の「十四代」や福島の「寫楽」、静岡の「磯自慢」、山口の「獺祭」、福井の「黒龍」などのプレミアム日本酒や厳選された焼酎なども置いているので、酒好きにはたまらない店だ。
ビルの中の通路を抜け、鹿の角のようなドアの取っ手を開けると両側にワインセラーがある。さらに通路を右に進むと、左側にオーセンティックバーのようなカウンター席があり、右側にテーブル席がある。南国リゾートのようなウッディなテーブル席は、全てがパーティッションされた半個室となっていていい。
メニューを見てまず目に付いたのは、「道産ヒグマの拳白湯土鍋煮(指1~2本分)6000円」という乾物メニュー。北海道らしいと言おうか、熊の手は満漢全席でしか味わえない珍しい料理だ。コースは4000円と5500円、そしてフカヒレの入った8000円の3コースで、前日までの予約に限り、4500円の「四川麻辣鍋コース」と11000円の「すっぽんフルコース」がいただける。コースはコスパが良いものの、折角この店に来たなら、豊富なアラカルトメニューから注文してシェアして食べたい。まずは、生ビールと共に名物の「ミルクのフリット」をいただく。外カリ・中フワッのミルクフリットは、山椒塩あるいは蜂蜜で食べるのだが、どちらで食べても甲乙つけがたいくらい美味しい。更にこの店の素晴らしいところは、化学調味料に頼らないシンプルな味付けであることに加え、どの料理も香港や中国本土では決して見かけることのない、旬の素材を用いたオリジナル創作中華であることだ。(2016年5月追加)
http://gallus.jp/yinzu/maine/topics.cgi
中央区南7条西4丁目 札幌74Lビル1階
電話番号:011-807-5000
定休日:日曜(日曜と月曜が連休の場合は日曜が営業となって月曜休みに)
営業時間:17時半〜翌1時(金曜・土曜は翌2時まで)
予算:おまかせコース4000円、5500円、8000円、ミルクのフリット(8個)800円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅5番出口を出て、札幌駅前通を右へ向かう。「カラオケ館」、「すすきの市場」、「かに本家」を過ぎ、「豊川稲荷」の角を右折すると左側のビル。すすきの駅から徒歩6分
最寄りのランドマーク:豊川稲荷
お勧めポイント:深夜まで営業しているワインと創作中華の店
このビルの1階です自動ドアを抜けると・・・
L字型の通路が・・・
さらに、鹿の角のようなドアの取っ手を引くと・・・
左右にワインセラーが・・・(右側のワインセラーは陰になっていますので、通路を右折したら見えます)
右側のワインセラー
南国のリゾートのようなテーブル席は、全てパーティッションされています
オーセンティックバーのようなカウンター席もあるので、一人飯の方もOKです
「おつまみ、前菜のメニュー」
「点心、揚げ物のメニュー」
「乾物、麺類、ご飯、デザートのメニュー」
「炒め物、煮物のメニュー」
「コースメニュー」
「日本酒、梅酒、焼酎、白酒のメニュー」
「グラスワイン、ビール、カクテル、老酒のメニュー」
「突き出し」
「ミルクのフリット」は山椒塩か蜂蜜につけていただく
「自家製黒豆豆腐・烏骨鶏のピータンソース」は、通常のピータン豆腐とは明らかに異なるオリジナルテイスト
「春竹の子と青梗菜の炒め煮」
「春巻(海老と新ごぼう)」は普通でお勧めできない
「ホタルイカとうるいの塩炒め」
「本日の鮮魚の潮州風酸辣煮」
「毛ガニと春菊の金沙粉炒め」は、殻付きなので非常に食べづらい
「鶏セセリとウドの香り炒め」はシンプルで美味しい
「麻辣豆腐」は「麻婆豆腐」とは若干異なった豆豉メインの辛い料理。「麻婆豆腐」のイメージで食べると違和感があり、あまりお勧めではない
「カニ玉のせあんかけご飯」
「杏仁豆腐」