中華そば 第三灯籠
まずは、初めて見る最新型の券売機で食券を購入。メニューを見ると、昼は「鶏しお」、「鶏しょうゆ」という2種類の中華そばに加え、「花椒旨辛味噌」や「油そば」、さらには季節のそば(この時は夏季限定の「夏のちょっと辛い黒い冷やし」)がある。夜はこれに、「味玉札幌塩」や「味玉札幌醤油」、「汁なしカラニラ」などが加わる。また、サイドメニューには、この店の名物の「第三のまぜ飯」や太田ファームのファフィ卵を使用した「卵かけご飯」などがある。店には駐車場がないため、近くの有料駐車場の駐車券を提示すると、お好みのトッピングを一つ追加できるという特典もある。
僕の一押しはやはり中華そばで、とくに「鶏しお」がお勧め。これより300円高い「特製鶏しお」は、通常の具材に加えて味玉と2倍量のチャーシューが入っている。チャーシューは薄くスライスしたものと短冊切りにされた2つが入っており、短冊切りされた方は硬めで良くないが、低温調理された大きめの薄切りチャーシューは柔らかくて秀逸である。「鶏しお」のスープには鶏油が浮かび、和食のお椀のような出汁と日本酒の風味を感じさせる独特な和の深みがある。それもそのはず。店主は元和食の職人で、ラーメン好きが高じて店を開いたという。その店主が作る「鶏しお」は、魚介の旨味たっぷりの味わい深い北海道トップクラスの塩ラーメンである。この素晴らしいスープに対し、中華そばで使用される通常の麺は、全粒粉を使った低加水のストレート細麺で、コシがあるものの食感がイマイチスープにマッチしていない。麺は高加水ストレート麺にも変更でき、多少コシは落ちるが、こちらの方が滑らかでしっくりくる。「鶏しょうゆ」のスープは、ブラック醤油と言ってもいいくらい濃厚な色をしている。これは、“再仕込み醤油(醤油で醤油を仕込む製法で、熟成期間の長い濃厚な醤油となり、色、味、香りが濃厚で、旨みのある味わいとなる)”を使用していることによるものらしい。鶏油が浮かぶ真っ黒なスープは、鶏の旨みと醤油のコクが麺とよく絡み、こちらもお勧めである。一方、「花椒旨辛味噌」は、西山製麺に特注した中細縮れ麺を使用しているが、こちらの麺はコシがあるものの、モチモチ感に欠けて歯切れも良くない。また、味噌スープは花椒が香るものの、それほど辛くなくインパクトに欠ける。「油そば」は中太麺を使用し、やや硬めのアルデンテに茹でられている。具材のモヤシや刻みチャーシュー、刻みメンマの食感は良く、味付けも悪くないが、汁なし担々麺とは違って、やはりサッパリとした油そばには細麺の方が合うと思う。しかしながら、後半に酢とラー油を加えて食べると味に複雑さが増し、それなりに美味しく食べられた。
この店の名物である「第三のまぜ飯」は、叩いたマグロの赤身と刻んだ沢庵や海苔、ネギなどがのっているミニどんぶりである。寿司のトロタクをイメージして作られたのか?卵黄と花椒が香るラー油が加わった具材に、醤油をかけて混ぜて食べると、予想通りの間違い無い美味しさであった。(2023年8月追加)
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西区二十四軒1条5丁目5-1 サブウェイ24
電話番号:011-590-9133
定休日:無休(不定休あり)
営業時間:11時〜15時、17時〜21時、【土日】11時〜20時
予算:鶏しょうゆ800円、鶏しお800円
アクセス:地下鉄東西線・二十四軒駅4番出口を出るとすぐ
最寄りのランドマーク:まいばすけっと二十四軒1条5丁目店、プレイランドハッピー二十四軒店
お勧めポイント:塩中華そばが美味しい
二十四軒駅4番出口を出ると・・・
AEONの「まいばすけっと」が見え、その隣にある・・・
ココです
店内に入ると、手前にコの字型、奥に直線のカウンター席があり、さらに4人掛けと2人掛けのテーブル席が一つずつある
まずは、初めて見る最新型の券売機で食券を購入
メニューを見ると、昼は「鶏しお」、「鶏しょうゆ」という2種類の中華そばに加え・・・
「花椒旨辛味噌」や「油そば」、さらには季節の蕎麦(この時は夏季限定の「夏のちょっと辛い黒い冷やし」)がある。夜はこれに、「味玉札幌塩」や「味玉札幌醤油」、「汁なしカラニラ」などが加わる。また、サイドメニューには、この店の名物の「第三のまぜ飯」や太田ファームのファフィ卵を使用した「卵かけご飯」などがある
僕の一押しはやはり中華そばで、とくに「鶏しお」がお勧め。写真は「鶏しお」よりも300円高い「特製鶏しお」で、通常の具材に加えて味玉と2倍量のチャーシューが入っている。さらに、駐車場特典で岩のりがトッピングされている
スープには鶏油が浮かび、和食のお椀のような出汁と日本酒の風味を感じさせる独特な和の深みがある。それもそのはず。店主は元和食の職人で、ラーメン好きが高じて店を開いたという。その店主の作る「鶏しお」は、魚介の旨味がたっぷりの味わい深い北海道トップクラスの塩ラーメンである
この素晴らしいスープに対し、中華そばで使用される通常の麺は、全粒粉を使った低加水のストレート細麺で、コシがあるものの食感がイマイチスープにマッチしていない。麺は高加水ストレート麺にも変更できるので、好みに合わない方は変更していただきたい
味玉はトロトロで美味しい
「鶏しょうゆ」。駐車場特典でチャーシューが2倍になっている
ブラック醤油と言ってもいいくらい濃厚な色をしている。これは、“再仕込み醤油(醤油で醤油を仕込む製法で、熟成期間の長い濃厚な醤油となり、色、味、香りが濃厚で、旨みのある味わいとなる)”を使用していることによるものらしい。鶏油が浮かぶ真っ黒なスープは、鶏の旨みと醤油のコクが麺とよく絡み、こちらもお勧めである
チャーシューは薄くスライスしたものと短冊切りにされた2つが入っており、短冊切りされた方は硬めで良くないが・・・
低温調理された大きめの薄切りチャーシューは柔らかくて秀逸
「花椒旨辛味噌」
西山製麺に特注した中細縮れ麺を使用しているが、こちらの麺はコシがあるものの、モチモチ感に欠けて歯切れも良くない
味噌スープは花椒が香るものの、それほど辛くなくインパクトに欠ける
「油そば」
中太麺を使用し、やや硬めのアルデンテに茹でられている。具材のモヤシや刻みチャーシュー、刻みメンマの食感は良く、味付けも悪くないが、汁なし担々麺とは違って、やはりサッパリとした油そばは細麺の方が合うと思う。しかしながら、後半に酢とラー油を加えて食べると味に複雑さが増し、それなりに美味しく食べられた
この店の名物である「第三のまぜ飯」
具材に醤油をかけて混ぜて食べる
叩いたマグロの赤身と刻んだ沢庵や海苔、ネギなどがのっているミニどんぶり。寿司のトロタクをイメージして作られたのだろうか?さらに具材に卵黄と花椒が香るラー油が加わり、醤油をかけて混ぜて食べると、予想通りの間違い無い美味しさ