二条城 ふる田
ANAクラウンプラザ京都のすぐそばにあるミシュランガイド1つ星の日本料理店。店内はカウンター席が6席と4名用のテーブル席が1つだけの小さな店である。ドリンクメニューを見ると、シャンパンや赤白ワイン、焼酎など一通りあるが、種類が少なく、酒に関してはあまり期待しない方がよいかも。夜のコースは、13000円(全9品)と30000円(全10品)の2コースで、値段にあまりにも開きがあるため、初回なので13000円のコースで予約した。
まず出てきたのは「そうめんカボチャ」。コリコリとした食感と酸味のある出汁の組み合わせが実に夏らしい。お椀は「アコウダイと冬瓜、焼きナス」。冬瓜はすり流しのような状態で、出汁は濃すぎず薄過ぎず美味しい。続いて「ハモの温かい落とし・紫蘇の花と梅肉ソース」。茹でたての温かいハモの落としは初めてだが、コチラの方が食感がフワッと柔らかく、ハモの香りも感じることができて良い。そして、「トウモロコシと新生姜のかき揚げ」、「揚げ賀茂茄子のそぼろ味噌」、「鮎の塩焼き」へと続く。「鮎の塩焼き」の鮎があまりに小さく、焼モロコかと思ったが、むしろ、この大きさの方が一口で骨まで食べられ、内臓の苦みも少なくていい。「徳島の半田麺と北海道噴火湾のモズク」には、紫蘇の葉が入っており、爽やか鰹節の出汁も深い。さらに、「イサキとジュンサイ、白芋茎の小鍋」が出てきた。暑い日(この日の京都は36度)に、グツグツと沸騰した小鍋はどうかと思ったが、プルンとしたジュンサイと白芋茎の食感に加え、生姜が効いたトロミがある汁はなかなか良かった。締めの土鍋ご飯は、「万願寺唐辛子と新小芋の炊き込みご飯」まあまあの出来。米は店主の実家から取り寄せているという。そして、「季節のフルーツとメロンアイス」で終了となった。
既成の調理法にとらわれない、若い店主の料理に対するポリシーを感じさせる料理であった。料理はシンプルで、素材の味を最大限に引き出す玄人好みの料理ともいえる。御夫婦2人と見習い料理人の3人だけであったが、サービスも問題なく、むしろホスピタリティを感じるものだった。ちなみに、この店での支払いは現金のみで、クレジットカードは使えないのでご注意を。(2019年9月追加)
https://nijyoujyoufuruta.gorp.jp
中京区押小路通小川西入ル古城町371
電話番号:075-254-8377
定休日:不定休
営業時間:【昼】12時~14時半(完全予約制)、【夜】17時〜20時半
予算:【昼】13000円、【夜】13000円、30000円
アクセス:地下鉄東西線・二条城前駅1番出口を出て、右斜め前にある建物「ANAクラウンプラザ京都」を目指して進む。「ANAクラウンプラザ京都」横の押小路通りを進み、「ANAクラウンプラザ京都」を過ぎるとすぐ右側にある。二条城前駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:二条城、ANAクラウンプラザ京都
お勧めポイント:シンプルで素材の味を最大限に引き出す玄人好みの店
ANAクラウンプラザ京都のすぐそばにあります
ココです!
まず出てきたのは「そうめんカボチャ」。コリコリとした食感と酸味のある出汁の組み合わせが実に夏らしい
お椀は「アコウダイと冬瓜、焼きナス」。冬瓜はすり流しのような状態で、出汁は濃すぎず薄過ぎず美味しい
「ハモの温かい落とし・紫蘇の花と梅肉ソース」。茹でたての温かいハモの落としは初めてだが、コチラの方が食感がフワッと柔らかく、ハモの香りも感じることができて良い
「トウモロコシと新生姜のかき揚げ」
「揚げ賀茂茄子のそぼろ味噌」
「鮎の塩焼き」の鮎があまりに小さく、焼モロコかと思ったが、むしろ、この大きさの方が一口で骨まで食べられ、内臓の苦みも少なくていい
「徳島の半田麺と北海道噴火湾のモズク」
紫蘇の葉が入っており、爽やか鰹節の出汁も深い
「イサキとジュンサイ、白芋茎の小鍋」
暑い日(この日の京都は36度)に、グツグツと沸騰した小鍋はどうかと思ったが、プルンとしたジュンサイと白芋茎の食感に加え、生姜が効いたトロミがある汁はなかなか良かった
締めの土鍋ご飯は、「万願寺唐辛子と新小芋の炊き込みご飯」
米は店主の実家から取り寄せているというが、まあまあの出来
ちりめん山椒
赤だしとちりめん山椒とのそろい踏み
「季節のフルーツとメロンアイス」で終了