文次郎(ぶんじろう)

 中華料理「茶月斎」が入っているオフィスビルの2階にある。店主の安田さんは、大阪高麗橋の吉兆で修行したこともある料理人。駆け出しの頃は、当時既に引退していた伝説の料理人・湯木貞一のマッサージをしたこともあったという。その後、大阪「四季のおでん」札幌店の店長を経て、今年念願の「文次郎」をオープン。店名の文次郎とは、彼のおじいさんの名前からとったそうだ。基本的には「四季のおでん」の頃とさほど変わらない創作おでんだが、「四季のおでん」時代と比べると若干味付けが濃くなり、素材の輪郭がくっきりとして美味しくなった。素材によっては京都の九条ネギや黒七味を使用するなど、京風テイストの関西風の味付けである。おでんは、季節によって変わる素材と、通年して味わえるものがある。お勧めは、「鴨ねぎ」、「豆腐」、「雪菜」、「玉子」、「こんにゃく」などである。前述のように、店主の安田さんは和食の経験があるため、「鯖の棒寿司」や「刺身」など、おでん以外の日替わりメニューも美味しい。(2012年7月追加)

中央区南3条西8丁目 大洋ビル2階  
電話番号:011-281-6557
営業時間:18時〜23時(ダシがなく なり次第終了)
定休日:月曜
予算:200~800円(500円前後が多く、季節メニューの鱧だけ1500円)
アクセス:南北線地下鉄・すすきの駅2番出口を出て、モスバーガー角の信号を左折。「ノルベサ」前を通り、左に「資生館小学校」を見ながら進み、遠くに「コンフォートホテル」の看板が見える南西角の白いビル。南北線地下鉄・すすきの駅から徒歩10分。 
最寄りのランドマーク:資生館小学校、シアターキノ、コンフォートホテル
おすすめポイント:元日本料理人が作る関西風創作おでん