日本料理 とみた
開店12年目を迎えた上通町にある有名日本料理店。靴を脱いで階段を上がり、2階へ向かうと、4席だけのカウンター席がある。この他に個室が4つあり、3階の個室は25名まで対応できるという。お酒のメニューを見ると、日本酒は半分が熊本を中心にしたセレクトで、焼酎は、「魔王」、「森伊蔵」、「村尾」、「佐藤の黒」といった人気焼酎が揃っている。今回は13000円のコースで予約。
先ずは八寸のような「前菜」が出てきた。この日は「こどもの日」であったが、菖蒲が手に入らなかったようで、代わりのアイリスが鎮座している。「サザエの里芋焼き」を兜に見立て、「鰹をオカラと紫蘇で巻いた海苔巻き」は勝男にちなんだもの。さらに、「ウズラの卵の田楽」、「茄子の煮浸し」、「新茶豆腐」、「ほうれん草とエノキ茸のおひたし」、「鰺の粽寿司」が盛り付けられていた。年代物塗り椀に入ったお椀は、「新玉ねぎのしんじょうのお椀」。出汁の引き方が濃くて僕好み。備前焼に入れられたお造りは、「スズキのお造り」。生湯葉と紫蘇の花が添えられ、身に弾力がある。「天草の鱧の落とし」は、昭和初期の柿右衛門の器に入れられて出てきた。胡麻豆腐の上にのせられた「初鰹」は、新生姜やミョウガ、ネギなどと共に供される。「アオサ海苔の佃煮」は味が濃く、アテにピッタリ。「イサキとバフンウニ」は、醤油とワサビでシンプルにいただく。「黒アワビのヴィシソワーズ焼き」は、ジャガイモと甘い新生姜が相乗効果を発揮しておらず、黒アワビの磯の香りが残るようなシンプルな調理法の方が良かった。「ヨモギ団子と焼き豆腐の餡掛け」はまあまあで、「鯛の白子の磯辺揚げ」には、紫蘇の葉が巻かれていた。「甘夏のカリフラワー酢」や「新生姜の飯蒸し」は、悪くないが微妙な味だった。「温かい柏餅」の小豆の漉し餡は香らず、「薄茶」で終了となった。
全体の感想としては、前半は良かったが、後半は徐々に尻すぼみといったような印象である。ちなみに、夜はカードを使えるが、ランチタイムの支払いは現金のみとなるのでご注意を。(2019年8月追加)
https://nihonryori-tomita.com
熊本県熊本市中央区上通町8−16
電話番号:096-351-0103
定休日:日曜
営業時間:11時半〜14時、18時〜22時
予算:【昼】2700円、4500円、6500円、8500円、13000円、【夜】6500円、8500円、13000円、20000円
アクセス:熊本市電・通町筋電停で降り、「ダイコク」、「JINS」、「アパマンショップ」側に渡る。左(熊本城側)へ進み、最初の交差点(BEAMS)を右折してオークス通りを進む。「上通駐車場」、「熊本キャッスルホテル」を過ぎ、更に細い「藪の内通り」を進むと右側にある。通町筋電停から徒歩8分
最寄りのランドマーク:通町筋電停、オークス通り、上通駐車場、熊本キャッスルホテル、藪の内通り
上通商店街の裏通りである藪の内通りにあります
ココです!
入口の横を見ると・・・
本日も満員で大人気のようです
靴を脱いで階段を上がり、2階へ向かうと
4席だけのカウンター席がある。この他に個室が4つあり、3階の個室は25名まで対応できるという
先ずは八寸のような「前菜」が出てきた。この日は「こどもの日」であったが、菖蒲が手に入らなかったようで、代わりのアイリスが鎮座している
「サザエの里芋焼き」を兜に見立て、「鰹をオカラと紫蘇で巻いた海苔巻き」は勝男にちなんだもの。さらに、「ウズラの卵の田楽」、「茄子の煮浸し」、「新茶豆腐」、「ほうれん草とエノキ茸のおひたし」、「鰺の粽寿司」が盛り付けられていた
「鰺の粽寿司」
年代物塗り椀に入ったお椀は、「新玉ねぎのしんじょうのお椀」。出汁の引き方が濃くて僕好み
備前焼に入れられたお造りは、「スズキのお造り」。生湯葉と紫蘇の花が添えられ、身に弾力がある
「天草の鱧の落とし」は、昭和初期の柿右衛門の器に入れられて出てきた
胡麻豆腐の上にのせられた「初鰹」
新生姜やミョウガ、ネギなどと共に供される
「アオサ海苔の佃煮」は味が濃く、アテにピッタリ
「黒アワビのヴィシソワーズ焼き」
ジャガイモと甘い新生姜が相乗効果を発揮しておらず、黒アワビの磯の香りが残るようなシンプルな調理法の方が良かった
「ヨモギ団子と焼き豆腐の餡掛け」はまあまあ
「鯛の白子の磯辺揚げ」には、紫蘇の葉が巻かれていた
「甘夏のカリフラワー酢」は、悪くないが微妙な味
「新生姜の飯蒸し」
「温かい柏餅」
小豆の漉し餡は小豆の香りに乏しい
「薄茶」で終了となった。