木挽町 とも樹
「歌舞伎座タワー」の裏路地にひっそりと佇む小さな高級寿司店。扉を開けると、正面に木製の氷冷庫が鎮座し、それを囲むようにL字型のカウンター席と4名までの小上がりがある。開店した頃と決定的に異なる点は、圧倒的に外国人客が増えたことだ(この取材は2019年11月)。そのためか、店外の看板にも英語の表記が。また、使用している素材も年を追う毎に厳選された最高のものを使用するようになり、それに伴って料金も上昇した。
この店は大阪の寿司店のように、最近東京の高級寿司店でもよく見かけるようになった握りとつまみが交互に出てくるスタイル。先ずは「イクラの醤油漬けと酢飯」が出てきた。酢飯が見えないほどのイクラがかけられている。イクラの皮は柔らかく、最高レベルのイクラだ。続いて、「中トロ」と「スミイカ」の握り、「サンマ」の握りが出て、その後「コウバコガニ・外子と内子」、「炙りたてのカツオの刺身」、「青森産のヒラメの刺身」、「雄のシャコの刺身」、「蒸し鮑」、「真鱈の白子の炙り寿司」、「ツブ貝の刺身」、「熟成した本マグロの漬け」、「ホタテの握り」、「カワハギの握り」、「本鮪の赤身の握り」、「ハマグリの握り」、「コハダの握り」、「焼き帆立の海苔巻き」、「車海老の握り」、「魚の出汁の味噌汁」、「炙った一夜干しの柳カレイの握り」、「2種の鉄火巻き」、「穴子の握り」と続き、最後はデザートの「玉子焼き」と水菓子で終了となった。
今まで何度か来店しているが、年を追う毎に握りとつまみが美味しくなってきており、今なお進化し続けている店である。(2019年11月取材)
http://www.sushi-tomoki.jp
中央区銀座4丁目12-2
電話番号:03-5550-3401
定休日:日曜・祝日
営業時間:17時〜22時半
予算:お任せで37000円前後
アクセス:東京メトロ銀座線・銀座駅あるいは日比谷線・東銀座駅を出て、晴海通りを築地方向に向かう。歌舞伎座のある晴海通りと昭和通りの交差点(三原橋交差点)を左折し、「歌舞伎座タワー」裏の小路を右折すると右側にある。銀座駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:歌舞伎座タワー
お勧めポイント:一級品のネタを使った江戸前寿司
「歌舞伎座タワー」の裏路地にひっそりと佇むココです!
店外の看板には英語の表記が・・・
扉を開けると、正面に木製の氷冷庫が鎮座し・・・
それを囲むようにL字型のカウンター席がある
この店は大阪の寿司店のように、最近東京の高級寿司店でもよく見かけるようになった握りとつまみが交互に出てくるスタイル。先ずは「イクラの醤油漬けと酢飯」が出てきた。酢飯が見えないほどのイクラがかけられている。イクラの皮は柔らかく、最高レベルのイクラ
続いて、「中トロ」と「スミイカ」の握り。中トロは脂がのっていて、この店の本マグロのレベルの高さを感じる美味しさ。スミイカは甘みがあり、歯通り抜群の柔らかさ
江戸前寿司のネタとしては珍しい「サンマ」の握り。酸味と塩味がしっかりしていて、薬味のネギがいいアクセントになっている
「コウバコガニ・外子と内子」。通常は半分に切って出すが、僕の好物なので、今回はそのまま出してくれ。プチプチした外子の後に、ネットリとした内子の舌触りが堪らない蟹酢には紫蘇の花の香りがする
食べ終えた後の甲羅酒
「炙りたてのカツオの刺身」は撮り忘れたので、次の「青森産のヒラメの刺身」
「雄のシャコの刺身」
「蒸し鮑」。鮑は柔らかく、汁が異常に旨味があって美味しい
「真鱈の白子の炙り寿司」は、塩と海苔でいただく
「ツブ貝の刺身」
ツブ貝は身も美味しいが、「醤油煮の肝」も美味しい
「熟成した本マグロの漬け」は厚切りで、まるで肉のような風味が感じられる
「ホタテの握り」は、肉厚で甘い
「カワハギの握り」
「本鮪の赤身の握り」は、よほど良い本マグロなのか?最高の逸品
「ハマグリの握り」のツメは甘めで、僕好みでない
「コハダの握り」
これは?
「焼き帆立の海苔巻き」でした
「車海老の握り」は、茹でたてなので香りも甘みも素晴らしい
「魚の出汁の味噌汁」は、味はまあまあだが、ミョウガの食感がいい
「炙った一夜干しの柳カレイの握り」は、柚子コショウで。初めて味わう非常に珍しい握り!
「2種の鉄火巻き」
先ほど出た「車海老の頭」
「穴子の握り」
「玉子焼き」
水菓子は、ブドウとフルーツほおずき