森林食堂
地下鉄・JR二条駅近くにある幻のカレー店。元々は店舗を持たない出張専門のカレー店であり、店舗を持つようになった現在もケータリングの仕事のために営業していないことが多く、これが幻と言われる所以である。京都でドラマ撮影を行っている俳優にも大変人気があるため、ロケ先までケータリングをすることもあるという。
実は、この店の噂は以前から知っていたが、なかなか行く機会に恵まれずにいた。ある日、 「カルバドール(→ 京都グルメバイブル・バーの頁を参照)」 で酒を飲んでいたときに、店主の高山さんがよく行っている店だと勧めてくれたため、行ってみることに。観葉植物が置かれた店の入口を開けると、小さなカウンター席の奥に小上がりのテーブル席がある。カフェのような店内にも多くの観葉植物が飾られ、“森林食堂”というイメージにピッタリの個性的な店である。
この日は奥さんだけしかいなかったが、堀さん夫妻の作るカレーは、既製香料の味が一切しないホールスパイス感溢れる素晴らしいカレーだ。日によって作るカレーは異なり、この日食べることのできたのは、「長期熟成鶏のチキンカレー(チキンホウレン草カレーにもできる)」、「特撰キーマと京鴨肉キーマのMix(キーマホウレン草カレーにもできる)」、「丹後産猪カレー」、「ビジタブルなヒヨコ豆のダルカレー」の4つで、いずれも2つ選んで合いがけにすることができる。辛さはカレーの種類により決まっており、辛さを追加したり選ぶことができない。ルーはサラサラスープタイプの南インド風で、ライスは黒米をブレンドした三穀米である。カレーは細長い葉っぱ型の皿に入れて供され、カレーにはヒヨコマメの煎餅(パパド)がのっている。
「丹後産猪カレー」は肉に歯ごたえがあり、適度な酸味が特徴。「特撰キーマ」は後を引くスパイス感があり、ホウレン草カレーにした方が辛さがマイルドになる。ちなみに、ラッシーにはカルダモンが入っており、生乳のように濃厚で甘めだ。(2015年1月追加)
http://shinrin-syokudo.com
中京区西ノ京内畑町24-4
電話番号:075-202-6665
定休日:不定休(基本6の倍数日6、12、18、24、30が定休日であるが、ケータリングにより変わるため、上記サイトで要確認)
営業時間:11時半~22時(売り切れ次第終了となるので要確認)
予算:カレー2種類の合いがけ1000円
アクセス:地下鉄東西線・二条駅1番出口を出て左折し、「ライフ」の前を過ぎて角を左折する。
最寄りのランドマーク:JR二条駅、地下鉄東西線・二条駅、ライフ二条駅前店、西ノ京内畑郵便局
お勧めポイント:ホールスパイス感溢れる素晴らしいカレー
住宅街にひっそりとあるため、目立ちません
入口は観葉植物に覆われて、何の店だか分かりません
カウンター席
カウンター席の奥を上がると
このような小上がりのテーブル席があります
本日のメニュー
この店の名刺ですが、アートを感じます
横のテーブルには、友人の工芸作家が作る動物のピンバッジが販売されています
長期熟成鶏のチキンカレーと特撰キーマホウレン草カレー
長期熟成鶏のチキンカレー
特撰キーマホウレン草カレー
黒米をブレンドした三穀米
ヒヨコマメの煎餅(パパド)
長期熟成鶏のチキンカレーと特撰キーマと京鴨肉キーマのMix
特撰キーマと京鴨肉キーマのMix
丹後産猪カレーと特撰キーマホウレン草カレー
丹後産猪カレー
ラッシーは濃厚で甘め
静岡県の地ビール「アングリーボーイ・ブラウンエール」
北海道産でなく何故か兵庫県産の「ダイアモンド ガラナ」