洋食の店 じゅんぺい
僕が富良野赴任時代によく行った洋食店である。元は喫茶店からスタートしたらしく、確かに当時はJR美瑛駅近くの古い小さな店舗だった。その後は本格洋食店として広い店舗に移転し、2014年の4月からは3店舗目となる現在の地に再度移転した。新店舗の入り口には大きな暖簾がかかり、名物となっていた大量の漫画本もなくなって、喫茶店ぽかった前店舗とはかなり異なる本格的洋食店の趣に。店内に入ると、正面に厨房とそれを挟むように両側にカウンター席が、そして両側の奥にはテーブル席がある。ガイドブックにでも掲載されているのか?最近は中国人客が多いのだそうだ。
この店の一押しは何と言っても“揚げ物”である。毎日挽いて作っているという粗挽きの自家製パン粉がサクサクとしていて、他店では味わえない絶妙な食感。特に僕の一押しは、海老フライを使った「えび丼」。「えび丼」はご飯の上にエビフライをのせ、それに醤油ベースの甘辛ソースをかけたもの。例えて言うなら、海老天丼のフライバージョンといった感じ。このサクサクとした衣が天ぷらの衣よりもむしろ甘辛醤油タレに良く合うのだ。また、そのファストフードバージョンとも言える「ジュンドッグ」も面白い。実は「ジュンドッグ」は、具材をご飯で巻いたライスロールで、以前は北大病院の売店でも販売していた。具材は海老フライの他、カレーソーセージなどもある。ライスは海苔などで巻いていないため、崩れて食べづらいが、ファストフードと考えれば比較的美味しい。こちらは店内で頂くというよりも、むしろお土産としてお勧めしたい。ところで、旭川の東光11条に、「JUN DOGジュンドッグ」というこの店と同じイラストを使ったジュンドッグの販売店がある。この店の経営者はかつて美瑛で一緒にやっていた方らしいが、現在はこの店と全く関係のない店という。もう一つのお勧めは「メンチかつ」。後輩の新田先生も富良野赴任時代に良く通ったらしく、今でも時々この「メンチかつ」の話が話題に出るほど。僕の記憶違いでなければ、当時は「赤メンチ(和牛モモ肉と豚モモ肉を挽いたもの)」と「白メンチ(鶏挽肉)」の2種類があったはずだが、現在は当時「赤メンチ」と呼んでいたもの1種類(現在は「メンチかつ」という名称)しかない。現在も人気メニューで、昼で売り切れになることもあるらしい。大食漢の方には、この「メンチかつ」と「オムライス」がセットになった「オムライスとフライ料理のコンビ」や、「えび丼」と「チーズチキンロール」あるいは「大葉チキンロール」がセットになった「デラックスえび丼」などもある。(2014年7月更新)
町本町4丁目4-10
電話番号:0166-92-1028
定休日:月曜
営業時間:10時半〜19時半
予算:えび丼(竹3本)1100円、(松4本)1310円
アクセス:富良野市内から富良野国道273号進み、美瑛町内に入ったら左に「モダ セルフGS」、右に「ENEOS」と「セブンイレブン」、「ふじスーパー」がある信号が見えるので、右折する。線路を越えた「酒正 土井」の信号を右折。「矢野金物店」のある交差点を左折して進むと、「JAグリーンセンター」、「ホクレンショップびえい店」、「美瑛町立病院」が見えるのでその右側。JR美瑛駅から徒歩5分。
最寄りのランドマーク:ふじスーパー 、ホクレンショップびえい店、美瑛町立病院
お勧めポイント:えび丼とメンチカツが美味しい洋食店
デラックス海老丼(海老丼+チーズチキンロール)
チーズチキンロール
海老丼(松4本)
海老丼のアップ
味噌汁
サラダ
オムライスとフライ料理のコンビ(メンチカツ)
メンチカツ
メンチカツのアップ
メンチカツ断面
オムライス
オムライスのアップ
ジュンドックのパッケージ
ジュンドックを開封
一口食べた断面