焼肉 グルマンズいとう
店主の伊東さんは、「焼肉トトリ(→ 札幌グルメバイブル・焼肉の頁を参照)」の副料理長、「徳寿」の統括総料理長を経て、2011年に薄野外れに「焼肉 グルマンズいとう」をオープン。その後同店は、2021年に薄野交差点近くにある現在のビルに移転し、リニューアルオープンした。
ビルの1階にある店内に入ると、ウッディーで高級感のあるインテリア。左側に半円形のオープンキッチンのカウンター席と右側にテーブル席がある。さらに右奥には、8名〜10名用の有料完全個室もできた。前店舗にあった海鮮の水槽はなくなり、キャパ的にはかなりお大箱になった。
この店では、その時々の最高な牛肉を全国から厳選して取り寄せている。また、冷凍肉を一切使用しないため、当日に売り切れになっている部位もあるので、食べたい部位がある場合には、予約の際に確認しておく必要がある。
メニューを見ると、以前と比べてボトルワインや焼酎の種類が増え、マッコリは釜山の山城のものではなく、国産米を使って日本で作られた「不老長寿マッコリ」に変わった。また、肉の部位も含めてメニュー数自体もかなり多くなったような気がする。店のお勧めは、「上ミノの湯引き」のようだが、僕のお勧めは、「和牛タン」や「ハラミ(和牛ハラミではない)」、「ランプの芯」、「かいのみ」、「いちぼ」、「生がきとネギのチヂミ」、「はらまき」、「ひうち」、「ささにく」、「とん足辛焼き」、「牛肉の炙り」など。この店のタレは、甘み控えめでほんのりとした酸味があり、実に洗練されていて美味しい。また、4月前後の1〜2ヶ月間に登場する季節限定の「カンジャンケジャン(電話で要確認)」をメニューに見かけたなら、絶対に注文すべき。身を食べた後に残しておいた甲羅の部分を使って「ビビンバ」を作ってもらえる。これが最高に美味しい逸品。
前店舗の時に最大の課題だった換気の悪さも解消され、さらにスタッフ数も増えたため、料理もスムースに出てくるようになった。しかしながら、店舗移転後はさらなる超人気店となったため、早めの予約が必須となってしまった。(2025年4月更新)
中央区南3条西3-8 克美ビル1階
電話番号:011-596-9029
定休日:水曜と第2火曜
営業時間:【平日、土曜、祝日、祝日前】18時〜翌3時、【日曜】17時〜翌0時
予算:牛肉の炙り(韓式タレ)1800円、ハラミ1380円、カイノミ2500円、はらまき2200円
アクセス:地下鉄南北線・すすきの駅1番出口を出て、「マツモトキヨシ」、「カラオケBIG ECHO」の角を右折するとすぐ左のビル。すすきの駅から徒歩1分
最寄りのランドマーク:薄野交差点、カラオケBIG ECHO、都通り
お勧めポイント:深夜まで最高レベルの焼肉が食べられる店
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このビルの入口から入るのではなく・・・
横のここが入口です
店内に入ると、ウッディーかつ洗練された明るい店内。左側に半円形のオープンキッチンのカウンター席と右側にテーブル席がある。前店舗にあった海鮮の水槽はなくなり、キャパがかなり大きくなった。女性店員は、変わらず焼肉店としては珍しい割烹着の和服姿である
カウンター前で肉を切っている右側の方が店主の伊東さん
ボトルワインリスト1
ボトルワインリスト2
ボトルワインリスト3
ボトルワインリスト4
ボトルワインリスト5
季節のメニュー1
季節のメニュー2
肉メニュー(希少部位)
肉メニュー
スープと食事メニュー
キムチとサラダのメニュー
デザートメニュー
「キムチ盛り合わせ」
「ホタテのコッチョリ」は、ホタテと香味野菜の辛い和え物。キュウリと芹のシャキシャキ感と香り、そしてコチジャンの甘みがいい
「ランプ芯」は、サッパリとしていて肉の旨みが薄め。タレよりもサッパリとした醤油ムースと合う
焼肉のタレは、甘み控えめでほんのりとした酸味があり、洗練されていて美味しい。奥にある四角いのは醤油ムース
「和牛タン」は、塩味がドンピシャの美味しい塩タンでお勧め
「和牛ハラミ」がなかったので、今回は「ハラミ」にしたが、これが柔らかくてジューシーで超お勧め!
「かめのこ」は肉の繊維が強く、旨味に乏しい
「かいのみ」。見た目は霜降りだが、味は赤身。柔らかくて甘みもあり、超お勧め!
「ユッケジャンスープ」は花椒効いていて、まるで陳麻婆豆腐のような風味
「しめさばとエゴマの辛和え」。味はコチジャンベースで美味しいが、シメサバは市販品なのか?やや締めすぎで酸味強くて脱水気味
「帆立と蓮根の煎」。レンコンを玉子でコーティングしており、シャキシャキとした歯ごたえ。ピリ辛の醤油ダレとの相性も抜群
「牛肉の炙り(韓式タレ)」。絶妙な火の通し方で、肉自体が甘く香りも抜群。ニンニクとネギの韓式タレも良く、お勧め
季節のキムチ「蝦夷キムチ鮭」。べったら漬けの大根スライスの食感と甘さに、キムチや玉ねぎピクルスの酸味、イクラ、鮭の旨味が重なる。複雑すぎてこれが美味しいかどうかは微妙
「生がきとネギのチヂミ」
外側がカリッと中がふんわりとしていて、そこに牡蠣とネギの旨味が爆発!タレも美味しくお勧め
「リブステーキ」は、焼いて醤油ダレでいただく。脂身たっぷりで、想像通りの味
「ひうち」はモモの部分だが、サシが入っている。仔牛のように色が薄いが、脂身の甘みと赤身の深みのバランスが絶妙。食感も良く、塩味なのでワサビとそのままでいただく。お勧め
「ささにく」は赤身のようだが、見た目はまるでバラ肉。食べるとサガリよりも弾力があって赤身の旨みもある。意外にも脂っこくはなく、ジューシー。サガリ好きにはお勧め
「はらまき」は、見た目がサガリのようだが、味もサガリそのものであり、お勧め
「和牛はらみ」には、長芋スライスが付いてくる
脂が多いので肉の深みに欠ける。むしろ、「ささにく」や「はらまき」の方がサガリっぽい。味の濃さでは通常の「ハラミ」の方がお勧めだ
「とん足辛焼き」は、小さめに切ってあるので、とても食べやすい。見た目ほど辛くはなく、むしろ塩味が強いのでビールにはピッタリ
「焼しゃぶ」は、意外にも薄切りではなかった
ポン酢がサッパリとするので悪くないが、薄切りの方が好みかも
「棒鱈とたちのチゲ」は、辛味が心地よく棒鱈の旨味が美味しいが、お勧めというほどのレベルではない