石塀小路 豆ちゃ 京都
開店して13年目を迎えた石塀小路(いしべこうじ)にあるおばんざいの店。実はこの店、広島の会社が経営しているという。町家を改装した建物の玄関でまずは靴を脱ぎ、店内へと入る。入って左側にカウンター席が、2階に4名と6名までの個室がある。カウンター席は間接照明と和紙を駆使したモダンなインテリアで、バーと言われても全く違和感がないほど。コの字型のカウンター席の両側には坪庭が見え、京都らしい雰囲気がいい。
メニューを見ると、メインのおばんざいの他、お酒は日本酒、焼酎、ワインなど一通りある。日本酒は吟醸酒までしかなく、大吟醸は置いていない。値段は、この辺りの店にしては価格が抑えられているため、客の年齢層は20〜30代が中心のよう。特に良かったのは炊きたての「季節の羽釜ご飯」である。今回は「サンマと生姜の羽釜ご飯」、「ハモとキノコの羽釜ご飯」、「鯛の羽釜ご飯」の中から、「サンマと生姜の羽釜ご飯」をチョイス。大きめの土鍋ながら1合炊きにしてもらえる。ご飯は艶々で、味付けもしっかりしていて実に美味しく、締めにこれだけを食べに来てもよいと思うほど。最後には薄茶を点ててくれたり、1人客には量を半分にしてくれたり、とにかく居心地が良くホスピタリティを感じる店だ。料理は取り立てて美味しいというほどではないが、この雰囲気と値段を考えれば、十分お勧めできる店である。(2014年11月追加)
東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町463-16
電話番号:050-5868-2878 (予約専用番号)、075-532-2788 (お問い合わせ専用番号)
定休日:無休
営業時間:17時~23時(食べ物のLOは22時半)
予算:おばんざい箱840円、季節の羽釜ご飯1200円、コース4500円
アクセス:阪急河原町駅の出入口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面に進む。京都四條南座を過ぎ、朱色の壁の大きな建物(お茶屋一力亭)過ぎて進むと正面に八坂神社が見えるので、八坂神社側へ信号を渡る。更に右に進み、「ホテル サンライン」がある最初の角を左折する。八坂神社・南楼門前のT字路を右折して進み、親子丼で有名な「ひさご」、「浜作本店」を過ぎたマンション(グレーシティ京都・東山)左の石塀小路を上り、次のT字路を右折するとすぐ右側にある。阪急河原町駅より徒歩14分。
最寄りのランドマーク:八坂神社・南楼門、石塀小路
お勧めポイント:石部小路にある雰囲気の良いおばんざい店
この門の奥が「石塀小路」
突き出しの冷たい小芋の煮物
いろいろなおばんざいが楽しめる「おばんざい箱」
刺身の盛り合わせ(1人用にしてくれた)
揚げ出し豆腐はイマイチだった
「まぐろとアボガドのわさびマヨネーズ和え」は美味しい
「サンマと生姜の羽釜ご飯」が炊きあがった
サービスの薄茶(お抹茶)と羊羹