祇園楽味(ぎおんらくみ)
「祇園 さヽ木(ささき)(→ 京都グルメバイブル・日本料理店の頁を参照)」 がプロデュースする別ブランド店。町家をリノベーションした店内は、L字型のオープンキッチンのカウンター席のみ。店内は天井が吹き抜けとなっており、白を基調としたモダンな空間が心地よい。
2015年版当時の料理長は木田さんであったが、2016年に料理長が水野さんに交代した。後輩の新明先生に言わせると、料理自体にはさほど変化はないものの、日本酒のセレクトが大きく変わったという。木田さん時代にはかなりマニアックなものも揃っていたが、現在は誰もが知る大道の日本酒になったらしい。
この店の特徴を一言で表すなら、美味しいものを食べさせたいという意欲に溢れた「新しいコンセプトの高級割烹居酒屋」であるということ。料理はあくまでもコースが基本であるが、いろいろな素材を自分で選び、自分好みの料理法で調理してもらえるのだ。刺身もあれば炭火焼きやフライもやる、そしてドンブリも握り寿司もありなのである。しかも、お腹に余裕があればアラカルトメニューから料理を追加できたり、酒をもっと飲みたいので酒のアテをもっとほしいなどといった我が儘もOKなのである。料理も美味しいが、酒のアテも秀逸である。もちろん、このようなコンセプトなので、ワインや日本酒の品揃えもいろいろあり、特に日本酒に関しては常時30種類くらいある。まさに、酒が飲める客にとっては、この店は天国のような店であり、料理法がシンプルなだけに外国人客にも分かりやすいと思う。「祇園ささ木」ほどの完成度はないものの、ジャンルに捕らわれずに美味しいものを食べさせたいと姿勢は同じである。
ちなみに、人気店なので早めの予約が必須であるが、もしも予約が埋まっている場合でも基本2回転制なので、20時半過ぎにオンコールで入れることが多い。(2019年9月更新)
東山区祇園町南側570-206
電話番号:050-5789-9278(予約専用)、075-531-3733(お問い合わせ・予約変更)
定休日:日曜、第2月曜
営業時間:17時半~22時半
予算:おまかせで15000円くらい
アクセス:地下鉄烏丸線・四条駅、阪急京都線・烏丸駅19番出口あるいは阪急河原町駅の出入口1を出て、四条通を鴨川・八坂神社方面へ進む。「京都四條南座」、朱色の壁の大きな建物「一力亭」を過ぎ、「アパホテル京都祇園」手前角を右折する。突き当たり(三芳前)T字路を左折すると「祇園佐川急便」のあるT字路が見えるのでその向かい角。四条駅、烏丸駅より徒歩13分。
最寄りのランドマーク:京都四條南座、一力亭、アパホテル京都祇園
お勧めポイント:「祇園ささ木」がプロデュースする新しいコンセプトの居酒屋割烹
カマスとシメジ、イチジクの酢の物
銀杏の素揚げ
スッポンの椀もの
刺身。これらの素材からお好きなものを何種類でもどうぞ(とは言っても、通常は4種類くらい)
左手前から真鱈の白子、クジラの尾の身、自家製イカの塩辛、イクラの醤油漬け
手前左から本マグロのトロ、アラ、関アジ、サンマ、バフンウニ、鯨ベーコン、ブリ、白エビ
ハガツオ、鯖 、イカゲソ、コハダ、真ツブ、ボタン海老、カマス、シャコ、ホッキ貝、ホタテ貝、煮ダコ
注文した刺身。左から「白エビとバフンウニ、海苔」、「ハガツオのニラポン酢」、「関サバと自家製鯨ベーコン」
「白エビとバフンウニ、海苔」
海苔にのせ、スダチを搾って粗塩をひとつまみ。そして海苔で巻いて食する
「関サバと自家製鯨ベーコン」
「ハガツオのニラポン酢」
追加注文できるアラカルトメニュー
焼き物はこの中から素材をチョイス
エイジングビーフ(黒毛和牛)
手前からハタハタ、ノドグロ、笹ガレイ、きんき、金目鯛
珍味色々と貝類
丹波の枝豆・紫ずきん
エイジングビーフを3枚切ってもらい、炭にのせて直火焼きに
山葵と共にいただく
この日出てきた大吟醸。この他にもう一種類出た
琵琶湖産モロコの炭火焼き
キンキの炭火焼き
酒のアテに追加注文した「甘エビの酒盗和え」
青森県・田酒の大吟醸はワイングラスで
酒のアテにクチコの炭火焼きも追加
鯖寿司も一切れ追加
吸い物
さらに握り寿司も注文
コハダの握り
「祇園ささ木」のヅケトロの手巻き