竹ざき

 押小路通りにひっそりとある7席だけの小さな日本料理店。靴を脱いで店内に入ると、足元が掘りごたつになったL字型のカウンター席がある。ガラス越しに、綺麗にライトアップされた坪庭が見える。聞くところによると、店主は「京料理 木乃婦」出身らしい。
 まずは、おしるしをいただく。先付は「栗の白和え」。クリームチーズも入っているようで、コクがあって美味しい。お凌ぎは「穴子の飯蒸し」。これは穴子がフックラとしていて良かった。お造りは「カマス、バフンウニがのったモンゴウイカ、真鯛」で、皮目を炙ったカマスが特に美味しかった。この店の真骨頂はやはりお椀で、この日は「真丈と松茸」。出汁は吉兆系や「富小路 やま岸(→ 京都グルメバイブル・日本料理の頁を参照)」のように濃くて味わい深い。揚げ物は「甘鯛」で、皮がパリパリに揚げられていたが、これはイマイチ。口直しの「シャーベット」に続いて、「スッポンの茶碗蒸し」が出てきた。スッポンらしい深みのある旨味が絶品である。「雲子のムースと真鯛のポン酢」は、見た目とは違ってイマイチだった。炊き合わせに「黒アワビと海老芋」が出て、更に、締めの土鍋ご飯の「白米」と「香の物」が出てきた。また、ご飯のお供として、「イクラの醤油漬け」や「鯛茶漬け」が出てきた。続くデザートの「ピスタチオのアイスクリーム」は最高に美味しく、水菓子の「完熟柿」、「芋きんつば」、「薄茶」で終了となった。
 この店は、店主と女将さんの2人でやっているのだが、この日は二人の連携が悪かったせいか、料理のテンポが悪く、料理の段取りもイマイチだった。北海道であれば1.5つ星くらいの評価だが、京都で評価するならば1つ星が妥当であろう。(20199月追加)

中京区押小路通高倉東入竹屋町150  
電話番号:075-744-1661
定休日:不定休
営業時間:12時スタート、18時〜20時半
予算:コース16000円
アクセス:地下鉄烏丸線・烏丸御池駅を出て、御池通りを東(鴨川方向)へ向かう。東洞院通り、間之町通りを過ぎ、高倉通りを左折する。1つ目の交差点を右折して押小路通りに入るとすぐ左側にある。烏丸御池駅から徒歩5分
最寄りのランドマーク:高倉通り、押小路通り
お勧めポイント:お椀が絶品の日本料理店

押小路通りにひっそりとある 通路を抜け靴を脱いで店内に入ると・・・ 足元が掘りごたつになったL字型のカウンター席がある。ガラス越しに、綺麗にライトアップされた坪庭が見える まずは、おしるしをいただく 先付は「栗の白和え」 クリームチーズも入っているようで、コクがあって美味しい お凌ぎは「穴子の飯蒸し」。これは穴子がフックラとしていて良かった お造りは「カマス、バフンウニがのったモンゴウイカ、真鯛」
皮目を炙ったカマスが特に美味しかった この店の真骨頂はやはりお椀で、この日は「真丈と松茸」。出汁は吉兆系や「富小路 やま岸(→ 京都グルメバイブル・日本料理の頁を参照)」のように濃くて味わい深い 揚げ物は「甘鯛」で、皮がパリパリに揚げられていたが、これはイマイチ 直しの「シャーベット」 「スッポンの茶碗蒸し」が出てきた。スッポンらしい深みのある旨味が絶品である 雲子のムースと真鯛のポン酢」 美しい見た目とは違ってイマイチだった 炊き合わせに「黒アワビと海老芋」 締めの土鍋ご飯の「白米」と「香の物」が出てきた ご飯のお供として、「イクラの醤油漬け」と・・・ 白米に掛けていただく 「鯛茶漬け」が出てきた続くデザートの「ピスタチオのアイスクリーム」は最高に美味しい 水菓子の「完熟柿」 「芋きんつば」「薄茶」で終了となった