茶寮 宝泉
板塀で囲まれた風情のある外観。外の暖簾をくぐると正面に玄関が、右側には庭園が。更に、入り口の格子戸を開けて中に入ると、右側には喫茶の座敷が、左側には土産品のショップがある。入り口には、“就学前(小学生未満)の子供連れや席で静かに出来ないお子様は喫茶の利用が出来ない”とうレギュレーションの掲示が。靴を脱いで上がると、広めの畳敷きとなっており、そこから庭園を眺めることが出来る。席に座ると、まずほうじ茶と小菓子(干菓子と黒豆甘納豆)が運ばれる。店員が注文を取りに来る様子を見ていると、ほとんどの客が「本日の生菓子と抹茶」のセットか、「わらび餅」を注文している。人気の「わらび餅」は、希少な国産本わらび粉を丹念に練り上げて作られ、オーダーを受けてから作るので、15分くらい時間がかかるのだそうだ。しかし、僕が認定する日本ナンバーワンわらび餅店 「ぎおん徳屋(→ 京都グルメバイブル・スイーツの頁を参照)」 と比べると、ヒンヤリと締まった感じに欠け、きな粉も付かないので、どうしても物足りなく感じてしまう。「本日の生菓子とお茶のセット」は、飲み物によって値段はそれぞれ異なり、抹茶以外に冷抹茶や煎茶、玉露などを選択できる。「丹波大納言小豆ぜんざい」は、最高級の丹波の大納言小豆をフンワリ柔らかに炊きあげ、自家製の焼き餅を添えたもので、こちらも悪くない。どの品も味が最高とは言えないが、とても京都っぽく、観光客や外人客に喜ばれそうなスイー ツ店である。(2013年1月追加)
左京区下鴨西高木町25
電話番号:075-712-1270
定休日:水曜(祝日の場合には翌平日)
営業時間:10時~17時
予算:生菓子と抹茶840円、わらび餅950円
アクセス:地下鉄烏丸線・北大路駅3番出口を出て左へ。滋賀銀行を過ぎて信号を渡る。賀茂川を渡り、しばらく北大路通を直進して「あさひ北大路店」、「クリーニングぴいぷる」、「音羽酢」、「LUCKY」、「京都銀行下鴨支店」、「ビジョンメガネ」を過ぎ、「かごの屋」が見えたらすぐ小路を右折。2つ目の角を曲がるとすぐ右側。地下鉄烏丸線・北大路駅から徒歩18分。
最寄りのランドマーク:滋賀銀行北大路支店、北大路通、京都銀行下鴨支店、かごの屋
お勧めポイント:観光客や外人に喜ばれそうな京都らしいスイーツ店
入り口にある菓子を販売するショップ
座敷はこんな感じ
席に座ると、まずほうじ茶と小菓子(干菓子と黒豆甘納豆)が
本日の上生菓子のサンプル
上生菓子「高雄」と薄茶
わらび餅
丹波大納言小豆ぜんざい